小説を書くでござる~
そう思ってちょっとした小説を書く人は案外いるのではないでしょうか?
面白い小説を読んだ後にちょっと書きたくなったり、ミクシーとかの延長で短編書いてみたり…(ミクシー懐かしい。ミクシーってポケモンみたいな名前ですね)
…でも、そんな風になんとなく書いても完成ふnなかったり、友達に見せるのが恥ずかしかったりで、結局闇に葬り去られていることも多いのではないでしょうか。
また、本気で小説家を目指している人の場合は逆に、「友達に見せてどうするんだ」「でも本格的な賞に応募し続けても急に受かるとは思えない」なんて悶々としている人も大勢いることでしょう。
そんな人にお勧めなのが、このサイトです!
小説投稿・応募サイト「時空モノガタリ」
http://www.jiku-monogatari.jp/
「時空モノガタリ」
私がお勧めするのはこのサイトです。
小説を多くの人に読んでほしい! 友達だけでは終わらせたくない…しかし立派な賞に応募しても審査員にしか読んでもらえない…そんな人の悩みを解消するサイトです。
ちょっとラノベっぽい名前のサイトにも思えますが、サイト内はそういう雰囲気ではありませんでした。ただ、このサイトは短編小説しか扱っていないので、そこは注意です。
「時空モノガタリ」の目的・意義
一体このサイトはどんな考えのもと運営されているのか…このサイトの目的・意義的なものを下記に引用します。
すぐれた作者を世に送り出したい。 すべてのものにモノガタリを。 2000字小説のジャンルを確立したい。
ネットの世界を覗いてみてください。
ほどなく貴方は、小説投稿サイトやブログなどで数多の創作文とそれを産みだし続ける書き手の存在を知ることになるでしょう。
そして時を経ず、それら作品や作者たちを評価する仕組みが足りないことに気付くはずです。
稀に存在しても、中長編小説が主たる対象であったり、対象ジャンルが極端であったりと、時間的な制約や嗜好から読み手を選ぶものであると同時に、ネット上で多く見かける様々なジャンルの原稿用紙数枚程度の短編小説・掌編小説などのショートトーリーに適応できていないように思えます。
こうした現状に対する我々の回答が小説コンテストサイト「時空モノガタリ」です。
上に書いてある通り、私もこうしてブログで文章を書いていますし、ネットがある今、ミクシーはもちろんファイスブックやらツイッターやらと人々が文章を発表する場は大量に溢れています。
しかし、これもまた書いてある通りですが、それらはせいぜい大量の「いいね!」が付いたり、大量のフォロワーが付いたり、大量の友達からのコメントが来るだけで終わる場合がほとんどで、それらをまともに評価するような仕組みは特にありません。
かといって、長編コンテストなどでは読むのにも時間がかかるので読者が限られる。そういった時流の中で生まれたのが、「時空モノガタリ」です。
意外な運営会社 リアリックス
ちなみにびっくりなことに、このサイトを運営しているのは株式会社リアリックスという会社なのですが、なんとこの会社は「受託精密切削加工業」の会社だそうです。よくわかりませんが、とにかくほとんど本業とは関係ないことがわかります。
ただ、代表が本好きだということと、こじつけにも近い理由で「受託精密切削加工業」と「小説コンテスト」を結びつけてこのサイトを運営しているようです。
何言ってるかわからないくらいに面白くこじつけているので、気になる方はこちらからその説明をご覧ください。
「時空モノガタリ」の特徴・決まり
このサイトの方向性がなんとなくわかったところで、次に進みます。
まず、「時空モノガタリ」のコンテストにはいくつかの特徴・決まりごとがあるので、それを紹介します。
1. 扱うのは短編のみ
これはすでに書きましたが、「時空モノガタリ」では短編しか扱っていません。
長編のコンテストはすでにあるし、より多くの人に読んでもらうには短編が適しているから…といったことが理由のようです。
2. 全てのコンテストにテーマ(お題)がある
ほかのコンテストもなんとなくお題がある場合はあると思いますが、「時空モノガタリ」では全てにテーマ(お題)が用意されています。「祭り」「アニメ」「沖縄」「罠」「私は美女」など、意外とピンポイントなお題があります。
ただ、「自由投稿」がテーマの企画もあるので、自由に縛られずに書きたいときはここに登録するとよいでしょう。私も試しに、昔あえて意味不明なものを書こうとして書いた、わけわからない小説もどきを登録しています。
ちなみにテーマがある理由としては、その方が評価基準が明確になるであろうという考えに基づいてのようです。
3. 全てに賞金がある
全てのテーマ(お題)のコンテストに賞金が用意されています。しかし、コンテストの数がかなり多く、なおかつ常に行われているような状況のため、賞金は5000円や10000円程度と安いです。ちなみに、テーマが「自由投稿」の場合は賞金が出ません。というか、受賞とかがそもそもありません。
以上が、「時空モノガタリ」の特徴・決まり事です。次はコンテストの具体的な仕組みに関して説明します。
コンテストの仕組み
コンテストは短編で、テーマがあって、賞金があるのはわかった。ではどうやって受賞作品が決まるのか? 肝心な部分はそこですよね。それを含めてコンテストの仕組みについて説明していきます。
ユーザー登録をする
まずはユーザー登録です。読むだけな分には登録しなくても大丈夫ですが、コンテストに投稿するには、ユーザー登録をしなくてはなりません。登録はこちらから行えます。
応募するコンテストを選ぶ
登録をしたら次はコンテストを選びます。様々なお題のコンテストがズラリとあるので、書きたいテーマ、得意そうなテーマを狙って応募するとよいでしょう。
受賞作品決定の方法は?
