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自主制作映画

自主制作映画を作る方法・そして完成させるための6つのコツ【超基礎編】

2016/10/12

自主映画っぽい画像

この記事をわざわざ見ているということは、少なからず「映画を作ろう!」
と思っているということだろう。

そして、「どうやって作るの?」
とも少なからず思っていることだろう。

どちらも全く思ってないのに間違えて開いてしまった方は、そろそろブログを閉じている頃だろう。

 

それでは間違えてここを開いてしまった方々がいなくなったところで…

自主制作映画を作るにはどうしたらよいのか?

そして、挫折しがちな自主制作映画を、

 

完成させるにはどうしたらよいのか?

 

について、すご~く基礎的なところをお知らせしていこうと思う。映画のテクニックではなく、一度も撮ったことないし、技術的なことを全く知らないような人向けの記事である。

 

そんな人でも映画は撮れる! そして段々上達する! ということを伝えられればと思う。

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前置き

まず、ここで語ることは、素人である私が四苦八苦しながら自主制作映画(インディーズムービー・インディーフィルム)を撮ってきた経験の中で考えたことである。

筆者はこれまでに、1時間半のアクション映画『抜本-BAPPON-』と、16分の短編映画『第三の決着』、そしてお遊び的なものをほか2本ほど撮った。この記事はその経験から書かれるものなので、すでに10本くらい撮ったような先人は、読まずに脚本でも書いたほうが有意義かも知れない…。

更に言うと、自主映画の協力者がたくさんいる人にとってはあまり役に立たない部分も多いかも知れない。

 

 

しかし、1時間半の映画を撮りきった経験から、ただ作るのではなく、

 

とにかく「完成させる」

…ためにはどうしたらよいか、に関してはリアルな話ができることと思う。

また、「まずは協力者探しから!」 というような人にもきっと参考になることだろう。

…それでは!

前置きが長大になってしまったので、ここからは早速本題に入ります!!

 

1 協力してくれそうな人数をなんとなーく把握する

協力してくれそうな人

なんて初歩的な!!!

そう思ってブログを閉じてしまった人もたくさんいることだろう。

だが、これ。
個人的にはかなり重要だと思う。

何故かというと、どんなにすばらしい脚本を書いたところで、
それを演じてくれる人、撮影してくれる人、編集してくれる人、
などなど、様々な人がいなければ、映画は絶対に完成しないからである。

人集めは大変

たとえば『十二人の怒れる爺さん』なんて脚本を書いたところで、自分の周りに自主制作映画に協力してくれる爺さんが12人いないことには、一生完成することはない。
完成する前に自分自身が爺さんになるのは目に見えている。
しかもその頃には老眼かもしれない。

更に言うと、上記の場合、12人の爺さんを集めたところで、カメラマンがいないと撮影できないし、編集できる人もいないと撮影しても決して完成しない。こだわるなら音声や照明も必要だろう。

そういった人たちが集められない限りは、どんなにいい脚本も「宝の持ち腐れ」で終わりなのである。映画サークルに入ってるなら人集めも簡単かもしれないが、そうでない場合はけっこう人集めは深刻問題だ。

 

だから、

 

役者をやってくれそうな人間は3~4人で、編集は自分がやって、カメラマンはあいつに任せて…

というのをある程度は把握しておくのは意外と重要なのである。

 

2 実現可能な脚本を書く

脚本

単なる脚本ではない。
実現可能な脚本だ。

更に厳しくするなら、素人でも実現可能な脚本である。

1で述べた通り、集められる人数の中で完成させられる脚本を書く、
というのもそうだし、ほかにも素人がやると厳しいものというのは結構ある。
(敢えての挑戦はありでしょう!)

素人には難しそうシリーズ

実現が難しい

  • 激しいアクション!
  • 大泣きしたり、叫び狂ったりする演技!
  • 竹中直人や温水洋一がやってそうなくらい濃いキャラ!
  • CGだらけになりそうな設定!

