世の中には二つのブログがある。
オシャレなブログと、そうでないブログである。
ちなみにこのブログはどっちともいいがたいレベルだと思っている。
徐々に画像加工のサイトやら、CSSをいじるやらでよくなっているとは思う…。
みんなおしゃれブログの方がいいと思いがちかも知れない。
しかし!
意外とそうとも限らないのではないだろうか? そんな問題提起を軽くかますのが、本記事の趣旨である。ちなみに基本的にこのブログでは「である調」の時の方が本音で、「ですます調」のときは役立つ情報とかの客観的情報なことが多いのでござる。
それでは本題。
おしゃれブログVSおしゃれじゃないブログ
カスタマイズしまくりで写真やらも凝っていてデザイン性が高いか、デフォルトのままに近くてデザインは最低限か。
果たして必ず前者の方が優れているのだろうか? それぞれの良い点、悪い点を挙げていく。
おしゃれブログの良いところ
- 単純にかっこいい、かわいい
- パッと見がいいので、興味を持ってもらえる
- 見てるだけで楽しい
- 手抜き感がないので、ブログの信頼感が増す
- 書いてる人がデザイナーやウェブ関係の仕事の場合、説得力が増す
- ブログのデザインでファンが生まれる可能性がある
- 記事以外でセンスを体現できる
こんなとこだろうか。なんにしても、ブログを開いた人の心をまずデザインでつかめる上に、デザインが凝っていて手抜き感がなければ信頼感が増すので、その後に読まれる肝心の記事への興味も強くなりそうなのがメリットだろう。
下記のブログなんかは程よくオシャレでスタイリッシュでちょくちょくデザインのために見てしまう。
では悪いところはどうか?
おしゃれブログの悪いところ
- おしゃれを狙い過ぎると気取ってるように見えて、一種の自慢に見える
- サイトが重くなりがち
- 個性が強いデザインだと人を選ぶ
- デザイン性を優先し過ぎるとUIがわかりづらくなることがある
- 見た目しか気にしてないと思われかねない
こんなところだ。
おしゃれも行き過ぎるとよくないということだ。他、おしゃれにすると重くなる可能性が高いのも難点だ。
もちろん、おしゃれなのに気取ってない…おしゃれでなおかつデザインが操作性の向上につながるパターンもある。
次はおしゃれじゃないブログの悪いところを挙げてみる。良いところは最後に持っていく。
おしゃれじゃないブログの悪いところ
- ダサい
- 手抜きに見えて信頼度が落ちる
- デザインをあまりいじらないと、他のブログとデザインがかぶる
- センスがないと思われる
まあ、そのままの内容だ。
見た目をデフォルトから一切いじっていないとやる気がないように見えるし、単純におしゃれじゃなくてダサいと思われる。
デザイン性を気にしないと、大量にある有象無象のブログに埋もれやすいと思われる。ただ、おしゃれじゃないだけで、ダサいレベルまではいってないことも多いだろう。
では最後、おしゃれじゃないブログの良いところを挙げる。
おしゃれじゃないブログの良いところ
- サイトが軽いことが多い
- デザインでだまくらかさず、単純に記事の質で勝負している感が出る
- 我が道を行く頑固おやじのような頼もしさが出せる
- 小細工でかっこいいデザインよりも、最低限のデザインで中身のある記事のほうが職人や芸術家感が出る
- 大衆に迎合したデザインだと小物ブログ感が出るので、相当なおしゃれじゃないならば、デザインは凝らない方が逆に本当の才能ある人間感を出せるかも知れない
- デザインに時間を割かない分、記事に力を入れられる
こんなもんです。
似たような内容が多いが、要は小説家は挿絵を描かず、面白い文章を書くのに集中するのと同じような話である。挿絵ばっかりこだわって肝心の文章がありふれている小説よりも、挿絵なぞなくても文章で引き付ける小説の方がプロっぽい…というか、本質的だというお話である。
ただ、ブログの本質を記事だけに置かず、デザイン性やインタラクティブなUIなど、ほかの部分にも求めるケースもあると思われるので、そうなると話は別だ。
ちなみにイケダハヤト氏のブログなんかは見た目は別におしゃれではないし凝った画像のない記事も多いが、文章は熱が入っていて、確かにブロガー感がある。SEOにこだわり過ぎていない感じもまた職人感に一役買っている。ちきりんさんも同様である。どちらもデザインにはさほどこだわっていないだけで、ダサいかどうかはまた別の話である。
ほかにはナナオクプリーズなんかも内容一発勝負!という感じで素晴らしい。
このように、ブログのデザインがデザインにこだわってないからと言って、必ずしも悪いわけではないのであります。
ナナオクプリーズなどは、変にデザインに凝っているよりもこのシンプルさが逆にコンテンツの面白さ・センスのよさを引き立てているように思える。また、デザインをちょこまかと変えることもせず、更新もたまにしかしないそのどっしり感が執筆者のミステリアスさにも貢献していて、良い感じだ。
なので、デザインセンスがない人や、カスタマイズなんて無理!という機械に弱い方も心を挫かないでほしい。ブログにはいろいろな道があるのだ。
まとめ
ブログも色々である。デザインで人目を惹きつつ、信頼感あるコンテンツ作りや単純にオシャレなサイトを目指すか、見た目はほどほどに文章とネタで勝負をするか…その選択肢が私たちにはあるのだ。
ちなみにこのブログはある程度オシャレにしつつ中身の記事もいいものにしたい(無難な選択)が、その内、コンテンツだけ面白くてデザインは適当なブログもあえて作ってみたい。そういう感じの方が自由にできそうでなんだかワクワクもする。ただ、中身が面白くないと誰も読まなくなりかねないので、かなりの勝負になるだろう。
とにかく、ブログの方向性を決める際に必ずしもおしゃれにこだわる必要性はないよ、と私は言いたいのであった。
というか、おしゃれじゃないブログとかいう紹介の仕方をしてしまっているが、悪意ではないどころかリスペクトの念でやっているので勘違いしないでね。というお願い。