どうも、自主制作映画をつくったりしてるブロガーのもみじばです。
普段はAdobeの動画編集ソフトであるPremiere ProやAfter effectsを使って動画制作をしているのですが、これらはけっこう上級者向けな節があります。また、プロもふつうに使うソフトで価格も高めなので、「ちょろっと動画編集したいなー」というライトユーザーには正直おすすめできません。
そこで、この記事では初心者向けの簡単な動画編集ソフト「Filme」を紹介したいと思います。
私のようにSF映画とかつくったりする人ではなく、結婚式ムービーつくりたい! などの用途でればこのソフトで十分なクオリティの動画がつくれます。
初心者におすすめ! 動画編集ソフト「Filme」【レビュー】
それでは、動画編集ソフト「Filme」のレビューを書いていきます。
このソフトがどれくらい初心者に親切なのかをお伝えします笑。
「Filme」の価格プラン&料金比較
まず、「Filme」は有料の動画編集ソフトです。無料で済ませたい! という方の需要には応えられないのですが、プロ向けソフトと比較するとかなり安く済ませることができます。
無料ソフトでも時間をかければ色々つくれはするのですが、Filmeには様々な素材やエフェクト、フィルターが付属していて、操作性もよいので時間効率を考えると十分お得だなと私は感じました。
以下に、各ソフトの価格比較を載せるので、参考にしてみてください。
※2022/3/27時点での価格です。
Filme 価格プラン
月間ライセンス:¥4,980 → ¥2,380 /月
年間ライセンス:¥6,980 → ¥3,280 /年
永久ライセンス:¥9,980 → ¥5,280
※永久ライセンスは買い切り版のことです
月間ライセンス以外はかなり割安な価格です!
買うなら年間ライセンスか永久ライセンスがおすすめですね。
Adobe 価格プラン
コンプリート月間プラン :¥9,878 /月
コンプリート年間プラン(月々払い):¥6,248 /月
コンプリート年間プラン(一括払い):¥72,336 /年
※Adobe製品全部入り
Premiere Pro 単体 月間プラン :¥3,828 /月
Premiere Pro 単体 年間プラン(月々払い):¥2,728 /月
Premiere Pro 単体 年間プラン(一括払い):¥28,776 /年
Filmeと比べるとかなり高いですよね…。さらばお金。
ただ、コンプリートプランはAdobeの製品が全部使えるので、私のように「ガッツリ動画編集やるぞ!」という方にとってはコスパがいいとも言えます。逆に、初心者には明らかにオーバースペックです。
また、買い切り版が現在は存在しないのも痛いところです。昔はあったんですけどね。
価格比較まとめ
このように、Filmeは他のプロ・上級者向けソフトと比べると安いのですが、「それでも不安だ!」という方は30日間は無料体験ができるのでそれを試してから考えるのもアリだと思います。
実際に使ってみる
では、ここからは実際に使ってみます。
インストール
インストール中はこんな感じです。
海外企業のソフトなので若干翻訳感はありますが、日本語対応もちゃんとしています。
親切チュートリアル
インストール後、ソフトを起動すると、最初に簡単なステップ説明が表示される親切設計になっていました。アプリでよくあるやつですね。
基本的な使い方は、Premire Proを始めとしたほかの動画編集ソフトと同じ感じでした(実際の詳しい使い方は本家のチュートリアルが充実しているので省きます)。
また、上級者向けのソフトよりもなんとなく見た目的にとっつきやすいようになっている印象を受けました。
文字のサイズがちょっと大きめだったり、デザインがなんとなく丸みを帯びてたりするおかげなのかな、と思いました。
ちなみに上部メニュー右上のメールマークをクリックすると…
以下のようなチュートリアル動画一覧が出てきます。これはかなり丁寧で凄いです。
この辺は日本語翻訳の違和感も全然ないですね。
上のスクショに表示されてる「クロマキー合成」をクリックしてみると、チュートリアル記事に飛びます。
記事内にYouTubeのチュートリアル動画もあり、全体的に初心者向けへの配慮が油断も隙もなくてすごいです。
よければソフトの雰囲気もわかるので、ちょろっと動画を見てみると面白いと思います。
基本機能
さて。上にも書いた通り、詳しい使い方はホントにソフトを開くかFilmeのHPを見ればわかるので省きますが、基本機能をザっと紹介します。
基本機能
- 切り抜き(トリミング)・分割・回転・再生スピー
ド調整・パン・ズーム - 動画フィルター
- トランジション
- テキストオプション(タイトルやクレジット追加等)
- ピクチャーインピクチャー機能
いろいろありますが、要は動画編集に必要な機能は一通りある…!
