編集でござる。
完全なる素人が、初めて動画編集をするのでござる。
動画の取り込み方から苦労するような素人が初めて動画編集をするのでござる。
今日は、素人が低予算で工夫を重ねて作った、制作期間2年の自主アクション映画『抜本-BAPPON-』の最初の編集にとりかかったときのお話を語るのでございます。
そう、これは自主制作映画の制作記なのです。
制作記No1~3も気になったら見てくださいね。
今日は頭が働かないので語尾を頻繁に変えることにしただ。
最初の動画編集はWindowsムービーメーカーでござった
そうなんだよね。実は、そうだったのさ。
最終的には90分で、後半は結構派手なエフェクトもガンガンでシナリオも壮大になる『抜本-BAPPON-』ですが、最初は10分以内くらいのネタ的なショートムービーのつもりでした。なにせ初の自主映画なので、短くまとめるつもりだったんだ。
そんでもって動画編集すら当初はまともにしたことがなかったのである。
Windowsムービーメーカーは初心者向けの動画編集ソフト
そうなると、初心者が最初に手を付ける動画編集ソフトはWindowsムービーメーカーが定番です。そんなに凄いことはできないけど、動画をつなげたりカットしたり、トランジション効果を付けたりする基本的なことはできるでござるし、操作性も簡単なんだわ。
ってなわけで、直感的にもわかりやすいので初めて撮影した素材の初めての編集はWindowsムービーメーカーになりました。
なんといってもウィンドウズに最初から入ってるので無料なところが大きいのである。Bigだ。
初めての動画編集でわかった失敗
当然、全体的に技術は浅かったのですが、いくつか明確な失敗があったのだ。撮影した後に毎回どう撮れたかはチェックしていたものの、ビデオの再生画面で確認するだけだと意外と小さくてわからなかったり、編集してみて初めて気が付くこともあるものでござる。
アクションのスピード
わざとしょぼくしているのと、技術が足りずにしょぼくなっているの両方の原因により、初めて編集するシーンには「しょぼいアクションシーン」があります。アクションと呼べるかもわからないしょぼさです。
当時はアクションシーンの撮り方の素人なりのノウハウすらなかったので、普通にすばやくアクションするパターンと、超ゆっくりアクションして後で早送りする前提のパターンを撮っていました。そこは工夫だったのあるが、実際のところ、超ゆっくりしたアクションを編集で違和感ないスピードのアクションにするのは非常に難しい!
プロでもそうやってる場面もあるとは思うが、私達の場合は本当に超スローな動きで撮っていたので、部分的に600%の早さとかにする必要があり、かなり面倒だったのでげす。
この失敗はすぐには活かされず、次の撮影でも同じミスを犯すのであったが、さすがにそれ以降のアクションシーンでは活かされるのであった。つまり、普通の早さのアクションを撮って編集するというこである。かなり難しいアクション以外はそれの方が格段に編集しやすかった。もしくは、少しだけゆっくりアクションして、編集で少し早くするかである。
手ぶれがけっこうある
そのまんまのことだが、手持ちで撮影していると結構手ぶれが発生してしまう。
脇をしめて撮ると軽減されるとか、ネックストラップをビデオに着けてピンと張った状態で撮るとぶれにくいとかあるのだが、それはこの失敗の後にしったことである。
でも、そういうことやってもやっぱり手ぶれしちゃうから、最後はわざと手ぶれを起こしてる演出っぽく撮ったりしてたんじゃよ。実際、緊迫感あるシーンではそういうのはありなのだ。
撮影時に結構ノイズが入る
撮影するとわかりますけどね、サーーーッという空調の音やら、ビデオの駆動音やらのノイズがけっこう入るよ。これが、ホワイトノイズというものである。
また、それとは別に「カチッ」という謎の音が入りがち。これはビデオの内部の音だったり、爪とかが当たる音だったりなんだよね。これは後から消すのが本当に面倒だったけど、撮影時に完全になくすのもまたかなり難しいんだよね。
これさえなければ完成は3カ月くらい早かったと思う。ほんとにこのノイズを消すのには時間かかった。音声別撮りか、ビデオの内臓マイクじゃなくてまともなマイクで撮ればそういうことは起きないです。
まとめ
…と、初の編集ではこんなようなことが浮き彫りになった。
ウィンドウズムービーメーカーは結構操作がしやすく、当時ド素人の私でも扱うことはできた。3時間くらいで最初のシーンはできたんじゃなかったかと思う。
ちなみに、最初のシーンは寝室でのアクションバトルからの主人公の能力覚醒がメインのシーンで、そこだけでもう5分くらいになってたざますわ。でもこの時点ではまだ映画はせいぜい10~15分で完成と思ってたのだから恐ろしい。
そんなこんなで初の編集を終えて初の動画書き出しをしたわけだが、初めて自分が作った動画を人に見せたときはちょっとした感動があった。内容がしょぼかろうとなんだろうと関係ないんだよね、最初は。
自分たちで苦労して撮った動画が繋ぎ合わされて、ストーリーの形になって出来上がってくる…というのはやっぱり軽い感動があります。しかも初撮影の動画の初編集ですからね。さらに言うと初演技みたいなもんだしな。毎回反省を活かしていくうちに本格的にやりたくなっていくわけですが、この段階では非常にシンプルな感動がありました。
裏話
実は…
この時の動画は結局、最終的には違うソフトで編集しなおして、なおかつ追加撮影もしたりしていくことになるのであった。そうして色々改良して序盤のしょぼいよさを残しつつ仕上げたのが下記の動画である。
これでも本当の完成動画とは微妙に違うので、本当はあまり公開したくないのだが、そういいつつも公開するでごんすよ。hahaha.
音楽を付けて色調も映画っぽくしてあります。この話もまた今度しますが、音楽も自作なのです。
次回予告
こうして無事、初めて撮影したシーンを初めて形にする感動を出演者たちで軽く味わい、次は撮影をほぼ終わらせるつもりで、より規模の大きい撮影を実行することになるのであった。
次回予告! 撮影にかかる時間を把握できてなさすぎ…だけど意外と頑張っていろいろ撮った時の話~