ミシュランビブグルマンのラーメン屋。
店舗外観
美味しい店ほど看板の主張が控えめなことが多いが、ここもそんなに主張していないので期待がかかる。
店の雰囲気
カウンター。
トイレに行くと…
このようなポスターが貼ってある。
色々と一位になっているらしい。さすがミシュランビブグルマン!
味玉醤油ラーメン
味玉醤油ラーメン 850円(税込)
まず、見た目が素晴らしい。
スープの透明感! 高級感あふれる琥珀色。コンソメスープのようだ。(コンソメというのはフランス語で”完成された”という意味なのだ。)
更に、束ねられた秩序溢れる麺。それでいて絶妙にアシンメトリーな具の配置。
高級な空気感のあるラーメンにありがちな、ちょっとピンクで生感を演出したチャーシューだが、これも見た目の良さに寄与している。
つるっと丸い味玉もこのバランスを崩さずにトッピングとして追加されていてうまそうだ。
そして味はというと…飲んだ瞬間、格の違いを感じてしまった。
深みのある、コクのあるような旨み! 浸透した出汁! 甘味! ラーメンのスープなので、独立した「スープ」単品のメニューを飲んでいるような完成度が。
鳥の脂がラーメンに求めるガッツリ感も出している。変なたとえをすると、味の素のような旨み成分を飲んでいる感じがある深み。
麺
麺ももちろんうまい! スープにもマッチしている。
硬いとか柔らかいとかあまり気にならないくらい、すっと入っていく。
2種のチャーシュー
見た目通り、そんなに分厚くもないし、さほど柔らかくもない。しかし、ほどよい硬さ、いや、程よい柔らかさというべきか。食感がこの麺を食べていてちょうど欲しくなる硬さなのだ。腹を満たす噛みごたえはありつつ、まあまあ柔らかい。
とろみはなくても、美味しい。
そして、このチャーシュー。2枚あって両方違う肉。夢中で食べていたので、どちらが何の肉かは失念してしまった。どちらかの肉が若干くすんだスモーキーな味わいだったが、それもアクセントになって良かった。
メンマ
硬くてコリコリではなくて、噛み切ろうとすると繊維がしっかりしていて、結構柔らかく歯の圧力を吸い込む…そんな包容力のあるメンマ。
味玉
味玉もとろみのある黄身がうまい。
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