自主制作映画ならぬ【自主制作CM】に広がる可能性とは? - フリーBGM&自主映画ブログ|"もみじば"のMOMIZizm

自主制作映画

自主制作映画ならぬ【自主制作CM】に広がる可能性とは?

2015年6月13日

ブログ記事CM

自主制作映画とは、いうなれば素人がスポンサーもなしにゲリラ撮影をして、
それを素人が編集して作る映画。

もちろん素人じゃなかったり、クラウドファンディングなどでお金を集めたり、
ロケ地もしっかり借りたりして、なおかつ映像制作の経験がある人がやる場合もあるだろう。

だが、大半の自主制作映画、インディーズムービーは最初に述べたようなものではないだろうか?

となれば、自主制作CMがどういうものかは予想が付くだろう。



そう、自主制作CMとは、

素人がスポンサーもなしにゲリラ撮影をして、
それを素人が編集して作るCM

である。

自主制作映画以上に日常で関わることのないワードだとは思うが、
グーグルで検索してみると、意外にヒットする。

一つも見てはいないが、とりあえずヒットする。

そう、一つも見てはいない。

プロの作ったCMだって、可能であれば飛ばしたいくらいだというのに、
何を好んで馬の骨が制作したCMなぞ見なくてはならぬのか?

そのように思う人も多いにちがいない。

しかし、自主制作CMにも映像としての強みはある。

自主制作CMの強み

1. 尺が短い
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CMといえば、普通は15秒~せいぜい1分くらいなものだろう。

2.インパクトがありそう
インパクト

CMといわれれば、一瞬でひきこむ何かがあるのでは…と期待することもあるだろう。

まあ、こんなものだろう。

なんといっても「CM」というからには短いだろうことが予想されるから、
クオリティが低い可能性が高い自主制作ものであっても、とりあえず全部見てくれる可能性はある。

ほかにも、わざわざCMを自主制作するくらいだから、
なにかインパクトやアイディアがあるのでは?
という期待感も起こりそうだ。

自主制作映画なんてものは、見てみると案外面白いものも多いけど、
「映画」というだけあって結構時間をとられるし、
面白くなるまでに時間がかかるケースも多々ある。

その点、CMはぎゅっと詰まってるから見るのが楽だ。

ちなみに、検索して一番上にヒットした自主制作CMは再生数3300回だった。

自主制作CM 3300回

私が見たから3301回になっているかも知れない。
(Youtubeの再生数カウントはずれることもあるからわからないが)
少ないのか多いのかはちょっとよくわからないが、私の自主映画よりはだいぶ多い。

一番上にヒットしたCMのできがよいのか、面白いのかはわからない。
だが、たとえつまらなかったとしても大して時間を損した気にはならないだろう。
そして、短い動画であれば、SNSでも拡散しやすい

1時間の自主制作映画はたとえおもしろくて誰か一人がシェアしたとしても、
それを他の人がまた全部見る可能性は低いし、そうそう拡散は見込めない。

しかし、15秒~1分くらいのCMであれば、自主制作とはいえ、面白ければ多少は可能性があるだろう。

そんな自主制作CMだが、一つ抱える大きな矛盾がある。

それは根源的なものだが、考え方によっては非常にどうでもよいものでもある。

自主制作CMが抱える矛盾、それは…

スポンサー不在

スポンサー不在

これに尽きる。

更に言うと、

商品不在

073858.jpg

これにも尽きる。

番組の途中でスポンサーの商品を宣伝するのがCMだというのに、
どっちもないのである。

一体なんのCMをするねん?
という話である。

お金をもらってCMを流すのが普通だが、
番組もスポンサーも商品もない素人がCMを流すといっても、
宣伝するものもなければ、宣伝したところでお金ももらえない。

だが、ちょっと考えるとこれには様々な解決策があることもわかる。

自主制作CMの抱える矛盾の解消法

①とりあえず抽象的なメッセージを送るCMを作る

②勝手にどっかの商品や店・イベントなどのCMを作る

③地元をCMする

④既存CMのパロディをする

⑤なんだかよくわからないけど価値のないもの
 (その辺の石ころや、臭い靴下など)を敢えてCM

ぱぱっと「自主制作CM」で検索してヒットした動画にも該当のものはありそうだった。

この中で一番まじめなのは1番だが、これが1番つまらなそうな感じはする。
3番もまじめだが、これは地方でうまくやれば話題になる可能性はありそうだ。
地方自治体かなんかがなんかしらに協力してくれてもおかしくはない。

うまくいけば1番人気が出そうなのは4番のパロディだ。
これはけっこうありそう。

2番はよくわからない。

個人的には5番が面白いと思う。
これに4番を絡めるのもありだ。

更に言うと、自分が作った自主映画など、
自作のものを宣伝するCMというのもあり得る。
これは自作自演だが、最もまっとうで本来的なCMかも知れない。

なぜ突然このようなことを書き出しているかというと、
私はいままでCMには興味がなく、もっぱら自主制作映画に意欲を燃やしていたが、
ここにきて「CM作ってもおもしろいんじゃね?」と思い始めているからである。

ストーリーがないものには興味がなかったのだが、
CMの映像は短いだけあって工夫が凝らされているものも多く、
演出的にも人の心をひきつけるようになっている。

真似事でもとりあえずなんかCM作ってみたら、学ぶことがあるのでは…
と思い始めたのである。

更に言うと、だんだんいろんな人を集めるのが大変になってきてたり、
長い時間の撮影をするほど時間がとれなかったりしていて、
短いCMならなんとか無理やり撮れるのではないかと思っていることも関係している。
関係しているのである。
CMがすげえむずいものだというのはわかるけど、でも尺の短さは魅力的なのです。

ゲリラ撮影も10秒レベルならどうにかなるし、そう人の邪魔にもならないし、
ちょっと面白いかもと思いはじめている。

そんな中で、素人が作るCMってなんだろうと考えたわけだ。
自分がやるとしたら、多分5番をつくると思う。
もしくは自作品の宣伝系もありだけど、ちょっと気恥ずかしい…。

今は適当なアイディアしかないので、撮るCMがどんなできになるかはわからないが、
とりあえず来週にでも早速ためしに撮るかもしれない。
(周りの予定が合えば)

何の価値もないものや、よくわからないものを
「すごく便利でかっこよく、クールでコンビニエンス」
に思わせるようなものは面白くなりそうだし、
そういうていの世界を撮るだけでもギャグ的に面白そうだ。

そして、尺が30秒とかであれば、
自主制作映画よりも人に気軽に勧められる。

クソつまんなくても怒りは少なめですむし、
面白ければ拡散も自主映画よりは見込めそう、というわけである。

…ということで、自主制作CMは
「なにを宣伝するのか?」
という大きな問題はあるものの、そこをクリア、もしくは逆手に取れば、
「短くて気軽に見れる」
ので、うまくいけば
「多くの人に見てもらえる」
可能性がある。

のである!!

そんで、更に映像の勉強にもなると。

自主制作CMはおそらく自主制作映画よりも更にニッチだと思うが、
興味の出た人はなにか試しに作ってみると面白いかも知れない。

でもそうなると競合が増えるので、できれば誰も作らないでいてくれると嬉しい。

あ、このブログのCMもありなのか…
でもなんかメリーゴーランド映してなんかやったところですべりそう

では、健闘を祈る!!