とんかつ グルメ・食

ソースのとんかつもやっぱいいよね!「とんかつ専門店 双葉」@浦安

とんかつが結構好きで、このブログでも記事をいろいろ書いてきた。

長らくグルメ系の記事を書いてなかったのだけど、久しぶりに書いてみた。

久しぶりに書くのだから、さぞや超人気店の高級とんかつなのだろう!と読者の皆様は思われるかもしれない。ただ、そうではない(店に失礼か…?)。

 

今回は特別有名なわけでもないふつうの価格のとんかつ屋で、改めてとんかつのうまさの原点に立ち返ったので、それについて書いてみたのである。(とはいっても、食べログも含め、浦安ではけっこう人気と思われる。)

やっぱりこれもいいよね。そんな気持ちになったお店である。

 


とんかつ専門店「双葉」

こちらが今回紹介するお店。

とんかつ専門店という響きが気になる「双葉」。

昼時に寄ってみたので、紹介したいと思う。

 

店舗外観

「と」「ん」「か」「つ」の文字が少し強めの風にはためく。

何度かここを通りがかったことがあるが、なぜか2回ほど文字が裏返しになっていた。突飛な方法で注意を引いて客を入れようという作戦か?と、当時はうがった見方をしたが真実は浦安の闇の中である。

ちなみに先ほどののれんはテイクアウト用のところで、店の入り口はこちらだ。

食べ終わって出たら「支度中」の看板に切り替わっていた。

 

店の雰囲気

こんな感じの店内。つまり、ふつうの雰囲気である。なんだかんだ言ってもこれが落ち着くし、入りやすいというものだ。ひとりでも家族連れでも恋人とでも兄弟とでも、師匠とでも誰とでも来ればよいだろう。

店員さんも丁寧でありがたい。

 

ロースとんかつ

そして、これがとんかつである! 千葉県産の肉を使っているとのこと。遠くからうまい豚を仕入れるのもいいけれど、地元の肉を使うのはエモい。

さて、とんかつを注文したのでとんかつが来たのはもちろん嬉しいのだが、それ以上に豚汁がなんだか嬉しい。

嬉しい豚汁

味噌汁よりもどことなく深さを感じる風格と、たゆたうネギ、そして大根。黒幕の豚肉はこの下に眠っているのだ。そう思うと血沸き肉躍るまではいかずとも、期待が膨らみ昨日の嫌なことも忘れてしまうというもの。

飲んでみると、やっぱりいい。温かさが染みる。とんかつ屋の豚汁はなんだかいいものだ。

そもそも自分はスープ好きなので、こういう汁物は嬉しい。しかもおかわり自由とのことなので、大食漢の方は血沸き肉躍るのではないだろうか(平日ランチタイムのみ)。

▼スープが好き過ぎて書いた記事

とんかつ

それではとんかつの出番へ。

とんかつはこのような感じ。

自分は結構とんかつ好きなので、正直かなりの名店などにもわざわざ行くような調子に乗ったとんかつ人間なので、どうしてもそれらと比較はしてしまう。

ただ、名店や人気店は高いし、最近のトレンドかわからないが、低温で揚げてピンクがかった肉、そして上質な脂身がたっぷり。というものが多い印象がある。

それらは大抵「岩塩」で食べることを勧められ、実際それが非常にうまい。脂などによって水っ気があるので、塩が肉に浸み込むのである。

双葉のとんかつは、そもそも1000円くらいのお手頃価格であるし、写真でもわかる通り、脂身がたっぷりなタイプではない。だが、そういうときこそソースがやっぱりうまいのである!

それに、低温調理だと出てくるまでけっこう待たされる。ふつうの揚げ方であれば、待ち時間もさほどないのも嬉しい。

ソースが合う

ソースは液体なので、あんな風にどす黒く見えても、とんかつに潤いを足してくれるもの。そして、やっぱり、高すぎない価格で普通にとんかつをソースで食べるというのも非常に満足感があるし、実際それはそれでやっぱりうまいのだ。

塩は肉に付けて浸み込ませて食べるのを推奨されることがほとんどだが、ソースは衣のサクサク感とのギャップ的なところが楽しい気がしている。揚げ物の期待感というのは、なんだかんだ衣とソースにあると私は思う。串カツなんかまさに衣とソースに楽しさがつまっているのではないだろうか。

肉も低温で長時間揚げているわけではなくとも、丁寧かつ肉の素材も活かすくらいの火の通し方。決してパサついているわけでもなく、ソースを付けて食べるとキメ細かい衣と合わさり、ジューシーで肉感がある。定食のとんかつってこれがいいよね、という感じ。

 

 

まとめ

人気店で低温調理されたとんかつを、こだわりの岩塩で食べるのはそれはもちろんめちゃくちゃうまいのだけど、それはそれである。高級フランス料理がいくらうまくても、家で食べる納豆ご飯がうまいのと同じだ。

そして、双葉にもちろん高い豚肉は用意されているので、ちょっと贅沢をしたくなったらそれを頼めばよいのである。私はこのふつうのとんかつもうまいと思った。

なんだか妙に屁理屈っぽく書いたので、結局うまかったの?と思われてしまうかもしれないが、うまかった。

遠くからわざわざ目指してくることはないけれど、ふらっと通ったときに入ればそこには安心感と、日常の幸せ的な美味しさが待っているだろう。