動画編集 自主制作映画

プラグイン「Skydome」を使ってAE上で天球的な背景を実現しよう

2017年3月15日

360度動画やらVRやらって最近ありますけどもね、そういうのを作りたい! という時に役立つ、アフターエフェクトのプラグインをここでは紹介します。どちらも有料ですが、有用です。

現実の世界のように、360度どこを向いても背景がある…というやつです。現実だと当たり前すぎて、むしろどこか一方だけ背景がないなんて世界があればその方がおとぎ話ですね。

 

とにもかくにも紹介していきます。

「Skydome(スカイドーム)」と、「Trapcode Horizon」という二つのプラグインが有名ですが、
主に前者の紹介をします。後者の方がだいぶ高いので…。という、ケチながお送りします。

 


AfterEffects有料プラグイン「Skydome(スカイドーム)」

プラグインは下記サイトからダウンロードが可能です。価格は変動すると思いますが、2017/3現在は19.9ドルでした。

プラグイン「Skydome」

ただ、ここで一つ注意! このプラグインは日本語版のAEだと動かないそうです。英語版のAEであれば開きます。

ただ、それもある程度解決方法がありまして、下記サイトを見て手順を踏めば問題なく使えると思います。

参考日本語版で動かないスクリプトを動くようにする(Skydome, Quick effects palette)

 

…”ある程度”といったのは、プラグインのアップデート、AEのアップデート等でこの対処法がうまく機能しなくなる可能性があるからです。逆に、いずれ日本語版AEでも問題なく使えるようになる可能性もありますしね。

 

いったいどんな効果が?

で、導入方法を簡単に説明したところで、このプラグインでいったい何が出来るのか? どういった効果が得られるのか? というのが気になると思うので、サンプル動画を紹介します。

公式サンプル動画

こんな感じで、疑似3D空間を作ることができます。更に、これにパーティクルやカメラを連動させればもっと色々できるはずです。

こちらは「Trapcode Horizon」の方を使っている動画ですが、パーティクルやらカメラやらを連動させると…

Smoketrail Flightcam from Peder Norrby on Vimeo.

 

こんなかっこいい動画も作れてしまいます。ミサイル視点みたいな感じですね。「Skydome」でも同じようなことができるんではないでしょうか。

 

無料動画編集ソフト”AviUtl”でも似た演出が…?

ちなみに、無料動画加工ソフトAviUtlでも似たことができるスクリプトがあったりします。無料でできるなんて凄い時代ですよね。

スカイドームスクリプトという名前なので、きっとAEを意識したものでしょうね。こちらも私は使ったことがあります。面白い効果が得られます。

 

まとめ

というわけで、天球的な3D空間を実現できるプラグインの紹介でした。

無限円の背景とか、そんな説明がされていましたが、なかなかこれを分かりやすい言葉で説明するのは難しいな、と思わされながらこの記事は終わります。

 

ーおしまいー


 

アフターエフェクトがあればなんでもできる。

その他、アフターエフェクト系の記事。

趣味で自主映画撮ってたりしてます。

使いこなすには、しっかり勉強するのが結局は近道かも。