これは短編自由日記集である。
ショートショートとも短編ともエッセイともいえぬもの。だが、決して普通の日記ではない。
…などと大層なことをのたまいましたが、昔mixiに書いていた日記に過ぎません。ただ、やっぱり仏の日記ではなく完全に変な日記であり、創作話なのでありました。
まあ、1分で読めるので暇潰しにどうぞ。
関係
宝物、それは僕の足元にあるよ。
そう、この靴だ。
無理に考えて発言した僕は後悔した、そして靴は言った。
「そうしてお前が後悔している間も俺はお前に踏みにじられ続けているんだ。」
僕は気づいてしまった。
「おまえは床を踏んでいる。そしてここは二階だ。つまりこの床は下に住む誰かの天井だ。
おれらは揃って誰かの見上げる世界を踏みにじり続けてきたのさ。」
靴はショックを受けた。
ソラは笑っていた。
空気に乗られながら。
二時間の抗い
あと2時間。
2時間後には全てが終わっている。
…間に合うのか?
額から汗が垂れる。
ここから"従順な執事"のあった場所までは30分ほどだ。普通に行くなら余裕だ。
普通に行って推進派の幹部に鍵を渡せばことは済む。
だが普通でいいのか?
やはりここは変に行かなくてはだめだ。
ここから「爪が痒い!」と叫びながら共感してくれるフィリピン人を探しながら行くとすると、間に合うかは怪しい。爆弾の爆発は免れないだろう。だがカニ歩きでならちょうど2時間くらいで着くかも知れない。
私はカニ歩きで向かうことにした。
2時間後、地球はなくなった。
-続く-
ある演奏会でのコメント
山梨…まず最初にそう思った。
この曲はまさに山梨そのものである。
一見単なる田舎に過ぎぬかのように振る舞っておきながら、
実は日本最大の標高を誇る富士山を隠し持っている。
その様子はちょうどこの曲が静かな落ち着いた曲であるのに、
中になぜか人の心を芯から突き動かすダイナミックさを感じさせるのと似ている。
そんな富士山には日の出がよく似合う。
ならばこの演奏会が終わったらみんなで一緒に日の出を見に行こうではないか。
そんなことを思わせる曲である。
あとがき
…と、いうわけで、本当に意味がない文章である。
意味不明な世界観を楽しみたい人には楽しんでもらえたかも知れない。
それでは、ぜひほかのまともな記事を読んだ後に帰っていただければ嬉しい限りである。
by鍵リーダー