その他・雑記

緊急ネギ論議:ネギの何がうまいのか?【シャキシャキ】

2016年3月22日

leek-249634_1280

ネギってありますよね。あの、緑の奴。この記事のトップにある画像ですね。

 

ネギがどうしたかというと。最近、ネギが嫌いっていう意見を聞く場面が何回か続いておりましてね。ネギを結構好きな私としては少し悲しい!

あんなに美味しいものをなぜ嫌ってしまうのか!? 私は悲嘆に暮れました。

 

…しかし、そこでふと思ったんですよね。ネギってなにが美味しいんだ? ネギのなにがうまいんだ?

…と。


ネギって味するの?

ネギが好きだと思っていた私ですが、ふと、「ネギって本当に美味しいのだろうか」と冷静に考えると、少しわからなくなりました。

確かに。

ネギをうまいと思って今まで食べてはいたものの、客観的に先入観抜きで公平に考えると、果たしてどううまいのだろうか?

ちょっとわからなくなったわけです。

 

そもそもネギの味ってなんだ…

こう考えたときに「そういえばネギって味するっけ」と、身も蓋もない疑問まで出てくる始末。

 

ネギは甘くもしょっぱくもすっぱくもありません。

…が! ありました! 味。

 

ネギは苦くて辛い

れっきとした味がありましたね。

ネギは苦いし辛いです。ネギをそのままバリバリ食うと、苦みと辛みが舌を刺激します。

これ、味ですよね。

 

わかりませんが、すごく質のいいネギとかだともしかしたら「甘さ」がある…なんてこともあるのかも知れません。ですが、普段私がネギに求めているものは思い返すと「甘さ」ではありません。恐らく「苦み」「辛み」です。

 

これで一つ解決! だが、しかし。

そうなると、苦くて辛いものは美味しいのか? という疑問が出てきてしまいます。いやあ、なかなか深い問題だこれは。

 

辛さも苦さも少し

超苦くて、超辛いものが好きだとしたら、それはほぼ間違いなく刺激が好きなだけだと分析できそうです。が、私はそういうわけでもありません。あまりにも苦いもの、あまりにも辛いものは経験として頑張って食べることはしても、特に好んではいません。

そう思うと、ネギはそこまでではないですよね。

少し苦くて、少し辛い。

 

この「少し」が重要なのかも知れません。ほどよい刺激

 

しかし、それだけだとやっぱり刺激が好きなだけになってしまいます! 私は味覚の刺激のみを求めてネギを食べていたのだろうか? 本当にそうだろうか。

そう悩んでいると、もう一つネギの良さを思いつきます。

 

ネギの良さ、それはシャキシャキした食感

やっぱこれだよね。

私はネギにこれを求めていた気がします。

 

シャキシャキしたあの食感が爽快なんですよね。冷たいネギだとそれがより際立ちます。納豆のネギなんかそう。ネバネバした中にシャキシャキがくると鋭くて素晴らしいです。

そばのネギなんかは、冷たいそば×シャキシャキの冷たいネギで爽快感があります。

 

しかし、味は少し苦くて辛い! ので、爽快な感じかと思いきや味は少しダークというかスモークというか…まあ、少し苦くて辛いので、ちょっと深い味わい的な気分にもなれるのです。

 

しかしシャキシャキって…

でも、シャキシャキってよく考えたら、これもちょっとした、食感でいうところの刺激ですよね。

結局のところ、ネギには無意識にやっぱりちょっとした刺激を求めていて、それに対して「うまい」と言っているのかなという感じです。ネギだけそのまま食ってうまいのかと言うと、うまい気もするんですが、味噌とか塩だれとか、結構味の濃いものを付けて酒の肴にするイメージが浮かんじゃいます。

それってやっぱり酒を飲むための刺激的な意味合いが強い気がします。

 

では、刺激以外によさはないのか?

 

ある気がします。

 

緑色

-shared-img-thumb-PAK86_miagerebamidori1226_TP_V

これも良さかなと。

味覚、触覚ときて、次は視覚。

 

そばとか納豆って見た目は茶色系一色でなんだか地味ですが、ネギが入るとそこに緑やら黄緑やら、ときたま白なんかも混ざって、ちょっと華やかになりますよね。

視覚のアクセント。

 

ん? それって…

 

 

…つまり、視覚の刺激!!

 

やはりネギというのはちょっとした刺激がアイデンティティなのかも知れません。そう思うと、ちょっと苦くて辛くてシャキシャキした緑色のものを好まない人がいるのも少しは理解できてきました。

ネギなしでもうまいだろ! そのままでうまい飯に、避けられないようにパラパラと細切れの微妙な刺激をふりまくんじゃねえ!

という、怒りの声が聞こえてきそうです。悲しいことです。

 

少し違うネギ

敵の心情が理解できたところで、少し違う話。

ネギといっても、シャキシャキしてないやつもありますよね。焼肉屋のネギなんかちゃんと焼いてたれに付けるとたいしてシャキシャキしていません。食感の刺激はあまりないということです。そして、色の刺激面でいうとピーマンとかの方が役割を担っている気がします。

でもやっぱり…味はちょっと苦くて辛い系ですよね。肉で飽和した口をリセットするようなアクセントとしての役割なんでしょうね。

やっぱりネギは刺激がキーワードのようです。

 

でもそれって…

実は調味料全般に言えることですよね。砂糖は甘さを刺激と言えるか微妙ですが、唐辛子だとか胡椒だとかはそうです。

要はネギはスパイス系調味料的な食べ物…という結論になりそうです。薬味というだけありますね。

 

なんだか突き詰めていったら今更な話になってしまった気がして少し残念ですが、ストンと落ちた気がします。

突き詰め過ぎてちょっとつまらない話になった気もしますが、でもこれで私は今後、ネギ嫌いな人と合っても暖かく迎え入れられそうです。考えてみれば私もネギにはやっぱり刺激を求めてました。

 

ひとこと

ネギはおいしい薬味なのさ。

そう思いました。

 

ねぎ 肩たたき面白グッズ通販

ああ、ネギ食べたい。

 

-完-