グルメ・食 モーミンパパ

【2018年決定版】心と舌に残るグルメベスト20【10~1位】


いまさらながら総決算のつづきです。

時の経つのははやいもので、気がつけば平成は令和に変わり、2019年も6月という半分のところまで来てしまいしまた。

そんないまになって、大変恐縮ですが、わたくしモーミンパパが2018年に食べたおいしかったもののベスト10位を発表させていただきます。ちなみに、このブログの管理人ではないです。

ベスト20から11位を発表しておいて、肝心のその先はどうなっているのだとお叱りを受け(息子=このブログの管理人)、ようやくやる気になった次第です。

↓20~11位の記事

 

では、記憶を辿りつつ、よだれを流しつつ、書いて参ります。

 

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【2018年決定版】心と舌に残るグルメベスト20【10~1位】

長年グルメを追い求めてきてますので、載っているお店の味は確かだと自信をもっておすすめできます。

 

10位 武蔵関「三浦亭」のビーフシチュー

西武新宿線に武蔵関という駅があります。下りたことあるひとは少ないと思います。下りても、住民の方以外にはなにがある町ではありません。ですがここには「三浦亭」があるのです。

わずか5席(くらい)の狭い店です。ご主人ひとりで営業しています。満席でないことを祈りながら、扉を開けてください。

なにを食べてもおいしいです。

 

ビーフシチューはこの店としてはお高いメニューですが、ビーフシチューとしてはお安いお値段です。こってりではないのに滋味深いデミグラスソースが、たっぷりたのしめます。

都心にある立派なつくりの洋食屋さんの、肉、ソースともにこてこての贅沢ビーフシチューもいいですが、ちいさな駅のちいさな店の胃も心もほっとするビーフシチューもいいものです。

 

9位 神田「大和」のカキフライ

路地裏の名店という言葉がありますが、こちらは名店というほどではないけど「いいお店」です。界隈にはとんかつ屋さんを始め、おいしい店がたくさくあります。

だからわたしもここの存在は知っていても、ずっとあとまわしにしていました。とんかつ屋さんですが、とかつは激戦区なので少し足を伸ばしてよその有名店に行くのもいいかもしれません。でもシーズンであるなら、ここのカキフライは食べてみる価値ありです。

カキフライはわたしの大好物のひとつでありまして、四ツ谷「たけだ」、大塚「ゴトー」、大泉学園「地蔵」とタイプの違うのをこの冬はむしゃむしゃ食べまくりましたし、どれもおいしかったのですが、ここの普通のおいしい、「普段着」のカキフライが、しみじみと冬を噛み締めるにはいいなあと思いました。

時代は令和となりましたが、ここは「永遠の昭和」というべき店構えで、そこも味わいに深みを与えてくれるのです。

 

8位 久我山「熊」のタンメンとギョーザ

こちらは路地裏ではなく、住宅街の名店です。駅前にラーメン専門店も出しましたが、駅から5分は歩く本店でないと、タンメンはありません。

わたしの大好物1位はタンメンです。気がつけば、そうなっていました。たぶん若い頃に野菜不足から倒れかけた経験が影響しているのですが、炒め煮された野菜の味が沁み込んだスープをすすると、寿命が延びた気持ちになります。

前に書きましたが、わたしの理想のタンメンは、メニューから消えて久しい目白「丸長」のものですが、こちらのタンメンのスープは「丸長」のスープを濾しまくったような、上品なのにコクたっぷりで一飲みで3日は寿命が延びそうなものです。

麺もおいしいのですが、細麺なので上品さにはひと役買ってくれてますが、ややスープに負けている気もするので一度中太麺で食べてみたいなとは思っています。

しかしその軽い物足りなさを補って余りある活躍をしてくれているのが、ギョーザです。わりとしっかりした皮で、さくっ且つむにゅっとした歯ごたえがよろしく、スープもすすみます。世に数あるタンギョーコンビのなかでも、グランプリ級であると考えます。

 

7位 荻窪「ゆず」の定食

いい定食屋さんというのは、ありそうでなかなかないものです。

とくに最近はチェーン系のお店がいろいろ出店してきたせいか、それとも店主の高齢化なのか、そこそこのお値段でそこそこおいしい中華でも洋食でもない店というのが、少なくなった気がします。

おいしい和食を食べるとなると、割烹みたいになってしまう。もちろんランチをお安い値段でやっている割烹もありますが、どうしてもきちんと修業されたプロの味になってしまうのが残念です。

家庭の味+αくらいのものが食べたいときは、どうすればいいのか。遠くのかたには申し訳ありませんが、荻窪に行けばいいのです。もちろん近くのひとは黙っていても行くので、昼時は混んでいます。混んでいるのも、活気があって定食屋さんとしてはいいものです。

「ゆず」は壁に書いてあるおかずから二品か三品を選んで、自分なりの定食をつくるシステムです。わたしはもちろん、いつも三品です。写真はアジの刺身、キスフライ、山芋のとろろ、です。

