どうも、映画を撮ってそれに曲を付けたりしてるわたくしです。
今までフリーソフトのDominoを駆使し、ほとんど無料での作曲を心掛けてきた私(たまにFinaleは使ってた)。そろそろプロも使うようなソフトを使うか…と思い立ち、Cubaseを購入したのが6年ほど前。使い方が全く分からず、その後もDominoで作曲し続けてきました。
…しかし!
いい加減Cubaseを使うことを決意。それに伴い、音源・音色も買っちまえ! ということで、買いました。
「QLSO(EASTWEST/QUANTUM LEAP Symphonic Orchestra)」を…。
かなり前に発売された音源なので今更かよという感じはありますが、今でも現役で使える人気音源なのです。私は基本的にオーケストラ系の曲を作るので、オーケストラ音源の購入です。
てなわけで、そんなQLSOを使って作られた高クオリティな曲をまとめてみました。購入を迷っている人はぜひ参考に!
- オーケストラ音源「QLSO」で打ち込みされた高クオリティな曲まとめ
- 大河ドラマサントラ風の壮大な曲「大河の如く」
- ハリウッド映画サントラ風オリジナル曲「Exciting Journey」
- ドラゴンクエスト5「戦火を交えて」のゲーム音源風打ち込み
- あのドラクエ打ち込みで有名なスペアリブさん作曲!「弦楽合奏の為の舞曲」
- 15分で考えて後は打ち込むだけでしたよ…即興曲「乱舞」
- 生演奏の揺らぎを再現した打ち込み「ドラゴンクエスト4 コロシアム」
- まだまだドラクエ。もはや本物「ドラゴンクエスト3 冒険の旅」
- RPGはドラクエだけじゃない! FF7「闘う者達」オーケストラアレンジ版
- あの民謡がオーケストラに!?「七つの子」
- QLSOのレビューと言えば…「はっさく君」さん
- 私が作ったQLSOを使用した曲
- まとめ
オーケストラ音源「QLSO」で打ち込みされた高クオリティな曲まとめ
発売されて10年近く経つのにいまだに大人気なオーケストラ音源「QLSO(EASTWEST/QUANTUM LEAP Symphonic Orchestra)」で打ち込まれた、レベルの高い曲をまとめました。特にQLSO金(GOLD)が人気なんですよね。というか、私も買いました。
打ち込み技術に関しては厳しい視点で見ればどれも突っ込みは入るのかも知れませんが、曲の良さは打ち込み技術だけではないですし、素人が聴いて「おお!」と思いそうならいいか、と思ってまとめています。
大河ドラマサントラ風の壮大な曲「大河の如く」
”QLSO”で検索すると結構上位に来るのがこの曲。当初は大河風のつもりではなかったらしいのですが、なかなかに大河的な抒情的盛り上がりを見せる曲です。
トランペットの高らかなメロディーが気持ち良いです。こういう大掛かりな曲調にはやはりQLSOはよく合うのでしょう。宇宙戦艦のような勇ましさも感じます。
ハリウッド映画サントラ風オリジナル曲「Exciting Journey」
迫力ある曲です。曲の構成、音色ともに壮大でハリウッド的です。途中ちょっとパイレーツカリビアンを思い出しましたが、映画でそのまま使えそう…
いや、使ったら流石に違和感あるかもですが、どちらにせよ高クオリティです。市販のゲームの曲であれば全然違和感ないでしょうね。
ドラゴンクエスト5「戦火を交えて」のゲーム音源風打ち込み
敢えてかも知れませんが、どこかスーファミっぽさを感じる打ち込みです(プレステっぽさかな)。音質はいいですが、リアル志向ではないかも知れない。ただ、音質の良さは感じられます。ゲーム音楽的な良さはたっぷり詰まってます。ドラクエヒーローズとかで流れそう。
ドラクエ5好きはパパスに詳しくなろうね。
あのドラクエ打ち込みで有名なスペアリブさん作曲!「弦楽合奏の為の舞曲」
スペアリブさん作曲の弦楽四重奏。誰だそいつなどと言うなかれ! 私のうろ覚えでは、スペアリブさんと言えばかつてドラクエのMIDIを公開しまくってくれていた方な気が…(違ったらすいません)。久しぶりに見れて(聴けて)なんだか嬉しいですね。
大オーケストラ! みたいな曲だけでなく、こういう少人数もいい感じに響くんですね。QLSOの長所でもあり弱点でもあるリバーブの強さが小編成の曲だと目立ちますが、そんなには気になりません。
ちなみにこの曲、生演奏バージョンもありました。
15分で考えて後は打ち込むだけでしたよ…即興曲「乱舞」
