別にこのブログに限っての主張ではないかもしれない。しかし、それでも私は主張する。
わかりづらい店ほど名店の可能性が高い。
と。
まあ、さほど珍しい主張ではないのは百も千も承知。万は微妙。
カレーうどんの名店も看板はわかりづらかったですし、ほかにも市谷の看板のないラーメン屋しかり、色々と例はありますよ。わかりづらい店でなおかつまずかったら誰も来ないから必然と言えば必然。
今日はそんな必然に新たに一つ例を加えようと言うわけです。
さ、ご覧ください。
名のないラーメン屋「無銘」は看板がわかりづらくても並ぶ名店
神田にはラーメン屋がいっぱい。いわばラーメン激戦区。
そんな中で看板をろくに出さずに戦う店があるわけです。それが、名前のないラーメン屋「無銘」。
名前あんじゃんって突っ込みも想定してますが、実店舗では名前が書いてありません。ネット上だと検索に困るため、仮で「無銘」としているんでしょう。
神田駅北口から徒歩五分くらいかな。
駅の線路沿いに歩くとあります。こんな親子丼が見えてきたらもう近い。
近いと言うか、、
その手前にあります。このときは一人並んでいました。なんだかんだ15分くらい待った気がします。ドラクエスーパーライトをやって待ってました。
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回転率はそもそもよくないのですが、そうやって行列を作るのも名店の一つの技みたいなもんです。うまきゃあいいんですよ。上の写真だとわかりづらいですが、ただ青い暖簾に「麺」って書いてあるだけです。ちゃんとした看板はありません。
とにかく中に入ります。
券売機の一番左上にある「熟成練り醤油ラーメン」。これを注文します。この練り醤油がここの味噌ですよ。醤油がミソなんです。いや、ミソとかいうと味噌みたいで紛らわしい。ここの醤油なんです。
混乱したところでラーメンが来ます。
熟成練り醤油ラーメン 700円(税込)
おら。
真ん中になんだかよくわからない黒めの物体がありますね。ぱっと見だとうまそうなのか良くわからない物体ですが、これがミソなんです。いや、醤油なんだけど。
熟成練り醤油ラーメンの味噌は練り醤油
券売機の写真を見ると書いてありますが、この真ん中にある練り醤油を溶かさない限りは、このラーメンは結構薄味です。
しかしまずはそのままスープを一口。
やはりなかなか薄味。 これだけでおしまいのラーメンだったら全然人気は出ず、看板もなくてわかりにくい空いてるだけの店になっていたかもしれません。とはいっても、このままでも味は薄めだけど出汁がしっかり出た、とろみのある濃厚薄味スープラーメンという謎の道を進んで人気が出た可能性はあります。
とにかく、徐々に練り醤油を溶かしていくと…
これが段々味が変わるので、全然飽きません。一風堂にもこういうラーメンあったなあ。
練り醤油の塊を溶かさずに食べてしまうと、今まで味わったことのないような濃い醤油と味噌を混ぜた魚介のような謎な味がします。
しかし、それを溶かすとなんだかいい感じなのだから不思議。
ちなみにすでに述べたとおり、スープはとろみが強いです。というか、ポタージュ系でもはやつけ麺のつけ汁か?というレベルです。
ですが、それも徐々に味が変わる仕組みや、深い味わいのおかげで飽きずに美味しく完食できます。麺も食べ応えがあってうまいです。なんだか全体的に新しい食べ物感のあるラーメンでしたね。研究の末できたのでしょう。
カウンターの上の調味料も味の変化にはいいですね。使いすぎると味のバランスが崩れてしまいますが。
店の中から見える外はこんな景色。特に感想は生まれませんね。
最後に一つ。店主が非常に丁寧で思いやりのある方でした。ありがとうございます。なんとなく感謝しました。
ひとこと
このブログも回転オトエフミなんて名乗らずに「無明」とかにして文字も背景も真っ黒にしたら名ブログになれるね。
ほかにもお勧めのラーメンは色々ある。そう、たとえ看板があってもお勧めの店はあるものだ。
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そうなのだよ。
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ね。