不毛な記事 雑学

タオルって何?【これはタオルを知らない人のために書かれた貴重な記事である】

2015年9月11日

茶色タオル

こんにちは、どうも私(@kaiten_keima)です。

早速ですがみなさん、タオルってご存知ですか?

 

タオルというのは、布でできていて、体をふいたりできる、主に長方形の場合が多い道具です。
それだけだとどんなものだか想像が付かない人も多いと思うので、タオルについて説明し、タオルの知識・情報を付けてもらえればと思います。

「タオルとは何なのか?」という気持ちをなくしてもらえれば作者冥利に尽きます。

 


タオルとは

まず、タオルとは何なのか? 困ったときはウィキペディアです! 早速グーグルで「ウィキペディア」と検索…ではないですね、間違えました。「タオルとは」と検索してみます。

すると、こんな情報が出てきました。

タオル (towel) とは、タオル地の布で作られた手ぬぐい。サイズ、用途によってフェイスタオル・バスタオル・ビーチタオル・スポーツタオルなどに分類できる。また毛布としてのタオルケットがある。

タオル ウィキ

これはひどい。

「タオルとは、タオル地の布で作られた手ぬぐい。」

って、手抜きじゃないか!?
これではタオル地がなんだかわからないと「タオル」がなんなのかわかりません。そんな状況で「フェイスタオル・バスタオル・ビーチタオル・スポーツタオルなどに分類できる。また毛布としてのタオルケットがある。」なーんて言われてもどんなものか全く想像が付きません。なので、次は「タオル地とは」と検索してみます。

またウィキペディアさんがヒットしました。早速見てみましょう。

タオル地(タオルじ)とは、主に綿で作られる織物。緯糸を織り込む際に、たて糸の一部(パイル糸)を緩めて布地にループ状の部分を形成し、保温性、保湿性、吸水性を高めたもの。

なるほど。要は、「綿でできた、保温性・保湿性・吸水性が高い手ぬぐい」ということですね。

つまり、タオルとは「保温性、保湿性、吸水性が高い綿でできた織物で作られた手ぬぐい」ということです。今度は手ぬぐいってなんだとなるわけですが、手ぬぐいはウィキペディアによるとこうでした。

手拭(てぬぐい)は、汗や顔や手を洗った後の水を拭ったり、入浴時に体を洗ったりするための木綿の平織りの布である。

 

うーむ、なんだか「たて糸の一部(パイル糸)を緩めて布地にループ状の部分を形成し」たのがタオルなのか、「平織」がタオルなのか、それともどっちも同じ意味なのか…? 却ってわからなくなってしまいました。

面倒なのでその辺りはタオルのプロに任せるとして、簡単にまとめてしまいます。

「タオルとは、タオル地で作られた、汗や顔や手を洗った後の水を拭ったり入浴時に体を洗ったりするための、保温性・保湿性・吸水性が高い布である。サイズ、用途によってフェイスタオル・バスタオル・ビーチタオル・スポーツタオルなどに分類できる。また毛布としてのタオルケットがある。」

どうでしょう。タオルがどんなものだか、イメージできてきましたか?
フェイスタオル・バスタオル・ビーチタオル・スポーツタオル」の部分が紛らわしいかもしれませんが、いずれも水で洗った顔を拭くか、入浴で濡れた体を拭くか、海で濡れた体を拭くか、スポーツでかいた汗を拭くか…の差はあるものの、体についた水分を拭くためのものには違いありません。なので、よりコンパクトにまとめるとこうでしょう。

「タオルとは、タオル地で作られた、主に体に付いた水分を拭くための保温性・保湿性・吸水性が高い布である。」

 

これで「タオル」の実態が掴めてきましたね。タオルケットは少し特殊な位置に属すると考えてよいでしょう。

 

タオルの外観

タオルとは何なのか? その概要が掴めてきたところで、タオルの外観についてより詳しく切り込んでいきます。これで、より一層タオルの具体的なイメージが付くと思います。

一口にタオルと言っても、色々なものがあります。フェイスタオル・バスタオル・ビーチタオル・スポーツタオル…と多種多様なタオルが存在することからも、それはわかってもらえるかと思います。ですが更に難しいことに、フェイスタオルにも色々なフェイスタオルがあり、ビーチタオルにも色々なタオルがあり…という風に、世の中には本当に様々なタオルが溢れかえっているのです。

それら全てを把握するのは難しいので、ここでは「タオルというのはどんな外観なのか?」ということを知ってもらうために、一般的に多いと思われるタオルの見た目を紹介していきます。

①全面白色

タオル

やはりこれ。一番見かけることが多いのは、すごくシンプルに、「全面白色」の純白タオルです!
ホテルなんかでは大半がこの外観のタオルだと思います。
シンプルイズベストですね。ちなみにシンプルではなく、面白い神父が出る小説をこちらの記事でレビューしています。

