どうも、もみじばです。
よくYouTubeで動画編集のチュートリアルなんかをアップしているのですが、その際はPC画面を録画することになります。
で、Windows標準(現在、私はWindows10を使用しています)のものだと使い勝手がちょっとイマイチなので、いろいろとスクリーンレコーダー(=画面録画ソフト)を使って比較なんかをしています。
そんなわけで、いろいろと使ってみた結果、FonePaw社の「FonePaw PC画面録画」というソフトが非常に便利だったので今回はそちらを紹介したいと思います!
スクリーンレコーダー「FonePaw PC画面録画」の使い方&レビュー
まず、「FonePaw PC画面録画」はフリーソフトではありません。なので、無料で使いたい! という方にはおすすめできませんが、有料でもいい! という方には強くおすすめできるソフトです。
価格
気になる価格ですが…FonePaw PC画面録画にはいくつかのライセンスが用意されています。
2020/8現在では、年間ライセンスと永久ライセンスの差が1,000円しかないので、どうせ買うなら永久ライセンスがおすすめです。値段もそんなに高くないです。
それでは早速、使い方を紹介していきます!
シンプルでわかりやすい、フラットデザイン
FonePaw PC画面録画を起動すると、このようなウィンドウが出てきます。
フラットデザインで見やすいですね! 非常にシンプルです。
最初のウィンドウが複雑だとそれだけでやる気がなくなるので、これは嬉しいです。
見ての通りですが、PC画面を録画したい場合は、一番左の「動画レコーダー」をクリックします。音声を録画したい場合は「音声レコーダー」、静止画でスクショを撮りたい場合は「スクリーンキャプチャー」をクリックしましょう。
今回は、「動画レコーダー」について紹介します。(動画レコーダーの機能に音声レコーダー、スクリーンキャプチャーの機能も内包されているので、これだけ覚えれば十分かと思います。)
使い方:動画レコーダー
先ほどのウィンドウで「動画レコーダー」をクリックすると、以下のような画面に切り替わります。
録画サイズを設定しよう
一番左の項目で、録画する範囲と動画サイズを決められます。
「フール」はフル、つまり全画面のことです。
「自定義」をクリックすると、以下のような選択肢が出現します。
「固定範囲」の方にはあらかじめ、よく使われる動画サイズが用意されています。これは地味に助かる。(適当なサイズで録画すると、あとで動画にする際に結局ちょうどいいサイズでトリミングし直す必要があったりします。)
「範囲/ウィンドを選択」を選ぶと、以下のような操作画面になり、自由に範囲を決めることができます。
そして、実はここでも便利な機能があります!
ドラッグして完全に自由に範囲を決めることももちろんできるのですが、録画しようとしているソフトのレイアウトに合わせて自動で録画範囲をスナップしてくれるのです。
よく意味が分からないかも知れないので、画像を用意しました。
こちらはアフターエフェクトという動画編集ソフトを録画しようとしているのですが、見ての通りソフト内のウィンドウの大きさに自動で録画範囲が合わさっています。(青い枠が録画範囲です。)
「このソフトのこのウィンドウ部分だけ録画したい!」という場合に、目視で自分で範囲を指定するのではなく、自動でマッチさせてくれるわけです。ちょっと感動しました。
↓エクスプローラーだとこんな風にマッチします。
なかなか便利な機能ですね。
録画を開始しよう
録画範囲が決まったら、先ほどのウィンドウでオレンジの「REC」ボタンを押しましょう。
それで録画スタートとなります。
録画中にできること
録画中は、このように録画範囲が青い点線で表示されます。
また、下部に録画の操作バーも表示されます。
右の方にある鉛筆アイコンをクリックすると、録画中に文字を書いたり矢印を書いたり、いろいろなことができます。
また、カメラアイコンをクリックすると、スクショを撮ることができます。スクショは、動画の録画範囲と同じ範囲のスクショになります。
至れり尽くせりですね。
録画完了
録画を終了したい場合は、以下操作バーの赤い録画停止ボタンを押しましょう。(説明しなくてもわかると思いますが…)
録画後にできること
録画停止ボタンを押すと以下のような画面になります。
再生バーのオレンジ色のフラッグをいじるか、左下にある「クリップ」と書いてあるところの秒数をいじると、録画した動画のどの部分を保存するか設定できます。
