突然ですが。
マトリックスといえばおなじみのあのシーン。グラサンかけたまま銃弾をブリッジしながら避けるあのシーンが思い浮かびますね。
あれ、ブリッジしてるのもすごいですし、グラサンもかっこいいですが、それ以上に気になるのは、時間が止まったままカメラワークだけが変わるかのようなあの演出ですよね。
あれにはちゃんと名前があって、「バレットタイム」と呼ぶのです。
更に、アクションシーンの随所に現れる高精度なスローモーション。あれにより、映像にリズムができて、テンポよく見ることが可能になっています。
今日は、そんな風に「バレットタイム」と「スローモーション」をうまく使った動画を紹介します。
車が通り過ぎるだけのシーンも、「バレットタイム」と「スローモーション」を使えばこんなに劇的に変身!
これから紹介する動画は、内容的にはほとんど車が通り過ぎるだけの内容です。意味深に女性とかが出てきますが、主題は車です。なにせ、車のCMですからね。
そして、しつこいですが、実際中身はほぼありません。意味深な顔をした人が男と女で一人ずつ出てくるだけです。二人とも無口です。
さて、それではご覧頂きましょう。
「バレットタイム」と「スローモーション」の演出効果
どうでしょうか?
中身がなくても格好良く見えたのではないでしょうか。もしくは中身があると感じてしまった人すらいるかも知れませんね。
格好いいこと以外、ストーリー的にはなにも起きませんが、「バレットタイム」と「スローモーション」のおかげで、なんとなくストーリーを感じてしまいます。
実際、「車で彼氏が迎えに来たと思ったら走り去ってっちゃったよ」的なだけのムービーだと思いますが、演出のおかげで、「颯爽と自分の前を一瞬で去っていく車の運転手と一瞬だけ目が合って時が止まったように心を奪われる。しかしそれも気のせいで一瞬で過ぎ去って消えていく…」と、そんな感じにすら見えます。
実際、詳しくストーリーがあるのかは知りませんが…。
とにかく、「バレットタイム」と「スローモーション」には時を操るような効果があるのです。というか、映像上は実際、時を操っていると言えます。それにより、心情を表現したかのような映像にしたり、リズムやテンポのある映像にすることができるのです。
格闘ゲームでいえばヒットストップのようなタメた感じも生まれます。
色々と奥が深い効果と言えるでしょう。
まとめ
時間を操るというのは、人間の永遠の夢です。勝手に決めてますが、恐らくそうだと思います。
しかし、そんな夢を映像上は実現できるのです。そして、実現するとどうてもいいはずの映像もかっこよく見えるのです。(もちろん今回紹介した動画は、画質も色調もロケーションも照明も役者もすべてかっこよくしてますが)
以前、スローモーションの効果がよくわかる動画をまとめた記事を書きましたが、バレットタイムはスローどころか時間を止めてしまいます。
このような効果を使って、劇的で面白く、斬新でそして感動するような映像がどんどん生まれれば面白いものですね。
私もそんなものを作りたいものです。
それではまた0秒後にお会いしま…
しょう!