自主制作映画

踏切を挟み向かい合う二人を襲う結末が斜め上過ぎ! 自主制作CM『出会いと別れの踏み切り』

2015年6月30日

踏み切りサムネB

完成した。

なにが?

CMが。

そう、何週間か前から言っている自主制作CMがついに完成したのです!

「自主制作CMとは、一体なにを宣伝するのでしょうか」


そういう淡々とした冷静な質問が入るかもしれないが、今回は一応、ちゃんとしたものを宣伝している。素人だと勝手に既存の商品をCMするパターンや、自分の所属団体のCMが多いだろうが、今回は友人が実際に出した本をCMしている。

別に何円だとか、いつ発売だとかは詳しく知らせていないし、それを本気で宣伝しようと思って作ったわけではない。遊び心と、CMへのチャレンジ的な意味合いが強い。

とは言え、一応ちゃんと商品を宣伝してはいるので、CMと呼べると思う。

今までは映画・純粋な作品がメインだったが、今回はCMなので、工夫の仕方が変わってくるはずだし、作ってても面白かった。

ではCM入ります!

自主制作CM『出会いと別れの踏み切り』

以上、CMでした。

人によっては「なにこれ?」かも知れないけど、とりあえず宣伝したいものへの印象は結構強かったのではないだろうか? そんなことないのかな。

狙いは

最近のCMでありそうな、シュールなような、荒唐無稽なような、ギャグなのか何なのかわからんけど宣伝対象は頭に残る。そんな感じでやってみました。はじめてのアコムとかも結構謎だと思うけど、そういうような空気感のCMって多い気がしている。

押し付けてる感じを出さないけど、結構無理やり宣伝のシチュエーションにして、押し付けをギャグやシュールにした感じ。個人的にはけっこうこの踏み切りCMはありな気がしてます。

でも正直、前半の流れと宣伝対象が全然関係ないので、そこをなんかで繋げないと実際のプロのCMではダメかも知れませんね。「その関係なさが面白いんだ!」とも思うから難しいところ。

コンセプト

これは他の記事でも書いたことなので「知ってるわ! ポン酢男が!」という血の気の盛んな方は読み飛ばしてください。

このCMのコンセプトに関して。まあ、思いつきに過ぎないので、コンセプトって程でもないけど…とにかく今回やりたかったのは、これである。

王道的でベタなシーンに無理やり宣伝対象(この場合、『抜本的少子化対策』)を出す。

踏み切りCMほぼ完成

このCMでは、「踏切を挟んで別れそうな男女がいる。最後に男が呼び止めるも、電車が来て彼女は見えなくなる。電車が過ぎ去ると、もうそこには彼女はいない。」という王道シーンをパロディしている。更に言うと、あえて期待を裏切っている。

「だからなんやねん」な内容になってるが、そもそもそれを狙ってるので、商品とパロディーシーンの流れを結びつける必要があるのかは悩みどころ。

ちなみに男女じゃなくて男男なのは、急遽女性キャストが来れなくなったため。それでも自主映画は撮影中止にしてはいけないのである。本気の作品なら別だけど、ハプニングは逆利用してなんぼなのでござる。

他には、ホラーシーンで、恐る恐る扉を開けるもだれもいなく、何か物音がして振り返るけどやっぱり誰もいない。…と思ったら、実はその背後に何者かの影が!! の「何者か」を例の本『抜本的少子化対策』にする。なんてのも考えた。

その他にも色々ベタなシーンというのはあるので、もしかしたらまたやるかも知れない。

とにかくコンセプトは、

①ベタなシーンのパロディ②ちょっと荒唐無稽な感じを狙う。

 

である!

ちなみに、「新しい人生のスタートに踏み切る」的な言葉遊びにも一応なってます。

CMを撮り終えて

CMを撮り終えて

単純な感想になるが、自主制作映画とは違う工夫が必要なのが面白く、なおかつ尺が短いおかげでさくさく撮れて楽しかった。

短編映画はアイディア勝負になると思うが、CMだとアイディア×インパクト×凝縮したストーリーでの勝負になるなと感じた。短編映画もそうかも知れないが、それを極端にした形になると思う。CMにおけるストーリーは、ファミコンの作曲をするような「最低限の要素での最大表現」という面白さがある気がする。

ダンスしまくって終わるCMとかもあるが、あれはインパクトだけの勝負だと思うので、3要素の内、どれか一つに絞るのもありなのかも知れない。中途半端にするくらいならそれがいいのだろう。

まとめ

ということで、長編映画も撮りたい気持ちはあるものの、CMもまた色々撮っていきたいな、と思った次第です。
映画と違うよさは、短いゆえに、色々な人が見てくれやすいことでもあると思うので、多くの人に見てもらえるようなものが作れたらよいものである。

そして、「ですます調」と「である調」はわざと混ぜているのであった。

さて、ブログも書き終えたことだし、ここらでテレビを付けてCMでも見るとしようかな。
そう思い、私はスマホを手に取り、ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライトをやるのであった。