こんにちは。
冬といえば温泉。温泉といえば草津!箱根!伊豆!…なんて思ってしまいますが、ここも結構いいところです!
そうです、伊香保温泉です。群馬県の伊香保にある温泉です。草津やらと比べると知名度は落ちますが、結構有名なところです。な割には人が少なめなので、若干穴場です。
てなわけで、冬にちょいと一泊二日の伊香保旅行に行ってきたので、温泉も温泉以外も全部含めて、おすすめスポット&体験レビューをしたいと思います。
注目点としては、伊香保グリーン牧場が意外にかなり楽しめました。
伊香保の観光では絶対に外せない「石段街」
さて、早速ですが、伊香保といえば温泉と同じくらい有名なのが石段!
365段もある石段が最も有名なスポットです(2010年の改築によって365段になったとのこと)。スポットというか、街そのもの的な感じです。実際、石段街と呼ばれる場所があります。なんとこの石段街は400年の歴史があるそうです。
上の写真が石段の写真です。
この石段を登っていくと石段街と呼ばれるところがあり、石段の左右に色々な懐かしいお店が立ち並んでいて、かなり情緒深い感じになっています。
ちなみに石段のふもとには休憩所がありまして…
中に入るとこんな奴がいます。石段くんです。つまりは、ゆるキャラです。体がドラクエの階段みたくなっていて面白いです。面白さが存在しています。
そんでその休憩所の壁にはこんなポスターがありました。
石段街が人で埋め尽くされています! なんだこれと思っていると、逆側の壁にはこんなポスターが。
石段街が人で埋め尽くされています! しかもなんだか古びた写真。 なんだこれと思っていると、逆側の壁にはこんなポスターが。
…と、これはさっき見ましたね。
どうやら、昔の石段街の写真を再現したもののようです。昔は今とは比べ物にならないくらい盛隆していたのかもなあ、と思わされます。なにせ、国内初の温泉都市化計画がこの伊香保の石段街だったそうですからね。
石段街を登ると点在している観光ポイント
石段街をてくてく登っていくと、365段あるとはいえ、そこかしこに気になるものが点在しているので、飽きてしまうことはありません。途中には黄金の湯と言われる温泉の足湯もあるので、そこで休憩も可能です。
足元を見ると随所に干支が隠れています。
石段には干支が刻まれています。
江戸時代、石段の両側に温泉の権利を持った「大屋」と呼ばれる旅館が14軒ありました。そのうち12軒が屋号として干支を与えられ、その屋敷が建っていた場所に屋号の干支のプレートがはめ込まれています。
現在でも12件のうち4件が旅館として営業しています。
引用:キナリノ
途中にはこんな謎のかわいいあひるスポットも。
こんな気になる小路もあります。
与謝野晶子の言葉が刻まれている石段もあります。愛されていた街なのでしょうね。
よく伝わらない写真になってしまいましたが、実は石段の下には温泉が流れているようで、ところどころにそれが覗ける窓が設置されています。
地面に窓があって、そこを覗くと激しく流れる温泉が見られます。
石段を大方登り終えた地点で振り返るとこんな景色が。達成感も情緒もあっていい感じです。
そして、途中で売っている温泉饅頭もうまいです。5分くらい並びましたが、店の名前は失念しました!あちゃー!!!
歴史と情緒あふれる横手館
石段を途中で横にそれると、横手館という宿があります。まさに横手にある館です。
こんな感じです。
昼に撮るとちょっと怖い感じもありますが、夜に見ると非常に綺麗です。
夜は写真を撮ってないので、画像検索のキャプチャーでご堪能ください。いい感じですよね。
大正ロマンの雰囲気を色濃く残す「伊香保の名湯の宿」
と言われているようです。
石段街を超えて…
石段街を登り終えたからと言って終わりではありません。その先にも色々と観光すべきところがあります。伊香保神社からの河鹿橋が鉄板コースです。
伊香保神社の写真は撮り忘れてしまったのですが、代わりに細かいスポットを色々撮ってきたので、それを紹介していきます。神社を超えると坂が続いているので、そこを登っていきます。
街灯はこんな感じに、それぞれなにかしらが書いてあります。
絵になる犬がいました。
この後もてくてくと坂を登っていくと、次の目玉観光スポットが現れます。
河鹿橋
…と、もう着きました、河鹿橋! ブログだと一瞬で着いた感じですが、実際に歩くとまあまあの距離です。
全貌はこんな感じです! 冬でもいい雰囲気の橋ではありますが、実際に行くと少し物足りない感じがあったのも事実。ここの観光は紅葉の時期がおすすめみたいです。
またもや画像検索のキャプチャーですが、秋はこんな感じのようです。綺麗ですね!
橋の下はこんな感じの川が流れています。特に綺麗ではないですが、冬だと綺麗だったりするのかも?
更なる先に待ち受けるは「飲む温泉」!?
この橋から更に少し先に進むと、珍スポットがあります。
それは…
「伊香保温泉飲泉所」!
