店舗外観
このビルの3階にある。
黄色と緑のなんとなくヨーロッパのどこかを思わせるカラー。
店の雰囲気
入ってみると、中には椅子がない。なので、立ち食いとなる。
ゆっくりしたい人にはむいてないが、恐らく夜がメインだと思われるので、まあバー感を味わえるということで。
スパイシーオイスターカレー(ランチ)
これが気になって入店したので、これを注文。筋が通っている私である。筋だらけだ。
水はセルフ。
で、少し待っていると、まずはサラダが。
ちょっと酸味のあるようなサラダだったと思う。
次はスープ。ここは少し時間が空く。
私はスープ好きなので嬉しい一品。
あたりまえだけど温かくて美味しい。沈むベーコンも含めて、やさしくも濃い味。
そして、ここからまた少し待つと…
スパイシーオイスターカレー(ランチ) 980円(税込)
※サラダ・スープ付き
ついに登場。
スパイシーオイスターカレー。
牡蠣をカレーにするというのは私はあまり知らないので、どんな味か好奇心が沸く。
好奇心が沸いたまま食べる私。
すると、日本人が作るインドカレー系の店でありそうな、複雑なスパイスの交わりを感じるタイプの味だった。私はそういうのが結構好きなのだ。
というわけで、好奇心が沸いたままカレーを食べた私は、美味しいと思った。
ナスもナス嫌いが食べてもいけるのでは? という、柔らかくてジューシーな身。スパイスが混ざって、なかなかに美味しい。
人参・カボチャもいい。
辛さも残ることはない程度に刺してくる辛さで、ちょうどいい。(私はちょい辛いものはよく食べるが、激辛は頑張らないと食べられないくらいの人間。)
重要なアイツ
…で、ここで重大な問題が。
私が、「いやあ、美味しいカレーだ。はっはっは!」と店内を闊歩していると、途中でずっと何かの肉をほっといていることに気づいたのだ。
「野菜ばかり食べて肉を食べ忘れていた! これは鶏肉かな?」
と弾き語りをしながら一口。
…なんと中から溢れ出す肉汁! 濃い栄養を感じる深く、そしてほろ苦い味わい、そしてはじけつつもやわらかい皮…ではない。これは皮でも肉汁でもない。
牡蠣だ。
私はすっかり忘れていたのだ、これがオイスターカレーであることを。
単にスパイシー野菜カレーだったとしても十分満足できる完成度だったので、すっかり忘れていた。
そして、ここで私は納得した。
「この複雑なスパイスは牡蠣とカレーをつなぐ架け橋なのだ」
と。
架け橋というと某アナウンサーの名実況が思い浮かぶが、とにもかくにも、牡蠣とよく合うスパイス具合と、そしてカレーだったのである。
牡蠣自体も、カレーに入ってるので純粋な味はわからないものの、新鮮な感じがしてうまかった。カレーに入っていたが、新鮮な気がした。勘違いだったら申し訳ないけど、たぶん新鮮。
…というわけで、全体的に、ハマるカレーだった。
立ち食いかつ、提供にちょっと時間を要するので、あまりサラリーマンランチには向かないものの、途中OLか何かの二人組が入って、片方はカレーを頼んでいた。そして、その二人は何回か来てそうだった。
という調子で、好きになる人はなって何回も通いたくなる店かな、と感じた。バーだし、夜行ったり昼行ったりして常連ができていくのだろう。
行ってよかった店だったので、試しに行くのがお勧め。