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独学で脚本・シナリオの書き方を学べるサイトまとめ【映画・演劇】

2017年3月18日

パンチとキックどちらが強いか?

そんな脚本を書くことが日課の私。もちろんそれは嘘なのですが、自主映画を撮るのが趣味なのは本当。

 

で、映画なんぞを作るには当然、脚本シナリオを書かなくてはなりません。というか、それが映画の心臓ですよね。脚本がどうしようもないけど見た目だけCGでド派手!なんてのもまあありますけど、人の心には残りませんわな。

 

しかし! 脚本だとかシナリオだとか言うけども、いったいどうやって書けばいいの?

…というわけで、ここでは脚本シナリオ書き方を学べるサイトをまとめて紹介します。ト書きの形式などの基本ルールから、脚本を書く実践的なコツまで、いろいろ学べるように紹介していますので、ぜひ色々読んで、いい脚本を書いてください。

読むだけで満足しちゃあだめですよ。

 


脚本・シナリオの書き方を学べるサイトまとめ

映画なのか、演劇なのかでも書くストーリーは変わってきますが、基本ルールとかの共通した部分も多いですね。

では、とにもかくにも紹介します。はい。

 

脚本の書き方・ルールをさっと最低限学ぶなら→「シナリオの書き方。基本の基本」

シナリオの書き方。基本の基本|スタジオランチボックス

脚本の書き方専門のサイトではありませんが、基本的な形式について簡潔にまとまっています。

「ト書きは3マス空ける」だとか、「人物の初登場時はフルネームと年齢を書く」などの基本的なルールを学べます。

ほかのサイトでも学べるのですが、脚本について色々多岐に渡ってまとまっているので、いっそシンプルに基本ルールだけ知りたいなら上記リンク先をどうぞ。

 

脚本の色々を知りたいなら、まずはここ→「脚本の書き方」

脚本の書き方

古畑任三郎を思わせる画像が並んでます。

サイト名の通り、脚本についてのあらゆることが載っているサイトです。脚本の書き方、コツがあるかと思えば、脚本家になった後の話まで書いてあります。

脚本について幅広く知りたいならまずはここで。

 

実践的かつリアルなコツが知れる→「かかねば」

かかねば

ジブリ映画のキャッチコピーみたいなサイトですが、基本的なことのほかに、等身大で役立つようなことが色々と書かれています。

掛け合いセリフがシナリオの質を下げる!?」なんて、ある程度脚本を書ける人でないとわからないことですからね。そして、こういうのを小難しくないテンションで教えてくれるサイトというのは貴重です。

ほかにも、

【脚本家になるには絶対にやってはいけない_009】

脚本家になるには、書いて書いて書きまくるしかない。

少し書いては、充電期間と言って、映画を見たりマンガを読んだりするのは良くない。
もちろん、他の作品を吸収することは大切だけど、主目的を忘れてはいけない。

脚本家になるために、他の作品を見るのだ。
他の作品を見る合間に、脚本を書いていては、いつまでたっても脚本家にはなれない。

引用:脚本家になるには絶対やってはいけない10のタブー

これの「他の作品を見る合間に、脚本を書いていては、いつまでたっても脚本家にはなれない。」とか、いいこと言ってますよね。まあ、こんなポップな記事を読んでる暇あったら脚本書けというのが本質かも知れませんけど。

ちなみに、最低限のルールを簡潔に知りたいという人は、下記記事がお勧め。

知らないとマズイ! 脚本を正しく書くための7つのルール

 

「脚本家(シナリオライター)になるには」

脚本家(シナリオライター)になるには

脚本の書き方から、脚本化へのなり方、アニメ・ゲーム・映画・ドラマにおける脚本家の業界ごとのちがいなど、かなり現実的な内容がつまっているサイトです。

書き方に特化しているのはこのページ。体系的にまとまっていて、読みやすいです。

ボリューミーで頼もしいサイトですが、「脚本家の日常/在宅がメイン?」なんて記事もあります。現実的ですね。

 

初心に返るなら→「素敵な舞台脚本のつくりかた」

素敵な舞台脚本のつくりかた

プロから見れば「それじゃだめだろ!」みたいな意見も出そうな内容かも知れませんが、「脚本を書きたい」という夢だけ持った少年少女が参考にして書き始めるには、強いバックアップとなるようなことが書いてあります。

変な脚本・シナリオの形式ルールなんぞどうでもいい! おれはストーリーが書きたいんだ!! という方で、まだ書いたことがない方などはどうぞ。脚本を考え、完成させるための工夫やコツも紹介されていますので。

 

見た目は質素だけど中身は充実→「脚本の書き方入門」

E. セリフとト書き・脚本の見直し|「脚本の書き方入門」

見た目は上の写真の通りしょぼいですが、中身はしっかりしています。

こういう硬派な雰囲気のほうが読みやすい、という方はこちらをどうぞ。

 

もう一つ紹介→「脚本論|大岡俊彦の作品置き場」

脚本論|大岡俊彦の作品置き場

最後にもう一つ。プロの映画監督・CM監督のブログを紹介。他のサイトとはちょっと趣が違います。

脚本とはなんぞや、という脚本論も多いですが、脚本の書き方も詳しく解説されています。私も以前はよく読んでました。

監督の書く脚本論なのでかなりこだわりと主観の強いものではありますが、点の面白さ(パッと見や一発アイディア系)ばかりがフィーチャーされる最近の時流を否定し、線の面白さ(ストーリー)の時代を復興したい…というような野心あふれる方には特に役立つ情報が満載です。

「脚本こそが命」と信念を持ってやるのであれば、圧倒的に読んだ方がいいブログですね。脚本批評をしてくれるときもあります。まあ、まず間違いなくボロくそに言われますが、貴重な経験にはなるでしょう。ですが、すべて鵜呑みにする器の人はそれはそれで問題かな、とも個人的には思います。

ただ、「〇〇分に〇〇が起きなくてはならない」「〇〇という動機があるべきだ」などの理論的な話も多いので、それをなぞるので精一杯になってしまうと、つまらない無難で単なる解答例のような脚本になってしまうことでしょう。特に、三幕構成に関する話が多い印象でした。

本当はこの記事のような、しょぼいまとめ記事に載せるタイプのポップなサイトではないので迷ったのですが、紹介してしまいました。私はこのブログは初心者以外に勧めます

 

 

ひとこと

映画でも劇でも脚本は作品の命です。これがなくては始まりません。まあ、最近のネット動画とかはストーリーなしのインパクト・アイディア勝負だけのほうが受けがよくて拡散されたりもしますが…まあ、そうは言っても長く愛されるにはストーリーが大事です。

ストーリーというのは、まあ要は脚本のことですが、自由に書けばいいというものでもないですし、書き方のコツとかもやはりあるもの。その辺を上にまとめたサイトで知って、いい脚本を書いてもらえればと思います。

では、私は自主映画の編集に戻ります…さらば!


 

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