作曲・音楽制作 音楽素材・無料BGM

バイオリンの情熱的対位法「魂の執筆」【BGM素材紹介】

2016年5月17日

tamashii

どうも、ブログの執筆に魂を四分の一くらいかける管理人です。三分の一かな。

さて、ここでは下記のような感じで、音楽素材フリーBGM紹介をしていこうと思います。当ブログの定番コーナーです。

音楽素材・フリーBGM紹介記事の概要

  1. 視聴用のMP3ファイルの公開
  2. 楽曲の構成や作曲方法等の解説
  3. お勧めの使用用途&使用例の紹介
  4. 場合によっては作曲裏話的なもの(ないこともあります)

簡単に言うと、曲の詳しい解説記事ということです。曲のダウンロードページへのリンクも貼ってありますので、気に入ったらそちらのページからダウンロードしていってください。まあ、気に入らないままダウンロードしても構いませんが。

それでは、今回は「魂の執筆」という曲を紹介していきます!


楽曲紹介「魂の執筆」-フリー音楽素材・無料BGM

・MP3ファイル視聴

音楽素材ダウンロードページ

弦楽器が絡み合う情熱的な曲です。

曲の構成・特徴

例によって、自主映画『抜本-BAPPON-』用に作曲した曲です。この映画は賛否両論が激しいのですが、大抵”賛”側は最後まで見てくれていて、”否”側は序盤で見るのをやめた人なんですよね。まあ、それはともかく…この曲は後半も後半、ラスト辺りのシーンに使用しています。

情熱的かつ鬼気迫り、どんどん深みへとはまり込んでいくような曲を作りたくて、それを弦楽器ソロの対位法の絡み合いで表現しました。途中からはソロではなく、ストリングスの音色で和音が全体を支えます。

作曲技法的な話

基本的には上にも書いたように、「対位法」を用いて曲を構成しています。

ただ、対位法は厳格に理論を守ろうとするとかなり難易度が高いので、ある程度感覚で作曲しています。複雑な曲の割に短い時間で作曲したような記憶がありますね。

また、実はメロディーラインに自主映画のテーマ曲のモチーフを取り入れているので、よかったらそれも探してみてください。

DTM小話

ソロ系の曲というのはDTMの打ち込みだと表現が難しいのですが、まあ映画の背景に流れて聞く分にはそこまで細かく”人間らしい演奏”を再現できなてなくてもいいだろう、ということで、いつもよりは凝ってるくらいで打ち込みました。

でも曲単体で聴いても打ち込み感はそんなに激しくないで気になったような気もしますね。自主映画用の曲は早く完成させたいし作る曲は多いしで、音楽・楽譜として出来上がった後は、細かい打ち込み部分を全曲極めるというのはなかなか難しいんですよね…。終わりのない作業だし、しかも結構セリフとか効果音とかで聴こえないこともあるという現実。

ただ、音楽そのものの表現したいものは伝えられる程度に打ち込めば(スタッカート、クレッシェンドとかの根源的な部分)、音楽の本質的なよさにはあまり影響ないかな、とか思ったりもしてます。そもそも生演奏とは違いますからね…。時間が無限ならきっと全曲もっとちゃんと打ち込むと思いますが。

…と、グダグダ語りましたが、打ち込み技術が上がれば表現の幅も広がるのでその辺もちゃんとやっていこうと思う私でした。

 

お勧めの使用用途

  • 作業用BGM・観賞用BGM
  • 自主映画・ドラマ・アニメ等での真剣に何かに打ち込むようなシーンの背景音楽
  • ゲームのイベントシーンでのBGM

壮大な雰囲気の期待感を煽るようなシーンに使うと効果的だと思います。

♪使用例

※動画はBGM素材が使用されているシーンから再生されます。

抜本-BAPPON-』という自主映画において、ラストのまさに「魂の執筆」といった風のシーンで流れます。

 

あとがき

楽曲紹介は以上です。

うーん、映像と音楽の組み合わせって面白い。

音楽素材トップページ

その他の楽曲解説記事