上記が独断と偏見で考えた初心者は避けたほうが無難と思われる要素である。理由はだいたいわかると思うので割愛する。(技術的な問題と、見てて恥ずかしいかの問題が主)

これらは腕に自信がない限りはやらないのがよいが、逆に言うと、うまくやれるなら他の自主映画とかなり差を付けられると言える。

 

運動神経がよくて、なおかつ倒れまくるのもOKな役者が捕まえられれば激しいアクションシーンは入れられるし、演技のうまい人がいるなら大いに泣き、大いに狂うシーンを書けばいい。個性派俳優的な演技も、キャラに合った内容にすれば意外といけたりもする。

(実際、私も悪役が大得意な友達がいたので、『抜本-BAPPON-』では大いに狂ってもらっているし、キャラの濃い知り合いには個性派演技をやってもらった。)

CGだって技術面がクリアできるなら、トランスフォーマーみたいな映画を作れば有名になれることだろう。

 

 

…ただ、これらとは別にもう一つ気をつけるべき重要な要素が一つある。

それは、

 

ロケ地

 

である。

城とか地下秘密基地とかを出すのは勝手だが、そういう場所を見つけるのは大変だし、なおかつ撮影OKなところとなるとそうそうない。

お金を払えば解決することもあるが、10万かかったりもするので注意が必要だ。

ただ、だからといって

  • ずっと自分の部屋の中
  • ずっと公園

などは飽きてしまうので、
素人でも一箇所くらいは「お!」と思うロケ地での撮影はあった方がいいと思う。

なので難しいロケ地は「避けるべき」の項目には入れなかった。

とにかく、これらを踏まえたうえで実現可能そうな脚本を書くことが、自主制作映画を完成させる上では、非常に重要となってくる。

ついでに言うと、長さに関しても、最初はなるべく短い尺の方が完成しやすいと思う。

 

3 機材・ソフトを揃える

機材

これも当たり前のことだ。

ビデオがなければ撮影はできないし、三脚もなくてはならない。
集められる人数によってはマイクやらレフ板やらも必要だろう。
ほかには、無料ソフトでも有料ソフトでもかまわないが、動画編集ソフトも必須だ。

自分の場合は、最初はソフトにこだわるのはやめようと思っていたので無料ソフトを使用した。
ちなみに、自主映画制作におすすめな無料ソフトはこちらの記事にまとめている。
自主映画の制作に必ず役立つ無料ソフト5選 【無料・フリー】 +おまけ

 

更に言うとこれは真似しないほうが良いが、1時間半のアクション映画『抜本-BAPPON-』撮影時は、ビデオすらも借り物でやっていた…。
撮影期間は間はかなり空いているものの2年に及んだが、まさかのずっと借り物でやりとげた。(当初の予定では数ヶ月で終わる予定だった…)

これは友人との信頼関係や協力体勢によるが、まあ真似しないほうがいい!(下手したらトラブルになるよね)

 

とにかく、まずは機材を急に高価なものにしても、機能が多くて使いこなせなかったり、機材探しで時間食って飽きるなども十分ありえるので、最初はこだわらなくてもよいと思う。そして、人が少ないのなら音声はビデオで同録・レフ板はなしで明るいところで撮影でよいだろう。

照明にこだわって照明役が集まらずに完成しないくらいなら、明るいところで撮ったり、編集ソフトである程度ごまかしたりしてでも完成させるほうがよっぽど良い。
完成するのと未完成で終わるのには天と地ほどの差があるものだ。

 

とはいうものの、下記に参考までに自主映画に必要な機材類の例を記載しておく。

自主映画に必要な機材など

  • ビデオ
  • 予備バッテリー
  • 三脚
  • マイク(ピンマイク、ガンマイク等)
  • カチンコ(音声を別撮りしないならいらないかも)
  • ウィンドジャマー(風の音を低減させる道具。風防とも呼ぶ)
  • レフ板
  • 動画編集ソフト

求めれば他にも色々あるが、これ以上のレベルに突入すると機材が多くなり、重いし目立つしで撮影がしづらくなってしまう。なので、まずはこんなところでよいと思う。
どこかを貸しきって撮影するわけでもないのなら、これ以上の装備は仇となるケースが多いと思われる。

個人的には、最初は機材よりも、脚本・演技・編集・情熱とかで面白いものを目指す方がよいと思う。

 

4 見てくれる人を探す

見てくれる人

映画を作ったぞ!
さ~て、ものおきにしまうかな!!♪

…というわけにはいかないだろう。
映画というからには人に見てもらわなくては意味がない。

しかし、それは必ずしも完成してからの話ではない!