 

②全面1色(白以外)

色タオル

参考画像には白も混ざってしまっていますが、これもメジャーなタオルの外観です。特に茶色は、白と並んでホテルなどに多く置いてあります。どちらかというと、高いホテルには茶色が多く、安いホテルには白が多いかも知れません。これは独断と偏見です。

ただ、このタイプのタオルは個人的には「全面白」の亜流だと思っています。

 

③ラインが入った柄

タオル ライン

これはスポーツタオルに特に多いです! 何かしらのラインが入った柄のタオルは世の中に比較的多く存在しています。
大サービスでもう一つ画像を載せちゃいます!

タオル ライン2どうでしょう、多いでしょう?
スポーツタオルは長方形が基本なので、それがラインデザインを多くする要因と関係ありそうです。

 

④チェック柄

タオル チェック柄

これも割と多いです。どちらかというとハンカチに多いのですが、ハンカチからタオルにこの柄が侵食したのか、タオルからハンカチにこの柄が侵食したのかは定かではありませんが、ちょいちょい見かける柄です。
皆さんもタオルに注意して毎日を過ごせば、チェック柄のタオルを見かけることができるはずです。

 

ここまでのまとめ

いかがだったでしょうか? これでタオルについてのイメージがかなり固まったはずです。タオルの用途もわかり、タオルの外観・見た目も把握できたあなたは、今後タオルを見かけたら「タオルだ!」とわかるはずです。

…では、せっかくです。ここまで来たならタオルについて、もう一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか? 次はタオルにより詳しくなるための解説です。

 

 

タオルの歴史・文化

まず、冒頭でタオルについて調べた時に、ウィキペディアではこんな風に出てきました。

タオル地(タオルじ)とは、主に綿で作られる織物。緯糸を織り込む際に、たて糸の一部(パイル糸)を緩めて布地にループ状の部分を形成し、保温性、保湿性、吸水性を高めたもの。

「たて糸の一部(パイル糸)を緩めて布地にループ状の部分を形成」とありますが、これのことを「ループパイル」と呼びます。これがタオルにおいては重要な要素なのですが、そのループパイルが考案されたのは、1811年のフランスとされています。

その後、1850年代にイギリス人ヘンリー・クリスティーが、トルコの旅行中に手工芸品の「ターキッシュタオル」を自国に持ち帰り、サムエル・ホルトに製品化を持ちかけます。それがうまくいき、タオルが世に広まるきっかけとされています。その結果、サミュエルホールトは1864年にアメリカビロード商会という会社を設立し、初めて工業としてのタオルの生産が始まります。

そして日本にもタオルが輸入されますが、初期のころは高級品扱いで、体の汗を拭くような使い方ではなく、首に巻いて襟巻き(マフラー)として使われていたようです。

タオル首にかける人

そんなこんなで、1894年には伝説のタオルとして名高い「今治タオル」の生産地、愛媛県の今治でタオルの生産が始まりました。現在のタオル2大産地の一つです。

タオルの語源

そんなタオルですが、ちなみにタオルの語源には二つの説があります。

タオルは、スペイン語のトアーリャ(Toalla)かフランス語のティレール(Tirer)からきた言葉といわれ、もともと湿気を拭き取る布を総称しています。
引用:http://www.taoru.co.jp/chishiki.htm

なんにせよ、タオルはやっぱり「水分を拭く布」なようです。そう考えると日本人は何をマフラーに使っとるねん! という感じですが、まあいいでしょう。

 

タオルであってタオルではないタオル「今治タオル」

世の中には例外がつきものです。そして、タオルにも例外があります。それは「今治タオル」。

今治タオルは、気がつけばいつも傍にあるタオル。タオルとともに目覚め潤い眠る、タオルを楽しむライフスタイルを
引用:http://www.imabaritoweljapan.jp/about/positioning.html

今治タオルとは、このようなことを言われても納得できてしまうくらい素晴らしいタオルです。タオルすら知らなかったあなたにはもったいないくらいの素晴らしい布、それが今治タオルです。手触りが普通のタオルとは段違いです。タオルについて詳しくなった今のあなたなら、その価値がわかるかも知れません。

日本人が首に巻いていたのも全て今治タオルだったのであれば、納得がいく話です。

 

タオルのまとめ

さてさて。これで皆さんも、もうタオルが何だかわかったのではないでしょうか?

これであなたも今日からは立派に、「タオルを知っている人」です! みんなにもタオルについて教えてあげて、タオルを世に広めてもらえればこんなに嬉しいことはありません。

それでは、よいタオルライフを!