鶏SOBA、蛤SOBA、まぜSOBA、つけ麺のラインナップがある。私が当時食べたのは鶏SOBA。
ミシュランビブグルマンも獲得している。
店舗外観
雨&夜ということもあり、質の悪い写真だが、とりあえずオーガニックで上質な空気感のラーメン屋。女性に人気がありそうな雰囲気。
店の雰囲気
外観の通り、店内もサービスもいい感じの雰囲気。
席に着いたら、このように水やお手拭きが用意されていた。
雰囲気的に写真が撮りづらく、手元の写真だけになってしまった。
鶏SOBA
鶏SOBA 880円(税込)
鶏出汁のラーメン。"SOBA"というように日本語をアルファベット表記するのは、ブランディング志向の店によくある気がするが、実際、そういうところはうまいことが多い印象。
三ノ輪橋の人気ラーメン屋トイボックスでラーメンを食べた時もだが、このラーメンのときも同じことを思った。要は、ラーメンが来た瞬間に「うまそう。しかも凝ってそう。ワンランク上の味がしそう」と思わされるということだ。
ワンランク上ってなんじゃ、ということではあるのだが、店の雰囲気と、ラーメンの盛り付けと諸々が相まってなんだかそう思わされるのだ。ブランディング大成功である。
ちなみに、どちらも後から知ったのだが、ミシュランビブグルマン(コスパがよくておいしい店)を獲得しているラーメン屋。やはりこのラーメンが来た瞬間のオーラというのは通ずるものがあるのかも知れない。
極上スープ
で、そういった思いのまままずはスープを飲む。
…うまい。
深いうまみ、若干の甘味を感じるスープ。濃い醤油のうまみが口の中を浸透する感触。
しょっぱさもあるにはあるが、それ以上に極上のスープという感じがして、どんどん飲んでしまう。
醤油と鶏出汁が見事に融合している。
麺
やはり麺も凝っている(恐らく麺は麺屋棣鄂というところのものを使用している模様)。
SOBAと言っているだけあり、そばを感じる麦麺の風味。
もっちりというか、そば感のある感触なので、ちょっと不思議だが、美味しかった。
スープとも合ってると思う。ラーメンのうまさとそばの風味のいいとこ取りを試みてるのかなとも思える。
その他
結ばれたナルト、レアの鶏チャーシュー、刻み葱など含め、全体的に盛り付けが美しい。
長芋も入っており、それも特徴的。意外と合う。ラーメン×長芋もありかも知れない。
チャーシューはトイボックスもなのだが、2種の鶏チャーシューが浮かんでいた。どちらかというとピンク色の方が好きだった。白い方はちょっとパサパサ感が強めで、自分の好みではなかった。
ただ、いろんな具と合わせて食べつつスープも飲みつつだとそれくらいでもマッチしている気はした。
オリーブ・胡椒
卓上にオリーブオイルでつくった「エシャレットオイル」が置いてある。
これをスープに入れてみると、あまり主張はしないものの、少し風味が変わり、これまた美味しかった。ただ、ハッキリとはわからないものの、恐らくオリーブオイルはもともとラーメンに入っているとも思われる。
ちなみに卓上には同様に胡椒もあった。
こちらもかけると胡椒の風味が漂い、ワイルドなペッパーとはちがう胡椒のよさを感じさせられる
ジャンキーなラーメンを食べたいときはおすすめしないが、そうでないときは一度は食べたいラーメン。