『一人の怒れる釣り人』制作記 自主制作映画

自主映画短編『釣り人』の制作過程を公開!その3

2015年7月30日

怒る釣り人

こんにちは!

皆さんご存じないかもしれませんが、実は今わたし(@kaiten_keima)は「自主映画の制作途中をあえて公開!」というシリーズをやっています!!!

ご存知だったでしょうか? ご存知な方、いつもありがとうございます。

ご存知なかった方、ご存知になっていただきありがとうございます。

 

…というわけで、今私は『釣り人』というタイトルの短編映画を作っているのですが、せっかくなので作品としてだけでなく、制作過程を知ってもらうものとしても公開しようと考えそれをやっているわけなのです。

今回で映画はバージョン3です! ちなみに以前の記事はこちら。

バージョン1→貴重な映画制作の途中経過公開!? 自主映画『釣り人』

バージョン2→製作途中の自主映画公開!こうやって映画はできていく?


制作進行度

このシリーズでは、ストーリー・編集・演出の3項目に分けて、映画完成までの進行度をお伝えしています。

この分け方がベストかはまだ模索中ですが(なにせまだ3回目だし)、とにかくこれでいきます!

 

ストーリー進行度は脚本のどこまでカットを繋いだ動画ができているかを示します。

編集進行度はカットのつなぎの違和感をなくしたり、音量を整えたりノイズをとったり、暗すぎるカットを直したり…といった土台的な基礎部分。

演出進行度は音楽や色調、効果音、CG、特殊なカット割り…などの装飾的部分を指します。

 

それでは! まず先に、前回の動画と前回の進行度についてです。

『釣り人』バージョン2

ストーリー進行度:75%

編集進行度:30%

演出進行度:0%

 

気になるところでストーリーは終わっていますが、クライマックス手前までは来ています。

ただ、カットは少し粗く、音声もまだ変なところが多いです。

色調や音楽、効果音は特になにもしていません。まだ素材の状態な感じです。

 

それでは本命のバージョン3にいきましょう!

 

『釣り人』バージョン3

ストーリー進行度:100%

編集進行度:40%

演出進行度:30%

 

ストーリーはとうとう最後まで来ました!

なのでとりあえず話はこれで全て把握ができます。

 

しかし、ちょっと声がずれていたり、川の音が変だったり、カットに違和感があったりしています。ほか、三脚が微妙に映ったりもしています…(3分26秒右端など)。

また、色調もカメラで撮ったままなので、ちょっとホームビデオっぽいです。映画における色調の重要さはこの記事で説明している通りです。

撮ったムービーを簡単に映画っぽくする裏技。色調補正・カラコレ 【自主制作映画講座】

 

更に、本当は音声もかなり大事です。

自主映画は映像はすごいものはちょいちょいありますが、音声は大抵どこか足りないと言われています。今回は川もうるさいし、いいマイクもまだ購入してないしで、音は開き直って妥協しますが…それでも今の状態だと音がぶつぎれな部分もあるので、そこは修正していきます。

 

前回と大きく変わったのは、「きーみーたーちー!!」と言って釣り人が立ち上がる部分の直前です。

ここは、バージョン2だとなんだかタイミングに違和感を感じたので、思い切って実験的にフラッシュバックを入れてみました。ただ、これはやりすぎかなとおも思っていて、迷い中の部分です。

(こういう風に編集過程でガラッと変わる部分を見せられるのが、このシリーズの面白さだと思っています。)

 

まとめ

…と、このような感じで、結構完成に近づいてきています。

恐らく、バージョン3でストーリー的には最後まで完成した『釣り人』が、このあと編集で整い、演出でどう仕上がるのか。ここが一番面白いところだと思います。

ストーリーが同じでもこうも変わるのか! というのが見せられれば、一番ためにもなるし面白いことでしょう。

 

では、次なるバージョンをお楽しみに!