ということです。
3D空間にCGを合成したり、爆発のエフェクトを0からつくったり、自宅警備員が日本を守る大作SFムービーをつくったりするのは難しいですが、そういうのはどちらかというと動画編集というよりも動画加工の部類に入ります。AdobeでいうとPremiere Proが動画編集ソフトで、After effectsは動画加工ソフトに当たります。
…とまあ、その辺の定義は置いておくにしても、とにかく撮影した動画をカットしたり繋げたりして、ちょっとしたエフェクトやタイトルとかエンドロールとかを付けるようなことは簡単にできるということになります。
豊富な素材・エフェクト・テンプレート
基本機能は問題ないことが分かったと思いますが、それだけだとただの普通のソフトになってしまいます。
初心者向け動画編集ソフトというと、やっぱり豊富な素材が求められます! 文明の発達に伴い、我々人類の文明への甘え度も指数関数的に上がっていっているのです。
画像、アイコン、スタンプ、動画素材、簡単に使えるエフェクトなどなど…プロであれば素材も他で有料素材を手に入れて使ったり、エフェクトも自分で細かく設定して動かすものですが、初心者的にはそんなのやってられません。
なので、初心者向けを謳うのであればその辺は必須となります。
…が、ちゃんとFilmeには豊富で使いやすい素材や、ワンクリックで使える簡単なエフェクトが多数揃っています。インスタのように一瞬で雰囲気をオシャレにできるフィルターもあります。さすが。もうオシャレも時短の時代なのです。1億総オシャレ時代。
そんなわけでとにもかくにも、その辺の素材やらを紹介していきます。
エレメンツ(素材)
メニューの絵文字風のアイコンをクリックすると、エレメンツというメニューが開き、このように素材の一覧が表示されます。
素材がカテゴリ分けされているので、目当てのものが探しやすいです。
このようなアニメ的な動画素材もあれば、
プレゼン資料で使えそうなビジネス的なものもありますし、
かっこいいオープニングタイトルもワンクリックで実現できます!
凝ったものだとこんなのもあります。
当然ですが、テキスト部分は自分で好きなように変更できます。
結婚式ムービーなんかで役に立ちそうですね。
テキストアニメーション
素材にも色々種類がありまして、テキストアニメーションの素材というか、テンプレートも豊富にありました。
ワンクリックでニュースのようなテキストが完成するのは凄いです。
このほかにも、エンドロールが簡単につくれる素材など、幅広くカバーされている印象を受けました。
効果音・音楽・フィルター・トランジションなどなど…
ほかにも、効果音や音楽の素材や、ワンクリックで色をオシャレにできるフィルターや、動画切り替え時のトランジション(簡単な奴だとフェードインとか)も豊富にそろっています。
そんなわけで、この辺を駆使すればあまり時間をかけずに、見栄えの良い動画をつくれるということです。
まとめ
以上、初心者向け動画編集ソフト「Filme」の紹介でした!
すでにAdobeのソフトを契約している自分のような方がこれに乗り換えることはないと思いますが、無料ソフトしか使ったことがない方や、そもそも動画編集したことないという方にはとてもよいと感じました。
30日間の無料体験もあるので、それで試してみて気に入ったら有料版を購入するのがおすすめです。
個人的な一番推しポイントは、チュートリアルが豊富なところですね。
わからないことがある度に都度検索したり、だれかに質問したりすると大変ですが、その心配がありません。しかも有名なソフトじゃないと検索しても聞いても答えが見つからないことがありますからね…。
その辺の手厚いサポートがあるので、楽しく動画編集ができるのではないかと思いました。
ではでは、そんな感じで最後にFilmeのHPへのリンクを貼っておくので、よければご覧ください!