修理が大好き過ぎていつしか破壊が大好きになってしまった。
そんな経験、ありますよね?
でおなじみのもみじばです。こんにちは。
毎度記事の冒頭でウケが悪いひと工夫したボケを放つ主義な私ですが、実は映画撮影が趣味です。主義ではなく趣味です。
今作っている映画はこちらのカテゴリで紹介しています。
…で、この記事を書いてる日から半年以上前にこんな記事を書いていました。
ミニチュア撮影・特撮撮影的なことをするために、試しにジオラマハウスを買ったときの記事ですね。
その後、結局撮影にはジオラマハウスは使いませんでした。…が、ラジコン戦車は使いました。
というわけで、この記事では、今まさに制作真っただ中の新作映画において編集中の戦車合成映像を紹介します。
ジオラマハウスはあまりリアルにならなそうでしたが、ラジコン戦車はなかなかだったので、似たことをやろうとしている素人の参考になれば。プロから見たら恥ずかしい内容かも知れないので、プロの方は見ないでくださいませ。頼む!
2020/11/15追記:
戦車合成のコツやメイキングを詳しく見たい方向けに動画も用意したので、こちらをご覧ください。冒頭にけっこう迫力ある完成映像も入れてます。
ラジコン戦車合成したらこうなった的な記事
まずは使ったものを紹介しましょうか。
合成撮影に使ったもの
使った戦車はこちら。
動く割に安く、安い割にリアル目な戦車。アマゾンで買いました。
この戦車をよりリアルにするためにウェザリングという処理を行ったときの記事はこちら。
で、これまたアマゾンでクロマキー撮影用の布を買って、それをバックに戦車を撮影し、アフターエフェクトのキーイングで抜きました。
クロマキー撮影用の布はこれを使いました。
激安。そして、結構でかい。
逆にこれ以上でかいと家で使うには邪魔なので、大きさはこれで十分。
このような感じで使用しました。
布がたたまれた状態で届くのですが、開封時にはすでに折線がしっかり、堂々と入っています。そういうものなのです。
なので、光の当たり方や影でムラができるため、綺麗には抜けません。なるべくしわを伸ばして使いましょう。
AfterEffectsで編集
…で、撮影した動画をこのようにアフターエフェクトでいろいろ編集します。
ちなみにKeylightで抜いてますが、適当な撮影だったのでうまく抜けず、マスクで戦車を切り出すというのに近い作業をしました。
ただ、あの布を使わないよりはかなり楽になってるのでよし。
そんなこんなの苦労の末できたのが…
このような戦車合成カット。
これはまだ途中なのでちょい嘘くさいですかね。背景の濃さとマッチしていない感が少しあります。
せっかくなので、もう一つ紹介。
手前の策と比べて、戦車が少し小さすぎるのでは…とも思いましたが、ミリタリーオタク以外は気にしないのではと思い、とりあえず発砲したときにマズルがしっかりと見えるようなこのサイズ感にしました。
更にこれにカラコレ(色調を映画風にすること。この記事で解説しています)を施すと…
こうなります。
向きが変わっているのは映画の都合です。戦車の敵が右を向いているので、戦車は左を向いていた方が都合がよいのです。都合の良い戦車です。
まとめ
このように超低予算にしては、知らない人が見たらなかなかにリアルな仕上がりが実現できています。
目指すはシンゴジラ。むしろ合成のコツがわからないのでめちゃくちゃ参考にしてるというか、もはやわざと真似して再現に近いことをしているカットもあるくらいなのですが、自分で考案したカットも ぼちぼちうまくいっています。
なので、似たことをしたい方がいたら、似たものを集めればうまくいくのではないでしょうか。
敵が増えるのでそれは嬉しくないのですが、きっと似たことをやる人なんて少ないのでまあ良しと思って少ない敵を増やすためにこの記事を書きました。仲間になるかも知れませんしね!
では、また編集に入るのでこんなところで…
↓アフターエフェクトチュートリアル色々あるよ