映画制作中でも、助監督やら、家族やら、ちょくちょく制作中の動画を見てくれて、そしてなおかつ感想をくれる人を見つけよう。
素人のつたない経験からでも、間違いなくこれだけは言える。

 

見てくれる人が一人でもいるかいないかで、モチベーションには天と地ほどの差が出る。

 

あったりまえのことだが、映画制作にはすごい時間がかかる。

がんばって脚本を考えては練り直し、ロケ地を探し、人を集め、幸運な天気に恵まれ、長い撮影を終え、やっと編集をしたかと思えば動画に書き出すのにも手間取り…

これは別に映画全体の完成までいかなくたって、たった数分のワンシーンでも、これらのことをするのは非常に大変で骨が折れるのだ。
そういった波乱万丈を乗り越えてやっとできたワンシーンを誰も見てくれなかったらどうか?

答えは簡単だ。

 

やる気は減る。

 

やる気が失せて完全になくなりはしないだろうが、けっこう減る。
「なにやってんねんおいどんは」という気持ちになる。

動画を数分作るたびに、もしくは作成途中段階の動画を随時見てくれ、感想や意見をくれる人が一人でもいると、それだけでやる気はすごく出る。セカイノオワリばりに壮大な感じに表現すると、孤独ではなくなるということだ。今宵は自主映画ナイトというわけじゃ。がはは。

更に、やる気うんぬん以前に、人に動画を見てもらうことで客観的視点で作品を見れるので、「独りよがり」になることを避けられる。自主映画は「独りよがり」が売りみたいな感じすらするが、できれば他人が見ても面白いものがよいではないだろうか。

 

やる気・客観的視点

 

これらのためにも、動画を見てくれる人は必ず探しておくべきだ。
そうでないと完成前に挫折しかねないだろう。

そして、「完成した暁には見てくれそうな人」もイメージできているとなお良い。
そうすると完成へのモチベーションが保てるだろう。

私の場合は、助監督と弟が制作中の動画を頻繁に見るポジションであった。
自主映画においては意外とここは重要である。

 

5 臨機応変

臨機応変

臨機応変

熟慮断行

天真爛漫

色即是空

 

…そう! 大切なのは四字熟語。

 

ではなく、臨機応変さである!
熟慮断行も必要だね。

 

巻き起こるハプニング

空間移動
↑諸事情により空間移動能力を持つことになった登場人物のカット

自主映画を撮っていると、ありとあらゆるハプニング・障害が巻き起こる。

突如欠席する役者、恵まれない天候、忍び寄る警備員、誇り高き選挙カー(の騒音)、撮り忘れるワンカット、損壊する小道具、間違える衣装、伸びる毛髪、切られすぎた毛髪…

無限ともいえるハプニングと障害が巻き起こる。

自主映画を完成させるには、それぞれが起きる度に打開策をその場で考える必要があるだろう。
ときにはこだわり過ぎることも敵となる。
私自身も致命的なことは何度か経験しているが、そのたびにそれを逆利用するくらいの気持ちでやってきた。

前回の続きを撮影しようと思ったらそこが工事中になっていて急遽展開を変えたこともあるし、電池切れになって展開を変えたこともある。あまりにも邪魔が入るロケ地だから、超能力で場所を変えられるようにしたこともある。

 

どれも一見するとストーリーを簡単に変えるクソ監督の所業に思えるが、
「何度も何度も書き直して完成させた素晴らしい完璧な脚本」を用意して撮影するプロならともかく、
素人がばーっと考えた程度の脚本であれば、むしろハプニングによって強制的に脚本を練り直すことになるので、当初よりもよい展開になるケースが多いと思う。
少なくとも私は今思い起こすとハプニングはすべてプラスに働いたと思っている。(実際のところ、上記の例は全て見た人には好評だ)

 

