私はドット絵が好きだ。
しょぼさの中にある記号的表現。そこに見える工夫。そして、生まれる解釈の余地。過去をたどれば、私は点描画で有名なスーラという画家が好きだった。
が、しかし…! 今回はそんなノスタルジーに浸って風呂上がりにコーヒー牛乳を飲むわけではない(私はコーヒー牛乳が好きだ)。
そう、時代は3D。ポリゴン、CGなのである。
温かさという点ではドット絵や平面の絵の方がまだまだ優れているようにも思うのだが、3Dは3Dでその秘めている可能性は素晴らしいものだ。
特に、私のように趣味で映画を撮っているような人間からすれば、3Dで乗り物やら建物やらを自由に動かし、カメラアングルを操れるのは非常に便利だ。そして面白い。3Dは、面白いのだ。
というわけで、ここでは動画制作やらゲーム制作に欠かせない、3D素材を無料で配布しているサイトをまとめて紹介しようと思う。便利で素晴らしいものがネットで無料でいくらでも手に入る時代…それはそれで温かい世界なのかも知れない。
無料の3Dモデル素材・3Dオブジェクト配布サイトまとめ
完全無料なサイトはなかなかなく、一部無料というところがほとんどだが、それは仕方のないこと。人間は稼ぎ、食っていくのが通例の生き物なのだから…。
というわけで、無料素材配布サイトと、無料素材も配布しているサイトの両方を紹介していく。ファイル形式は各サイトでバラバラなので都度確認を。あと、利用規約もね。
大量の3D素材!「TURBOSQUID」
フリーの3Dモデルを探そうとすると最初に目にする可能性が高いサイト。
検索結果から予想するに、恐らく664561個くらいの素材がある。圧倒的物量。
有料のものと無料のものがあり、クオリティが高いのは大抵有料なのだが、それでも数が多いのでいいものを発掘できることもある。無料素材も22828個くらいある。(いずれも2016/12現在)
無料素材だけに絞って検索する場合は、金額の欄にこう入力すればOK。せこい感じがするが気にしない。だって、せこいのだから、我々は。
クオリティを求めるなら「Artist-3D」
こちらもクオリティの高いフリー3D素材がたくさん。何個あるとかは見方がわからなかったものの、ほかのまとめサイトとかを見ると、1700とか書いてあるのできっと結構ある。
これとかリアル過ぎて驚く。本物より本物らしい。お勧め。
家具が充実!「3D Model Free.com」
高クオリティの無料3Dモデル素材がたくさんある。すべて無料らしい。つまり…有料ならぬ優良サイト。
ただ、家具とかが多いので、多ジャンルにわたって幅広く…という感じではないかも知れない。用途がハマれば非常にお勧めなサイトといえる。
バトルアクションにもってこい!「3DRT」
モンスターやら戦闘機系の3Dモデル素材を配布しているサイト。使用用途は結構限定的な素材が多いが、その質は高い。そんなサイト。一部無料…という感じ。
たとえばこれ。
いいよね。
充実の上品&高品質素材「EXPANDINGWAVE」
サイトの作りからして高級な素材感の漂うサイト。
見た目は良さそうなのだが、ダウンロードの仕方がよくわからないので使ってはないサイト。恐らくフリー素材でもアカウント作成が必要と思われる。
しかし、素材の高品質さを考えるとそれだけの価値はあるかも…。
「Hum3D」
フェイスブックで英語でこのサイトを教えてくれた人がいたので、載せてみました。
最初、怪しいメッセージかと思って読んでなかったのですが、読んだら丁寧な読者の方っぽいコメントだったので載せました。
なので詳しくはないのですが、見る限り、レベルの高い車のモデルは少なくとも充実してそうですよね。その他にも家具や楽器、果物があるようですが、ミリタリー含めて乗り物系が強そうです。
有料もあるけど無料もある様子。
【おまけ】それでも見つからなければ…「3DFREEMODELS」
どういう仕組みのサイトなのかパッとわからなかったのだが、恐らくお勧めの3Dモデル素材などを大量に紹介してるサイトっぽい。
フリーの3Dモデル(3dsmax)素材を主に、フォトショップ、イラストレーター、Flash、Dreamweaver、Javascript、アクションスクリプト、CSS、CGI、フリーフォントなど、マルチメディア全般(Adobe、Autodesk関連)を中心に最新の高度なチュートリアルまたはエフェクト、プラグイン、デザインアートを紹介しています。
引用:3DFREEMODELS
試しに見てみるのもよいだろう。
ひとこと
以上、無料で3D素材データが手に入るサイトの紹介である。であるよ。
海外サイトは目当てのものを探すまでも大変なので、日本製の安い素材集を買っちゃう方が自給換算したらお得な場合もあるかも知れない。
とにもかくにも、こういった素材を使いこなしていい作品を作っていこうではないか。そして、温かい世界を生み出すのである。ぬわーはっは。
というわけで、3D素材以外にも色々とフリー素材のまとめ記事を書いているのでよかったらご覧あれ。
ちなみに実は、当ブログでも音楽素材を配布している。がんばろう。