俺昨日15分しか寝てないんだよね。というテイストかは知りませんが、15分で作ったという曲がこちら! 曲の迫力、響きの力強さ、派手な展開。QLSOの力を存分に引き出してるように思います。
迫力ある曲作りたいなあ。と思える曲です。
生演奏の揺らぎを再現した打ち込み「ドラゴンクエスト4 コロシアム」
ドラクエ好きなもので。またもやドラクエです。さっきがゲーム音源風だったとすれば、今度はオーケストラ生演奏風です。
ちょいちょいリズムが崩れてるような、先走ってるような、揺れてるような、という箇所があるんですが、CDを聴くと確かにこんな印象なんですよね。打ち込みだと少しだけ極端に聞こえるかな?程度。
ホルンの金属的かつ包み込みような、太い音がいいですね。
まだまだドラクエ。もはや本物「ドラゴンクエスト3 冒険の旅」
またまたドラクエ! これはもはやオーケストラのCDかと勘違いするレベルですね。たま~に音源の癖的なのが見え隠れしてるような気もしなくはないですが、もはや粗探しレベルです。すごい、感動。
本物とぜひ聞き比べて欲しい。
RPGはドラクエだけじゃない! FF7「闘う者達」オーケストラアレンジ版
ドラクエばかりだとえこ贔屓なので、ファイナルファンタジーです! 非常に安定して迫力がある仕上がりですね。確実にこのままゲームに使えますね。
それにしても、FFのCDは持ってなくて本物を知らないからか、ドラクエよりも綺麗にまとまって聴こえますね。元々FFの方が迫力ある響きを重視したオーケストレーションなのかな、という気もします。音が厚いので、QLSOと非常に相性がよさそうです。
あの民謡がオーケストラに!?「七つの子」
オーケストラの打ち込み方や、編曲方法、管弦学、オーケストレーションなどをかいつまんで教えてくれるブログ「カンタン・オーケストレーション」より。
このブログは素晴らしいです。要点を掴んでいるとはこのこと。金魚すくいで金魚をすくったら水滴が一滴も付いてないレベルの要点の掴みっぷりです。この方は要点掴ミストだと思います。作曲始めたい方はぜひ一読を。
これはその作曲法を学ぶ中で実践として編曲された曲です。ストリングスのみQLSOではないので注意。QLSOはなんとなく木管楽器が微妙なのでは?と思ってたのですが、これを聞くと自然に馴染んでますね。
QLSOのレビューと言えば…「はっさく君」さん
最後は番外編です。動画はないのでここには貼れないのですが、QLSOを主として、色々なDTM機材のユーザー目線なレビューを書かれているブログ…「はっさく君のほ~むぺ~じ 別館」の紹介です。
その中でもこちらの「はっさく君のDTM機材紹介。その10 「QLSO 金」」という記事にQLSOの曲がたくさん載っています。
はっさく君をはじめ、音楽に金と時間と人生をかけられないDTMライトユーザーにとって、そんなお高い音源や安くても手間のかかる音源は、正直手に余る訳で。
その点で、価格、実用性、音質面で、バランスの取れたQLSOは、コレ1つでなんちゃってオーケストラが完結できるソフトとして、実に良い選択だと思うのです。
ブログ最後のこのレビューは説得力があります。より本格的にやる人もまずはQLSOで慣れて次のステップへ…というので良いように思います。
私が作ったQLSOを使用した曲
おまけで紹介。QLSO買いたてのときに作っているので、よくわからずに音割れしているものもあります。
⇒QLSOじゃないverの「地下倉庫での死闘」(素材として配布中)
⇒QLSOじゃないverの「現れた黒服」(素材として配布中)
⇒QLSOじゃないverの「バトル4回戦! ~圧倒的戦力~」(素材として配布中)
とりあえずちょいうるさいくらいに迫力はありますね。管楽器の低音のうなりはだいぶ差がありますね。
まとめ
作曲の本質と音色の音質は直結しないとは思いますが、自分の曲が生演奏されているような感覚を味わえるのはモチベーションがかなり高まります。
そして、聴衆の耳が肥えているので、その流れに逆らうのもまた苦しいでしょう。逆らうなら開き直ってファミコン風や、かなりしょぼい音源で人間味を出すとかが良いでしょうね。
私もこれから色々試していこうと思います。楽しみです。
ちなみに、私が作曲した曲はフリーBGM素材として公開中です。
2016/7現在では、QLSOではなくフリーの音色で主に無料で作った曲が多いです。作曲ソフトもDominoと無料尽くし。
↓QLSO
↓更に本格的にやるならQLSOの進化版ともいうべき、オーケストラ音源Hollywoodシリーズ