つまり、温泉を飲む場所なのです! これはなかなか気になります。
こんな感じで左からは温泉が流れていて、右からは普通の水が流れています。
なんとなく飲んでいいと言われても飲みづらいのですが、せっかくなので二口ほど飲んできました。味はというと…
特においしくはありませんでした。なんだか鉄っぽさがあります。手で飲んでも鉄っぽかったので、コップのせいというオチではなさそうです。ちょっと沢山は飲めなそうです…
ちなみに飲んだ後に気付いたのですが、色々と注意事項が書いてありました。夕食後はだめらしいです。
そして、よく読むと、「鉄分を含有しているため食後飲用する」と書いてありました! やっぱり鉄分が入っていたんですね。
しかし、夕食後はだめだけど食後に飲用するとは複雑。
なんにせよ、飲んだのはいい経験でした。
ホテルニュー伊香保に宿泊
そんなこんなで宿泊の時間! ホテルニュー伊香保というところに宿泊しました。ここは観光スポットではないので、さらっといきます。
着物の着付けサービスがあります。これはかなりの高ポイントだと思います。ほかのホテルではやってないんではないでしょうか。男女ともにやってくれます。
ウェルカムドリンクや送迎バスなどほかにもサービスは色々ありましたが、着付けが一番うれしいと思います。
夜ご飯はこんな感じで、途中からさらに色々運ばれてきます。種類は多く、味も全然悪くないのですが、混雑していたためか、運ぶ順番が前後したり、何回も「○○は来てますか?」と聞かれたりで、ちょっと怒ってるお客さんもいました。…が、いつもそうとは限らないかも?
ベランダ的なところから花火が見えました。写真のタイミングが悪すぎてわかりづらいですが、一応花火の写真です。
温泉
温泉は特別よくもわるくもない感じでした。広さはまあまあで、露天風呂もありましたが、露天風呂は竹の柵とか建物の壁に囲まれてるので、外にいる感はちょっと薄かったです。サウナもありました。
伊香保なのに温泉の話が短いですが、温泉の話はほかのブログやサイトでも沢山扱ってるのでこんなところでいいでしょう!
…とまあ、とにかくこんな感じでホテルの話は終わります!
二日目の伊香保観光
さて、そんなこんなで二日目も朝から観光です。
二日目は伊香保グリーン牧場に行きます。歩くとちょっと遠そうなので、伊香保石段街のバス停へと向かいます。
しかし、バスの本数が少ないので結構待ちます。普通のバスと、旅運バス(タウンバス)という市内をぐるぐる回っているバスの2種類があるのですが、普通のバスは一時間来ないため旅運バス(タウンバス)を待ちます。
…しかし! やっと来たと思った旅運バス。なぜか運転手がきょろきょろしながらバス停を無視してそのまま消えてしまうという忌まわしきハプニングが発生。まったく意味不明なできごとでしたが、泣いても叫んでもバスは舞い戻ってこないため、仕方なく歩くこととしました。
歩きながら観光
てなわけで歩きます。てくてくと歩きます。まあまあ遠いのに歩きます。
同中にもまあまあ気になるスポットが現れます。バスに乗ってたら気付かなかったので、歩いてよかったかも知れません。
第一のスポット。電車。
詳しいことは忘れましたが、とりあえず電車の置物があります。一応写真を撮りました。中に入れないのが残念!
そのまままた歩いていきます。ここから5分くらいまっすぐ歩いていくと、街が消え、両サイドが林的になります。そしてゴルフ場が登場します。
そのまま歩いていくと、ちょっとしたものが一定間隔くらいで現れます。
絶妙に電柱に引っかかって倒れ切らない電灯。
全貌を表すソーラーパネル。
そんなこんなで更に歩いていくと…
看板が現れました!(ソーラーパネルより手前だったかも知れませんが、そこはどっちでもいいよね)
あと600m! だいぶ近づきました…しかし、意外とここからが長かったです。この後200mごとに看板が現れます。
そして、それとは別にもう一つ看板が現れます。
それがこれ。ハラミュージアムアークの看板です。伊香保グリーン牧場のすぐ横にあるのです。右上に美術館のシルエットが書いてあります。
少し進むとまた看板が! よく見ると、今度は美術館のシルエットが絵ではなくて実際に出っ張っています。芸が細かいです。
そんなこんなでやっと伊香保グリーン牧場に到着です!
到着するとこんな看板がお出迎え。
伊香保グリーン牧場の見どころは羊!
意外と牧場が面白いんです。
レストランの二階からの展望がけっこう綺麗。
そしてなぜか鐘もあります。
歩いてみると、牛が二匹。左の牛が執拗に右の牛の体を舐めていて、毛づくろいでもしてるのかと思ったら…
右の牛の体についてしまった草を食べてるだけでした。
その後、二匹の牛は草の奪い合いでケンカとなりましたとさ。おそまつ。
羊の散歩! まるでペット!?…のようにはいかなかった
この牧場で面白かったイベントその1がこれ!