ああ、うまかった。後味として、腹を撫でつつ店を笑顔で出る喜びがついてくるお店なのです。

 

6位 佐野「大和」のチャーシューメン

わたしは懺悔したいと思います。佐野ラーメンを舐めていました。食べもしないで、舐めていました。もちろん東京で佐野ラーメンを名乗るものは食べたことがあります。それだけで「ふん、こんなものか」と思ってしまっていたのです。知らず知らずのうちに、東京至上主義に陥っていました。

実は地元の佐野ラーメンはうまいらしいと聞き、佐野市まで足を運び、有名店を訪ねました。意気込み過ぎて開店1時間前に着いてしまい、店の前をうろうろしてたら整理番号1番の札をもらいました。

いざ実食して、ひとこと。うまい。懐かしいけど、古くない。澄んでいるけど、淡くない。オーソドックスだけど、非凡である。

わざわざ佐野まで足を運んだ甲斐、大有りでした。

もともと青竹打ちの太めのちぢれ麺が、わたしは好きです。かつて新井薬師にあった「高揚」、いまでも高円寺にある「十八番」の青竹打ち麺が好きなわたしが、佐野ラーメンを好きでないわけはなかったのです。

この経験から、今後わたしは地方のラーメンをもっと食べようと誓ったのです。ただあまり、旅に出る機会がないのです。

 

5位 赤坂「天茂」のかき揚げ丼

縁、という言葉があります。わたしはこの店と縁がなかった。先代が揚げ場に立っていた頃から、気になってはいたのです。何十年も前の話です。赤坂にはさほど用はないですが、どこかへ行く途中に立ち寄れる機会は結構あります。

なのに、行かなかった。行こうしたこともあったけど、行かなかった。行列の噂にめげたこともあるし、昔なら洋食の「津つ井」に、最近だととんかつの「まさむね」に行ってしまったりもしていました。

昨年のある日、わたしは意を決したのです。このままでは、「天茂」に行かずに死んでしまうのではないか。それはわたしの人生にとって、不幸なことではないか。

行きました。ランチタイムの終わり頃をねらって。ここは昼の丼が有名なので、お財布の心配を除いても昼に行かなくてはならないのです。

混んでいました。でも、ぎりぎり待たずに座れました。先代から店を継いだ娘さんは、娘さんとは呼べない年齢になっていました。

そして、かき揚げ丼です。何十年、舌を待たせてしまった丼は、インスタ映えはしなくとも十分すぎるほど「胃と舌映え」する迫力でした。

全面に拡がる茶色。濃いです。江戸です。うまし、です。うまい、ではなく、うましと使うのはこんなものを食べたときだと、オードリー春日に教えてあげたいです。

みなさん、気になる店があったら、なんとか都合をつけて早めに訪問しましょう。

 

4位 遠野「とおの屋 要」ディナー

岩手県遠野市に行ってきました。柳田国男の「遠野物語」で知られる土地です。もちろんかっぱ渕に行って、かっぱ釣りもしたのですが釣れませんでした。

仕方がないので、一泊しました。嘘です。こちらが目的で訪れました。宿泊は一日一組限定のオーベルジュです。贅沢しました。

実はここのオーナーとは、ある会で知り合っていたのです。自分の田んぼで無農薬で育てた米を使って、どぶろくをつくっているひとです。そんな姿勢にも共感して、いつか行ってみたいと思ったのです。「天茂」の例もあったので、わりとすぐに行きました。

おいしゅうございました。岸朝子さんがご存命なら、絶対にこう言われたと思います。いちいちの料理の説明は省きますし、季節によりメニューは変わるのですが、洗練されているのに遠野ならではという、ほっこりおいしい料理の数々でした。

命が洗われました。たぶん、わたしの落とした垢で、かっぱ淵は濁ってしまったことでしょう。そういえば、きゅうりは出ませんでした。

 

3位 西荻窪「はつね」のタンメン、チャーシュー入り

どちらかといえば、こってりタンメン派のわたしでありますが、やはりタンメン界の不動の帝王といえば「はつね」です。

そのタンメンに、去年は大きな変化がありました。味はそのままです。あっさり澄んだスープに投入される、さっと炒めただけの野菜。あとは煮込んで、丼で待つ麺のなかに注ぎ込んで出来上がり。

ところがこれに、チャーシューを載せるという技を使うお客さんがぐぐんと増加したのです。しかもそのチャーシューがどっさり。しかもしかも一枚一枚、違う部位の肉を使ってくれている。しかもしかもしかも、部位によっては細かく包丁まで入れてくれる丁寧さ。

野菜メインのタンメンで、これは反則ではないか。と、お堅いことを言いたい気持ちはわたしもありましたが、食べれば沈黙せざるを得ません。違和感なく、おいしいのです。

野菜に豚小間が少量紛れ込ませているタンメンは、よく見かけます。これは十分に許容範囲です。ときおりチャーシューが一枚投じられているものも見かけます。これはなんか手抜きな感じがします。ボリュームだけ帳尻合わせをして、味が合ってないからです。チャーシューが浮いてしまっているのです。

