さて、新作の自主映画を撮るとか言い出してから早二年以上が経過しました。
↓構想を考えてるときの記事。
上の記事のurlに日付を入れてるんですが、西暦何年かも入れておくべきでしたね。
さて、初めての撮影が二年前の夏、8/14とかだったので、ほんと大分時間が経ってしまいました。
恐らく、一部のマイナーな存在として私のファンみたいな人がいたとしても、きっともう飽きて忘れている頃なのではと思います。
…が、だいぶ大詰めまで来ました。
そろそろ完成するよ、という話をここではします。
いつもそういうこと言ってますが、ほんとに完成近いです。
新作自主映画 残り3分の1作曲すれば試写会はできるレベル
編集はやろうと思えばまだまだ合成のところは凝れるんですが、きりがないのでそれはもう引き上げて、今はもう作曲タイムに入っているのです。
見出しの通りですが、そういうことなのです。
今は作曲中で、その作曲も3分の2は終わってるのです。
普通、映画撮るのが趣味な人って作曲までは趣味じゃないと思うので、編集終わったらあとは曲探して貼り付ければ終わるので、そんなに超時間はかからないと思います。
ですが。
自主映画にオリジナル曲をつけること
私はむしろ最初は音楽つくりたくて映画撮ってたくらいなので、自分で曲をつけてしまうんですよね。今回は(今回も)編集が長引きすぎて力尽きてきて作曲への気力があまりなくなってしまってたのですが、やってく内にやっぱり自分でつくってる楽しさも出てきています。
映像にタイミングを合わせるなら自分で作るのが一番ですし、キャラごとにテーマ曲つけるまでいかなくとも、特徴的なメロディーのフレーズ(モチーフ)を持たせて音楽で色々工夫したりできるのが自分で作曲するよさですね。
ただ、たまにフリーの素材ですごく質がいいのを見つけると「自分で曲をつけることで作品の質が上がっているのかどうか」に不安感を抱くこともあります。
でも、上がっていると思います。前回の長編作品『抜本-BAPPON-』は明らかに自分で言うのもなんですが、音楽が作品を盛り上げていました。
今回はガチミリタリーものではまったくないのですが、ギャグ的設定の中で軍隊的な存在が出てきます。
ミリタリーオタクが見れば穴だらけには違いないですが、一応なるべくヘリを出すにしても自衛隊が持っているヘリ(アパッチ)にするとか含め、細かいところにも気を付けました。
すでに上の画像でも突っ込みどころはきっとたくさんあるんでしょうが、予算も私の小銭財布から出してるだけですし、まったくもって軍事的なリアリティに本質を置いた作品ではないので、まあそこはある程度でよいと私は思ってますね、正直。
ミリタリー○×クイズ出すために映画作ってるわけじゃないので。でも、少しは気を付けましたよと。
音楽の傾向
で、なんで急にそんな話かというと、前回の長編『抜本-BAPPON-』はこれまた設定がギャグではあるのですが(本で戦うヒーローが少子化で日本を滅亡させようとする巨悪と戦うストーリー)、後半はかなりシリアスな雰囲気で進み、そしてどんどん壮大なファンタジー映画のようになっていきます。
なので、ファンタジー映画的な音楽が似合ったわけです。オーケストラがドンハマりです。
今回もオーケストラで十分ハマるのですが、若干SFというか、『抜本-BAPPON-』よりはリアリティがあるので、金属的な響きやらシンセ的な響きもきっとかなり似合うはずなのです。
でも、私はオーケストラ以外の作曲はそれなりにしか得意ではなく、なおかつ作りたい曲もオーケストラ。なので、ちょっと苦労する節があります。
また、今回は『抜本-BAPPON-』ではできなかった人間の繊細な心理描写にも挑戦しています。登場人数が少ないのでなかなか難しさもありましたが、たくさん人が出てたら出てたで大変なのでまあそこは言い訳できないかなと思います。
で、そういう繊細な描写のところはやはりオーケストラも合うけど、盛り上がる系ではなくて、繊細な響きだったり、楽器もピアノが似合ったりと、王道ファンタジーの映画音楽とは少し違ってくる印象があります。というか、私はドラクエの音楽が大好きなので、かいつまんで言うと、ドラクエ風のオーケストラとは違うということです。
ハリウッド風とか
今回はハリウッド風を意識した箇所もところどころあり、パイレーツカリビアンでも有名なハンス・ジマー氏の曲を聞きこんだり、予告編の音楽ばっかり連続で聞いたりなどをしていました。
そんなこんなの結果、作曲も残り3分の1まで来たので、あと数週間で曲も作り終わるはずです。その後、先に予告編を公開したいなという野望はあるのですが、まあとにもかくにもほんとに完成は近いので、楽しみにしてほしいということです。
まとめ
音楽の話ばっかりになってしまいましたが、今回の映画は明らかに今までつくってきたものよりも映像の質もレベルが上がっています。今までがそれなりだったのでそりゃ当たり前なんですがね。
でも、本当に、自主映画としてレベルが高いとかではなく、普通に「おー!」って思うシーンがあります。で、話の規模は今回もでかいです。そして面白いのが、それと同時に非常に小さい規模の話でもあるのです。
もうちょっとで完成するので、どうかお楽しみにお待ちください!
過去の制作記、完成するまでの間、よければお読みくださいませ。