羊を散歩できるのです。「うさんぽ」という、うさぎの散歩もあったのですが、ちょいどやってない時間だったので羊を選択することに。
何匹も羊がいる中から選ばれるのですが、真っ先に近寄ってきたかわいいやつを散歩することにします。名前は「ロッテ」。
芝の周りの道路をぐるっと一周散歩して戻ってくるコースで、最大15分散歩できます。
連れ歩くと、巨大な羊は犬よりも大分迫力があります。そして、力もあります! やる気ない顔してぐいぐい引っ張ってきます。
基本的に腹が減ってるようで道路を歩こうとしてもすぐに芝に戻ろうとして、強引に草を食べまくります。強めに引っ張ると怒った感じで引っ張り返されます。
そこで登場するのが「エサ」!
餌を使ってうまいこと道路におびき寄せるのです。餌をあげても数秒経つとまた芝に突進していきます(実際には突進というほど早くはない)。
餌の数も限りがあるので、絶妙なタイミングで餌をやり続けて道を歩かせます。これがなかなか楽しい。羊との駆け引きが始まります。犬みたいにしつけができないので、野性も感じられます。
しかし、バンバン餌をやりすぎたせいで最後のほうは餌が切れてしまい、15分経つ前に早歩きで一周してロッテを預けることとなりました…。さよならロッテ。
そんな風に羊の強さを思い知った後に、次のイベントへと向かいます。
必見! 迫力のシープドッグショー
この牧場に来てよかった!と思った理由の大半はこのショーです!
シープドッグと呼ばれる犬が、わらわらしてる羊の大群をまとめて移動させていく様子が見られるショーです。正しくは牧羊犬と呼ぶそうです。
牧羊犬(ぼくようけん)あるいは牧畜犬(ぼくちくけん)は、牧場で放牧している家畜(主に羊)の群れの誘導や見張り、人間による盗難やオオカミなどの捕食動物から守るように訓練された作業犬(ワーキングドッグ)である。
調べてるとこんなものも見つかりました。
牧羊犬ってそんなに強いんですか? 羊の群れを二、三頭(?)でまとめてますが羊の頭突きは車を凹ますぐらいの威力があるって動画でみました。引用引用:Yahoo!知恵袋
これはどうなるのか…わくわくしますね。さっき力強く引っ張られてばかりなので気になります。
わくわくしなくてもまあ、お付き合いください。
シープドッグショーの会場へ
ってなわけで会場に行くと…
ハリウッド的な看板がありました。
待っているとショーが始まります。お兄さんお姉さんたちが「犬笛」というもので犬に指示を出し、1~2匹のシープドッグで羊たちの大群を思うままに動かす…というショーの説明がなされます。
そしてシープドッグの登場です! シェットランド・シープドッグという種だそうです。
そしてとうとうショーが始まります! するとこれがやっぱり面白い! ドラクエ7のどとうのひつじを思い出す迫力とシュールさでした。動画を撮ったのでご覧ください。
ドドドドド…
って感じですね。まさかの羊たちが自分たちの目の前まで登ってくるという展開にびっくり。
一番前の席にして正解でした。羊たちが無表情なのが面白い。
しかし、一匹無関係な羊がいました。
鯛を頭に着けためでたい羊。後ほど説明がされるのですが、こいつだけはしっぽがあるということでした。
羊のしっぽはほとんど動かせないため、ほっておくと尿とかで汚れて病気になるので、生まれてちょっとしたらなくすという話でした。これはトリビアでした。
その後はちがうシープドッグ(人間の年齢でいうと80歳の老練)が登場し、羊たちをコントロールして障害物を通す…というショーが行われ、色々あって終了しました。
実際に見ると、かなり満足できました。本場はこれの何倍もの規模っぽいですが、これでも十二分に楽しめました。
その他、怪しいゆるキャラと結構おいしいレストラン
そろそろ旅も終わりです。
牧場内をうろうろしていると、こんなゆるキャラが。
なんだか結構あやしいゆるキャラだったので、近寄りがたい空気感を放出していました。
ゆるキャラの右にある建物がレストランなので、そこで食事をします。カレーうどんと、ぐんま丼というやつを注文します。
これがカレーうどん。なかなかボリューミーでおいしいです。
こちらが、ぐんま丼。これはキャベツ、ごはん、キャベツ、ごはんの4層になっているという驚きのどんぶり!これもおいしかったです。
温玉が程よく、キャベツと肉も合います。どっかで食べた記憶がある味を感じましたが、なんだかはわかりませんでした。
おなかもいっぱいになったのでもう帰りの時間です。
帰宅
そうして私は帰路へとつきました。帰りは歩くのもしんどいので、タクシーを呼んでバス停へと向かいます。
高速バスに揺られて家へと帰りましたとさ。
伊香保というと温泉をイメージしがちで、実際それは正しいのですが、それ以外にも細かく面白スポットが存在しているので、ぜひぜひ伊香保に行く際は色々と探してみてください!
石段街には「懐かし本舗」みたいな名前の店もあり、そこら中に射的屋があったりしたのですが、今回はちょっと道を外れたところをフィーチャーしてみました。
ではでは伊香保にいってらっしゃい!!