ここからが最重要ですよね。コンテストに応募後、受賞作品はどのようにして決まるのか?
決定の方法は二つ! 以下の方法で受賞作品が決定します。
①エントリー作品を読者が投票で評価しあう
ユーザー登録をすると、コンテストへの応募だけでなく、応募作品への投票ができるようになります。面白いと思った作品には票が集まるという仕組みです。これには良い面と悪い面がありますが、それは運営側も理解しているようです。
基本的に、主催者審査によるものと読者の評価によるものとの二つの入賞があります。
主催者によるものの場合の権威主義的になり得るリスクと、読者によるものだけの場合の、言い方は悪いですが衆愚的になり得るリスクを避けるためです。
サイトにも上記のように書いてありますからね。
…というわけで、もう一つの決定方法がこちら。
②エントリー作品を主催者が審査する
投稿者のキャラ的な人気だけで入賞したり、あまりにもウケのよさそうなものばかりが入賞するのを防ぐため、主催者審査の賞も用意されています。なかなか考えられたシステムになっています。「どうせ馴れ合いだろ!」なんて思う人でも、審査員賞が待構えているわけですね。
…と、コンテストはこのような仕組みになっています。
夢の書籍化も…?!
ここまで読んで、やる気が出た人、早速応募しようという人もたくさんいることでしょう。ですが、逆に「受賞しても5000円かよ!」なんて自暴自棄になって八つ当たりしている最中な人もいることと思います。
そんな方には朗報です。このコンテスト、まだ実現されてこそいないものの、運営を踏み切った代表者が本好きなこともあり、「コンテスト入賞作品はいずれ書籍化したい」と明言されています(2015/9/18現在)。
まだそこまで有名なサイトというわけでもないので、狙い目とも言えるかも知れません。このブログで紹介はしてしまったものの、それで急に登録者が大量に増えるとも思えませんからね…(それくらいのブログになりたい)。
小説家になりたい方…もしくは小説家にすでになっている方の息抜きに! ぜひ「時空モノガタリ」をお勧めします。みんなで書籍化をめざそ~。
ついでに
以上で「時空モノガタリ」のよさはわかって頂けたかと思います。そして私、実は趣味で自主制作映画(インディーズムービー)を撮っています。小説ではなく映画です。
以前、小説を書いている三文 享楽という友人とかと一緒に、少子化で滅亡に瀕した日本を『抜本的少子化対策』という本を使い、本で敵をなぐったりして戦うトンデモアクション映画を撮影したことがあります。主人公は本で戦う能力を先祖から受け継いでおり、本を持つと覚醒する…という設定です。
タイトルは『抜本-BAPPON-』。90分の大作で、後半はかなりシリアスかつ壮大です。
「それがどうしたアホこんにゃく」と思うかも知れませんが、実はこの本が実在する本で、しかもこの映画の主演が書いた本である…という謎のカラクリが隠されているのです! 映画内ではそれには一切触れない上に、ストーリーも実在するこの本とは全く関係ないので、ステマですらないという意味不明な内容です。強いて言うなら、友人の小説出版記念に作ったような映画です。
そして、実はその『抜本-BAPPON-』の主演かつ『抜本的少子化対策』の作者(三文 享楽)も、「時空モノガタリ」に短編を投稿しているのです。その中で、『抜本的少子化対策』にも繋がりそうなタイトルで『総老人層時代を経ても』という短編がなかなか面白かったので、皆さんもよかったら読んでみてください。
少子高齢化が導く未来を諦観も感じさせつつ、リアルな日常と若干のSF的設定で書いています。なんにしても、「時空モノガタリ」のコンセプト通り、短いので読みやすいです。
気に入れば投票してやってください。
そして、ついでに映画『抜本-BAPPON-』も気になったらご覧ください!
では、「総創作層時代的」な感じで、皆さんも小説書いたり映画撮ったりしましょ~。
よい創作人生を!
時空モノガタリの小説が本になったりもしてます。