チュートリアル用に画面を録画している場合、たいてい最初の方と最後の方はいらなかったりするので、これも便利な機能だと思います。必要な部分だけを抜き出しましょう。
上記の場合、録画したうちの7秒から23秒の部分だけを保存することになります。
また、この画面で録画内容を確認することもできるので、もし失敗していた場合は「再度レコーダー」を押せばすぐに再録画が可能です。
問題なければ「ビデオを保存」をクリックしましょう。
録画した動画の保存先を指定
「ビデオを保存」をクリックすると、保存場所の設定画面になるので、どこに保存するかを決めましょう。
設定したら「次へ」を押します(見ればわかると思いますが…)。
すると、このような画面になり、今まで保存した動画の一覧が表示されます。
動画を選んで右クリックで、「再生」「名前を変更」「フォルダを開く」などのメニューが出てきます。
ここで過去に録画した動画も含めて簡単に見返せるので、管理が楽です。
…以上で録画方法の紹介終了です。
紹介しておいてなんですが、説明しなくてもわかるくらい直感的にわかりやすいソフトです。
というわけで、ここからは使い方ではなく設定項目の紹介や、画質比較などを行っていきます。
設定項目
設定項目を紹介します。
ファイル形式
多様な形式での出力に対応しています。
- 動画出力形式:MP4、AVI、WMV、MOV、GIF、TS、F4V
- 音声出力形式:MP3、WMA、M4A、AAC
- 画像出力形式:PNG、JPG、BMP、GIF、TIFF
上記で基本的に困ることはないと思います。隙がないですね。
マウス関連
録画中にマウスカーソルを表示するかどうかや、マウスカーソルの位置を目立つように赤く表示したりなどの設定が行えます。
ソフトのチュートリアルなんかだと、マウスカーソルで「ここに注目してね」みたいなことをすることも多いので、この機能も助かります。
↑このように、カーソルを任意の色で目立たせることができます。
ほかにも細かい設定事項があり、かゆいところに手が届くソフトとなっています。
画質比較
使いやすいのはわかったけど、画質はどうなの? という疑問にお答えします。結論から言うと、画質も素晴らしいです。
Windows10標準の画面録画機能と、GeForce Experienceという、NVIDIAのグラフィックカードを使用している人が使えるソフトを比較対象にします(GeForce Experienceは無料というよりは、グラフィックカードのおまけという位置づけのイメージです)。
設定
各ソフトの設定は以下にしました。
設定を変えれば、結果が変わる可能性はもちろんあります。
Windows10標準
ファイル形式:MP4
※基本的に設定箇所がなかった
GeForce Experience(ShadowPlay)
ファイル形式:MP4
コーデック:H264
ビットレート:50Mbps
画質:高画質
FonePaw PC画面録画
ファイル形式:MP4
コーデック:H264
ビットレート:設定不可
画質:高
Windows10 標準ソフト
まずはWindows10標準の録画機能から。
一見、全体を見ると悪くないようにも見えますが、よく見ると文字が若干にじんでいます。
まあ、標準ソフトと考えると許容範囲ですが、もう少し画質がいいと嬉しいところです。
GeForce Experience(ShadowPlay)
次は、グラボについてくる録画機能です。
こちらは標準ソフトよりも若干画質がいいように思います。
文字を拡大してもにじんでいません。
FonePaw PC画面録画
最後は、待望のFonePaw PC画面録画!
やはり画質も綺麗です!
文字を拡大してもGeForce Experience同様、綺麗です。
更に、FonePaw PC画面録画には画質「高」の上に、「最高」と「無損失」(←名前がすごい!)というものがあるので、まだ更に画質をよくしたいという方もご安心ください。
おまけ
ウィンドウをミニサイズにすることもできます。
かわいい。
まとめ
以上、「FonePaw PC画面録画」の紹介&レビューでした!
全体的にただただ便利で、使いやすい! という印象で不満は特にありませんでした。画質も文句なしですね。
強いて言うなら若干日本語翻訳が微妙なところがありますが、あまり困らないと思います。逆に、それ以外は完璧ですね!
フリーソフトしか使いたくない、という方以外にはぜひ使っていただきたい画面録画ソフトです。
体験版もあるので一度使ってみると買いたくなるんじゃないかな、と思います。
また、公式HPにてこのソフトの便利な使い方を紹介している記事もあったので、よかったらそちらもご覧ください。