「はつね」のチャーシューは、なぜだかタンメンに馴染んでしまいます。たぶんしっかりと下味はついているけど薄味に仕立てて、どの部位も脂身の処理をされたチャーシューだから、あっさりしたタンメンに合うのではないでしょうか。

タンメンのカロリー不足を嘆いていたかたに、ぜひ食べてもらいたい革命的なメニューであるとわたしは声を大にして申し上げて、3位の説明を終わらせてもらいます。

 

2位 池上「燕楽」のロース定食

一番好きなのはタンメンですが、二番目に好きなのはとんかつです。タンメン以上に食べています。とんかつやめたら、それだけで十キロは痩せられるのではないかと思うくらいには食べています。

実はわたしは揚げ物なら唐揚げ以外はなんでも好きで、一部では「舌バカ」と罵られています。

だから天ぷらも大好きなのですが、屋台から始まったときいえいまや天ぷらは高級料理です。麻一にどころか、毎週も食べられませんし、毎月でもちときついです。その点、とんかつはとまだ庶民の味で毎日でも食べられます。食べると、わたしのようになってしまいますが。

そう思っていたのですが、最近は銘柄豚の隆盛でとんかつも高くなってきました。なかには一万円のコースで食べさせる店もあるみたいです。

わたしはコストパフォーマンスという言葉が、あまり好きではありません。でも適正価格というのはあると思います。食の場合、それは食べる人各人の舌と経験値が決めることだと思います。

とんかつについて、わたしは二千円台まで。それもできれば下のほう。もっと高いとんかつも食べることはありますが、そのときはいきなり評価がシビアになってしまいます。うまくなかったら承知しないぞ的になってしまいます。

そんなわたしの基準で、池上の「燕楽」は去年食べたとんかつのなかで図抜けて素晴らしかった。オーソドックスのなかのオーソドックス。わたしの頭のなかにあるとんかつ像からブレることなく、実においしい。想像通りの見た目で、想像よりずっとおいしい。

人気店の辛さ

新橋「燕楽」出身のたぶんずっと後輩に当たる高田馬場の「成蔵」さんは閉店してしまいました。スタッフがあとを継いだようですが、後半は行列にうんざりして足を運ばなくなっていたわたしですが残念です。まだ開店まもない頃ですかすかだった店で、注文を受けてからキャベツを刻んでいた店主の姿に感動したのが懐かしいです。

「成蔵」はそれこそ銘柄豚で高いとんかつを出す店になり、とんかつが好きなのかどうかも怪しいひとたちが押し寄せ、たぶん嫌気が差してやめられてしまったのだと思います。池上「燕楽」さんは、地元のひとととんかつ好きを相手に、長く長くつづけていただきたいです。

 

1位 棚倉「小判寿司」のおまかせ

多くのかたが、棚倉ってどこだと思われるでしょう。福島県です。

わたしは郡山から電車に一時間揺られて行きました。前回、クルマで行ってお酒が吞めず、悔しい思いをしたからです。

棚倉は山のなかです。なんにもありません。寿司屋があるのが不思議な場所です。あっても、おいしいわけがないと思い込んでしまう場所です。でも、「小判寿司」はものすごくおいしいのです。

わたしはあまり寿司は食べません。理由は、天ぷらのほうが好きだからです。同じ値段を払うのならば、天ぷらが食べたいのです。

あと、寿司に限らずあまり銀座を利用しません。家賃がバカ高いのを知っているからです。そういう場所で女性を口説こうと企むことはとっくに卒業してしまったので、家賃や内装費に必要以上のお金をかけている店には興味がないのです。

辺鄙な場所のぼろい店でも、おいしければいいのです。

ぼろくはなくてわりと立派ですが、「小判寿司」はとても辺鄙な場所にあります。ご自宅のようなので家賃は上乗せされませんが、食事代以外に交通費はかかります。

今回は郡山に一泊したので、ホテル代もかかりました。トータルしたら銀座の寿司屋のほうが安いことになってしまいます。

それでも、また行ってしまうことでしょう。流通が発達したいま、ルートさえ持っていれば山のなかでも新鮮な海産物は入手できるのです。

寿司好きでもないわたしの一位がここでした。

 

ひとこと

というわけで、本来なら2019年上半期ベスト10を発表すべきところですが、なにかの参考にしてもらえれば甚だ幸甚であります。

20~11位は以下の記事をどうぞ。




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モーミンパパ プロフィール

genimg▼この記事を書いた人
 ブログ管理人の父でもあり、ライターでもある存在。
ムーミンパパの要領で、モーミンパパ(管理人のペンネーム=紅葉葉 秀秀逸)。文章の道を行く、グルメオヤジ。

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