自主制作映画

自主映画初心者よ、私の真の処女作『I am Ramen』を観て勇気を得よ!

2019年11月5日

どうも。

就職したはいいものの、働いて寝るだけの日々に辟易し、突如2012年から自主映画を撮り始めたもみじばです。

 

このブログでは自主映画を撮る人の役に立つ記事をちょくちょく書いてますが、この記事では

「映画撮ってみたいな~。でも、映画とか撮れるわけなくね? なんかむずそうだし」

という感じの方に、勇気と自信を持ってもらおうと思います。

 

私が初めて撮ったドヘタな自主映画と、最新作のパッと見商業レベルの自主映画を見比べて、「ド素人でも続けてればここまで上達するんだな~」と感じてもらいたいと思います。

機材がない、ロケ地がない、スタッフがいない…と、山ほど抱えた言い訳をこの記事を読んで捨て去ってもらえれば嬉しいですね。グダグダ言ってないでさっさとやるのが一番です。

(とにかく行動を始めてほしいので、ところどころ厳しめな口調も出てきますが、むかついたら映画を撮ってストレス解消してください。)

 

ちなみに、今まで私がつくってきた自主映画やショートムービーはムービーギャラリーページで見られます。

 


iPhoneで撮影。自主映画処女作『I am Ramen』

まずは、初めてつくった自主映画がこちら。

映像編集はサークルの思い出ムービーを友人と一緒に作った程度しかない状態で、急に「映画撮りたい」と思って撮ったのが『I am Ramen』です。

 

知識0、機材はiPhoneのみ

 

できはノーコメントな感じですが、このときに踏み出していなかったら私のその後の作品はありません。このときとにかく撮り始めてみてよかったと思っています。

では、観てみてください!

『I am Ramen』あらすじ

ラーメンをきっかけに起きる突然の事件、そして明かされる不可思議な真実と、真の友情の物語(?)。

2012年公開(当初は身内のみでの公開)

編集 友人

脚本・音楽 もみじば

 

全編見たかどうかわかりませんが、どうでしょう? クオリティ低いですよね!

音楽は今聞いても悪くないと思ってますが、それ以外は内輪感もあるし、カット割りはめちゃくちゃでなぜかテキストでつないでるし、気になるところだらけなはずです。

「自分ならもっとうまく撮れる」そう思いませんでしたか?

はい、そう思ったら撮りましょう!

なんたって、最初このレベルしか撮れなくても、続けていくとパっと見商業レベルくらいにはなれることを私が証明しているわけですから、これよりうまく撮れるあなたなら続ければきっと素晴らしい映画が撮れるはずです!

 

 

CGだらけ! SFバトルムービー『リアル自宅警備員』

お次は、2019年11月現在で私の最新作自主映画『リアル自宅警備員』です。

CGといっても、3Dモデルみたいなのは一部しか使用してないので、正しくはただのエフェクトというべきでなのかも知れません。

が、そんなことはどうでもよく、とにかく『I am Ramen』とはレベルが桁違いです。ストーリーや設定の独特さだけは引き継いでますが、クオリティがまったく違います。

ところどころ適当に観てみるだけでもわかると思います。

『リアル自宅警備員』あらすじ

人口の70%が引きこもりと化した日本。高度な技術力を持った引きこもりたちは、家から引きずり出そうとする国家に抵抗すべく、自宅警備をし始めた。

人知を超えた自宅警備力が、国家率いる軍隊と全面衝突。

戦いの行方は? そして、真に警備る(まもる)べきものはなんなのか?

ネタ要素万才でありながら、引きこもりについて真剣に考えさせる社会派SFバトルムービー。

結構長いので、いいとこどりした予告編も貼っておきます。

2019年公開

編集・脚本・音楽 もみじば

 

どうでしょうか。『I am Ramen』を撮っていた人がつくったとは思えなくないでしょうか?

映画を撮り、つくり、その都度勉強し、トライ&エラーを繰り返しまくっていけば、ここまで上達するわけですね。

7年前、「いやー映画撮りたい気はするけど、さすがに人もいないし知識もないしむりっしょー」とかほざいて鼻クソ食べてたらこの作品はなかったわけです。

たとえ最初につくったものが鼻クソのような駄作だったとしても、7年間鼻クソ食べて生きるよりずっといいですよね。鼻クソ関係ないですね、すいません。

 

いきなりプロレベルを目指すな

プロから見れば、これでもまだまだ甘いカットや演出はあるだろうと思います。ですが、そんなのは当たり前です。

素人は使える予算も機材も、プロとは比べ物にならないほどショボいわけですから。

そして、それはいつまで待っても変わらないし、いくら貯金しても変わりません。アマチュアのレベルが上がれば、その分プロはさらにレベルを上げ、機材はより最先端のものを使ったりするわけです。

であれば、のろのろと勉強していつまでも撮らないのではなく、さっさと撮りながら勉強し、アマチュアの中でできる最大限のことをやり、進化・成長していく方がよくないですか?

↑『リアル自宅警備員』内のなんか自宅が燃えてるカット

アマチュアの強みは、スポンサーとかに余計なチェックをされないで済むことです。脚本や演出の仕方は自由です(違法行為とかは別として)。

あなたが予算や人手、技術がプロを凌駕した状態になることなんてないわけだし、1本も映画を撮ったことがない人には人も集まらないし予算をくれる人も現れないし、技術も知識も身につかないわけです。

アイディアとやる気があれば…いや、下手したらアイディアすらなくてもやる気にさえなれば、スポンサーの意向をうかがう必要もなく映画が撮れるんです。プロは予算や、儲かる見込みがないと撮れないけど、素人は勝手に撮れば撮れます。

なので、レベル0の自分を怖がらず、レベル0の自分から逃げずに、まずは第一作をつくることから始めてみませんか?

『I am Ramen』よりもいい作品が、きっと出来上がるはずです(私はこの映画好きですけど笑)。

 

 

まとめ

今までは自主映画処女作はブックバトルアクションムービー『抜本 -BAPPON-』だと言ってきたのですが、真の処女作は、この『I am Ramen』なんですよね…。

編集も友人がしているし、映画と名乗れるかも微妙な内容なので、処女作にもカウントしていませんでした。

…が、これからはこの『I am Ramen』こそが真の自主映画処女作です!

撮っていく中で問題はいろいろ出てきます。それを都度クリアしていけば、自然と上達するものです。PDCAというか、APDCです。まずは行動! に限ります。

 

それでも何かしら知識をつけたい! という人は、以下のような初心者向けの本を片手に撮り始めることをおすすめします。

ただし、読み切る前に撮ってOKです。知識をつけたぞ、という気になって撮り始めることが大事です。

実体験をもとにした、自主映画を完成させるためのコツについても以下の記事に書いています。

 

…と、このように行動さえすれば、ある程度までは上達できる自主映画。

あなたは撮れない理由ばっかり言い続けて10年後も「映画撮ってみたいな~」と言っていたいですか?(友人でそういう人います) それともどんどん上達して10年後に素晴らしい作品を公開していたいですか?

では、あとはお好きなように…。

 

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