プラグインが全身からつなぎこまれまくって、一体自分の意志とは何なのか? 自分の肉体とは何のか? という存在になる時代が来たら嫌だなあ。
と、ふと思う管理人です。なにせAIの時代ですから。多分。
さて、そんなことはさておき、私は普段、自主映画を製作するというマイナーな趣味を持っていて、今は主にPremiere ProとAfterEffectsというソフトを使用しています。(トップの画像は、AfterEffectsで加工した動画の1カット。わけわからんですが、まあまあ派手ですね。)
AfterEffectsは動画加工ソフトなので、これがあれば結構いろいろなことができるのですが、更に凝ったことをしたくなると、プラグインが必要になってきます。
で、せっかくなので、この記事ではAfterEffectsを持っている人にお勧めしたいプラグインを紹介することにしました。
無料のもの、有料のもの混ざってますが、どれも自分が使いこなせれば確実に映像のレベルが上がる、素晴らしいプラグインです。結構真面目に紹介するので、参考にしてみてください。
AfterEffectsお勧めプラグインまとめ
上級者はすでにすべて持っているかもしれない
無料でライトセーバー? 「Saber」
Video Copilotの「Saber」。これは無料プラグインの中で最も優れてるかも知れません。
ライトセーバー的なエフェクトが、高クオリティでしかも無料でできるのだから凄い。ほんとにすごい。
ライトセーバーに限らず、レーザー、炎、電波などなど、派手なエフェクトが色々できます。
↑こちらがサンプル動画。
これが無料ってすごいですよね。
↑こんなこともできます。
ここまでのクオリティにするには作りこみに時間がかかりますが、適当に使ってもそれなりのできにはなります。
これは必ずダウンロードするのをお勧めします。
まあ、バトルシーンみたいなのがある動画以外ではほぼ使い道ないんですが、無料ですし、いつ非公開になるかわからないので、とりあえず持っとくとよいでしょう。
レンズフレアの大御所「OpticalFlares」
こちらは Video Copilotが出している有料プラグインですが、レンズフレアといえばこれか、Knoll Light Factory Pro(Red Giant社)というくらい有名なプラグイン。17000円程度なので、手が出る金額。
Knoll Light Factory Proの方は私は持っていないのでわかりませんが、どちらかというとOpticalFlaresの方が人気なような感じがします。
まだまだ使いこなせてませんが、OpticalFlaresを使ってみた記事も書いています。
とにかく、レンズフレアをつけると画面が派手になる。
なので、壮大なストーリーの映画や、ドラマチックなシーンに使うと効果的です。
実際、商業映画(スタートレック等)にも使われている、鉄板プラグインです。
↑サンプル動画。日本語ではないですが、チュートリアルもあります。
カラコレなら「Magic Bullet Looks」
Red Giantが出している、カラーコレクションのプラグイン。
カラーコレクションは日本語で言うなら色調補正。映画が映画っぽいゆえんは、結構な部分がこの色調にあったりするのです。語弊があるようで、実際そういう節があります。
ハリーポッターなんかの色合いを思い出すと、暗く、ファンタジックな感じがすると思いますが、まあおおざっぱに言えばああいう風に雰囲気を出すには、カラーコレクション(略してカラコレ)が大事なのです。
そして、Magic Bullet Looksはそれを行うプラグインです。豊富なプリセットがあるので、選ぶだけでもかなり映画っぽくすることができるようになっています。(私は現時点で持っていませんが)
↑サンプル動画。綺麗で、どこか非日常な映像に仕上がっている。
高い
ただ、かなり高いので、まずは「Magic Bullet Quick Looks Limited」という無料版で試すのがお勧め…だったのですが、2017/10現在、配布終了しているのが痛い。
正直このプラグインは上級者向けなので、Premiere Proを持っている方は、それの内臓機能だけでも十分映画っぽくできるので、わざわざMagic Bullet Looksを買わなくていいと思います。
「とにかくプロ並みにしたい!」という超本気な方にはお勧めです。
色々な使い方を解説しているサイトもあるので、熱心な方はそちらを見てみるとよいでしょう。
上級者向け、何でもできる!「TrapcodeParticular」
こちらも私は未購入ですが、プロであればあるほど持ってない人はいないと言われるようなプラグイン。
パーティクルを操るプラグインなのですが、パーティクルと聞いてピンとこない人は絶対に買わなくていいと思います。買っても使い方がわからず、無駄な出費になると思います。
AfterEffects標準のパーティクル機能でも工夫して頑張れば、なかなかな見た目にはなるので、それに慣れてからがよいでしょう。
↑サンプル動画。魔法・SF的な表現はなんでもできる。
リアルな煙のシミュレートも可能なため、ミサイルを発射するような動画をつくる場合は重宝するでしょう。そんなんつくらねえよ、という方でも、とにかくなんでもできるので応用ききまくりで何かには使えると思います。
上記記事の中にも、いくつかTrapcodeParticularを使用した動画があるはずです。
ただ、使い方を思いつかない上に初心者な場合は買ってもどうすればいいかわからないと思うので、もう少しスキルアップしてから購入するのがお勧めです。5万円以上するので。
まとめ
プラグインがあればいろいろできる…というのは少し間違いです。
プラグインがあればいろいろできるポテンシャルが手に入る。というのが正しいですね。
自分の技術が足りないとプラグインを買っただけでは何もできないなんてオチも十分にあり得ます。
まだまだAfterEffectsの勉強が足りない! と自分で思っている方は、地道な本を買ったりYoutubeのチュートリアルを見たりするのが結局は近道ですね。