担々麺といえば線。
そう思う人は世の中に誰もいないことだろう。なぜなら実際のところ特に「担々麺」と「線」にはつながりがないからだ。
不毛な事実が分かったところで、ここではなかなかハマりそうな面白いラーメン屋を紹介しようと思う。
日暮里にある手打ち麺が恐らく売りの店、馬賊(ばぞく)。である。
馬賊 日暮里店で手打ち麺の担々麺
手打ち麺が有名な店とは事前に食べログで知っていたが、実際、手打ちの音が店内に響き渡っていて面白かった。麺を打ってるのは屈強な外国人だった。
そして、「マツコの知らない世界」で冷やし中華が一度紹介された店でもある。が、このときはすでに冬だったので、冷やし中華はなかった。
店の雰囲気
店舗情報
- 馬賊 日暮里店 (ばぞく)
- 東京都荒川区西日暮里2-18-2
- 営業時間:[月~土] 11:00~23:30 [日・祝] 11:00~22:30
- 定休日:なし
- 最寄り:日暮里
出典:馬賊 日暮里店|食べログ
中華料理屋といった色合いのラーメン屋。
上の写真をよく見ると奥で麺を持ち上げている店員の様子が窺える。けっこう迫力がある。筋肉もある。
担々麺
担々麺 恐らく700円(税込)
黒めな色の担々麺。だが、特徴はそこではない。
やはり何といっても手打ち麺! しかし、丁寧に打たれた素晴らしい麺だとか、熟練の職人の技を感じる麺だとか、そういうわけではない。
粗削りさすら感じる、まばらな太さ、硬さ、厚み。だが、それがいい味になっている気がする。麺を打つあの粗野な姿から想像できる麺である。
たまに硬めの麺が混じっているのは特に独特感を感じて面白いし、スープの濃さ、中毒性と相まってたくさん食べたくなってしまう。
そして、ネギもいい。でかめのこのネギはこの粗削りな麺と非常に相性がいいと思う。
↓私はネギがぼちぼち好き。
そんな荒くれどもをこれまた濃いスープがうまくまとめてくれる。スープはゴマなどによる若干のクリーミーさがあり、それがすべてを調和させているのかも知れない。
辛さはそれなりで、スープはしょっぱいといえばしょっぱいのだが、本当にハマって全部飲みたくなりそうな味わいだった。
所感
手打ち麺の音、味、食感も含め、遠くからでも一回は食べに来たい店。そして、もし近くにいたらちょいちょい食べたくなるそんな店。人気店だが、真の名店とはまた違ううまさな気もするが、それがよさでもある、そんな店。庶民的というかなんというか。
ちなみに、この「所感」という気取ったような見出しは、一回所感と言ってみたくてつけてしまった見出し。
とにもかくにも、来てよかったのは間違いない。担々麺も結構食べてきたが、奥の深さを知れた日だった。担々麺だけをまとめた記事を書いてもいいなと思った。
そんなことを思いながら、今日も私は段ボールを洗濯するのであった。
めでたしめでたし。
↓急激な変な締め方で変な気分になった方は別の担々麺記事をどうぞ。