ほかにも、髪の毛の長さが少し違うからといって撮影しないわけにもいかないし、役者の髪をその場で切るわけにもいかない。
なるべく撮影日から逆算して髪は切っていたが、映画以外の生活がある以上は妥協点が必要となる。
撮影中に小道具の銃の先端が折れるというハプニングなども経験したが、セロテ

ープで貼ってごまかしたりもした。完成した映画を見ると、知らなければわからないレベルである。

こだわるのは素晴らしいが、こだわり過ぎて完成しないようではどうしようもない。プライドが高いだけの置物だ。何作品も重ねていった後なら別だが、ひとつも完成させたことがないのであれば、現実との折り合いは嫌でも重要となる。

あとは臨機応変さに根性が足されれば結構どうにかなる。ロケ地探しは特にそう。

それに加えて、技術でどうにかなることも結構ある。

なので、現場でいろいろ問題が起きてもめげずに、「どうにかする」くらいの気持ちを持つことが大切である。

 

6 行動力!

インパクト

5の臨機応変辺りからなんか怪しい塾みたいなノリになってきたが、自主映画はとにかく「行動」しなくては始まらない! そして完成しない!

自主映画を撮るにはかなりのエネルギーが必要なので、考え込んで永久に動かないタイプの人は完成させるのは難しいと思う。考えまくる完ぺき主義者の人は、短編から撮るのがおすすめである。練られた短編は素人でもプロをひっくり返せるチャンスが眠っていると思う。

 

…まあ、今更なことをかなり語ってきてしまったが、最後にはとにかく「行動力」が必要なのは間違いない。

これを読んだらさっそく脚本を考え始めよう!!

 

まとめ

いかがだっただろうか?

本当に基礎過ぎてむかついてブログを閉じた方、近くにあるものを手当たりしだい投げてパソコンがぶっ壊れてブログが閉じられてしまった方などがいるとは思うが、これを踏まえれば1時間半の映画でもきっと完成させられることと思う。

途中、「こだわらずに適当にやれ」とすら捉えられるようなことも書いたが、決してそういうわけではない。

完成させなければ映画はないも同じ。途中までの苦労も水の泡になってしまう。
だが、どんな形であれワンシーンワンシーンをしっかり撮り切り、ある素材の中で最善を尽くして編集し切っていけば、ちゃんとした映画が完成するものである。

「雨だからもう無理だ」

「ワンカット忘れたからもうだめだ」

「小道具壊れたから違う日に続き撮るしかない」

と諦めるのではなく、それらの障害を全て乗り切っていけば、撮った動画素材にも愛着が沸くし、なんとしても完成させたくなり、編集作業にも非常に力が入る。足りないカットがあっても動画編集の段階でどうにか工夫してもとよりいい感じにしたりも十分あり得る。

プロであれば何かを撮り忘れたり、髪の長さがちがったりしていればアウトかも知れないし、入念な準備をしていればそんなことは起きないかもしれない。しかし、友達が役者をやっていて、ロケ地は公園で…なんてことであれば、完璧にものごとが進むことのほうが少ないというものだ。

 

そんなときも諦めずに作品に向き合って、

 

「なんとしても完成させる」

 

という想いを持っていれば、きっといい映画が作れるはずだ。

 

完成させるのと完成させないのでは本当に天と地ほどの差がある。完成作品を増やしていけば確実にそれは力となっていくことだろう。徐々に上達していき、いつしか何も知らない、何もわからない素人ではなくなっていることだろう。

それでは長くなってしまったが、これを読んだ人がひとりでも自主映画を完成させてくれれば非常に嬉しい。
そして万が一初心者以外の方がこれを読んでいたら、「上から目線でうるせえマヌケ」と思うと思うが、その場合は致し方ないのでブログを閉じていただければと思う。

…というわけで、この記事を書き終わったら、私もまたなにか撮ろうと思います。

 

ではまたどこかのロケ地でお会いしましょう!

 

ー完ー


 

当ブログで制作した自主映画はこちらで公開中

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 ●紅葉葉 秀秀逸
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 趣味:筆記体を投げ倒す、座右の銘:「ラー油の上」、年齢:鳥


        

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