小さいころ戦車を食べてたら怒られたことがある管理人とは私のことです。こんにちは。
そんな嘘つきな私がこの記事で紹介するのは、タイトルの通り「戦車のウェザリング方法」です。
なかなかにマニアックなので、多くの方には興味がないことでしょうが、この記事にたどり着いてる方は当然興味があることでしょう。なので、他サイトの方法をまとめつつ、我流を紹介します。
ウェザリングした戦車を街中に合成する方法についての解説動画も出したりしているので、興味のある方はぜひ。冒頭に結構リアルな完成映像も流してるのでたぶん面白いと思います。
ちなみに、戦車のウェザリングとしていますが、別に戦車じゃなくても問題ないと思います。戦闘機、ガンダム、マジンガーZ、リラックマ…何にやってもリアルになると思います。リアルにする必要がないものにあえてウェザリングするのも面白いかも知れません。知りませんが。
ウェザリングとは
まず、一応ウェザリングについて説明。
ウェザリング(英語:weathering)は、模型における塗装技法のひとつ。 もともとのweatheringという語の意味は「風化」。 模型を製作する際、普通に仕上げの塗装のままでは、「塗りたて」の状態できれいすぎて実感的でない事がある。
出典:ウェザリング|wiki
wikiの通りですが、より簡易に説明すると
プラスチック感満載な模型をわざと汚してリアルにする
ということです。
普通、ウェザリングというとプラモデルやらラジコンやらが趣味な人がやるものですが、私はどちらも趣味ではありません。自主制作映画が趣味なのです。さらにマイナーですね。
要はこういうことです。
映画の中に戦車を登場させたい→戦車のラジコン買う→撮影する→しょぼい→リアルにしたい→調べる→ウェザリングというものがある→やる
はい。なので、私はにわかウェザリング野郎です。
ただ、グーグルで検索して出てくるウェザリング方法はずぶの素人な私からするとめんどくさそうかつ、難しそうなものが多かったです。
なので、ずぶの素人な私が実践した超簡単なウェザリング方法を紹介します。
回転オトエフミ流! 簡単ウェザリングレシピ
さあ、始まりました。回転オトエフミのウェザリングレシピのお時間です。
まずは戦車を用意
まず、Amazonでも買える比較的リアルかつ、比較的安価かつ、操作可能な超おすすめ戦車を用意します。
超がんばって探して見つけた代物ですが、これにして大正解でした(ほんとは教えたくないとすら思ったんですが、真似する人も少なそうなので紹介しました)。
最初は動かない戦車模型を探してたんですが、いざ撮影して思うのは、動かないやつ買ってたら迫力も弱まる上に、編集・合成で動かそうとすればめちゃくちゃ時間かかりますわ。
戦車が動くだけならどうにかなりますが、このラジコンはなんと砲台部分が可動式。ライトも光る。
どなたかがアップしていた動画を貼ります。これは映画的な撮影の仕方ではないのでチープな洗車に見えるかも知れませんが、撮り方とウェザリングでどうにかなります。
ここではそれを紹介するのです。
筆ペンを用意
次に用意するもの。それは、筆ペンです。
なんでもいいです。薄墨がよいと思います。私は薄墨にしました。太・細がある場合は太い側を使いましょう。細い方は書いた感じになっちゃうと思います。
…で、終わりです。普通はもっといろいろ用意するんですが、そこまでこだわらないorよくわからないという人は筆ペンで頑張りましょう。
筆ペンだけでそれなりになるということを、実例を交えつつそれなりに力説します。
簡単ウェザリングのやり方
簡単です。
1.偽物っぽい質感のところを筆ペンで汚す
戦車のいかにもプラスチックっぽいところ(プラスチック製じゃないならリアルじゃないところ)に太めの薄墨筆ペンで適当に軽く塗ります。軽く。塗るというか、なでるような感じです。
2.こすって薄く広げる
で、こする。指なりなんなりでこする。
それだけです。
ツルツルしてるところをとにかく筆ペンで汚すのです。で、こすって広げる。半分消えかかる程度にこすりましょう。いかにも書いた風だと逆効果になります。
すると、こんな感じになるはずです。
アップで撮ってるので全然リアルじゃないじゃん、と思われるかもしれませんが、それなりに汚れてると思います。もっと汚したければもっと筆ペンを使えばOKです。
引きの写真。こちらもよくわからないかな?
でも先ほどの動画と比べると雰囲気が出てるのではないでしょうか。
この後、ウェザリング有り無しの比較をするのでそこで見比べてみてください。
所要時間
所要時間は15分未満でした、私の場合は。これはこだわりようによって変わるでしょうが、ウェザリングとしては恐らく驚異の速さです。
指も汚れますが、指もウェザリング感出てます。
まあ、洗えば落ちるし、指以外でこすっても構わないのでそこは各自の責任にて好きなようにやっていただければと思います。とりあえずこの方法は凄く楽です。
ウェザリング有り無し比較
せっかくなのでウェザリング有り無しの比較。
まず、さきほどの戦車をウェザリングなしの状態で合成したのがこれ。
編集で色々頑張ったのですが、なんか戦車がツルッとしてますね。
これが、筆ペンを使うと…
こうなります。
まだテカテカ感はありますが、かなりよくなってないでしょうか? 私はそう思ってます。かけた時間の割に効果がでかい!
色合いがなんか青緑っぽいのはカラコレといって、映画っぽくするためです。これについては別記事で書いています。
というわけで、以上私なりのやり方でした。
普通のウェザリングのやり方まとめ
通常のやり方も一応紹介します。
【ケーリアン】戦車をウェザリングで汚しまくる方法
こちらの記事ではもっとちゃんとしたウェザリングの方法を紹介されています。必要なものをまとめると…
ウォッシング:タミヤエナメル塗料のXF-1 フラットブラックとXF-64 レッドブラウン
墨入れ:タミヤエナメル塗料のXF-10 フラットブラウンとXF-1フラットブラック
ドライブラシ:タミヤエナメル塗料のXF-59 デザートイエロー
車輪汚し:100均で売ってるパステル
これでもかなり安く手ごろな方法のようではあるのですが、何時間もかかりそうなので私は筆ペンでやってしまいました。
Part.17「筆塗りで、汚し塗装(ウェザリング・ウォッシング)を施す」
【タイガーⅠ・後期生産型】Part.17「筆塗りで、汚し塗装(ウェザリング・ウォッシング)を施す」
こちらもちゃんとしたウェザリング方法を紹介しています。
ただ、やっぱり結構時間かかりそうです。
ちゃんとやりたい方はこういったまともな方法をご参照あれ!
最後に
さて、ここまでウェザリングについて紹介してきましたが、ちょろっとやる分には楽しかったです。そして、効果が思った以上にあった。
…ただ、ミリタリー系はこだわる人はめちゃこだわる上に、その手のファンはすごくうるさいという印象です。
実際、考証を無視した自慰的ウェザリング表現はいかがなものか?という記事などを見るとそれが見て取れると思います。私が紹介したのはあくまでも「なんちゃってウェザリング」レベルということですね。
でも、私は時代考証のために映画を撮っているわけでもなく、設定的にもギャグのようなものなので、なんちゃってレベルで妥協しました。どこにこだわり、どこに時間と労力を費やすかも考えないといけないですからね。
では、私は編集を続けますので、また今度!