『抜本-BAPPON-』制作記 自主制作映画

二回目の撮影までの準備とかの地味めな話|連載No.5

2016年1月22日

キャプチャ

徐々に定番となってきた制作記シリーズ第五弾です。

つまり、ヨーグルトが食べたくてブログを書いている場合ではないということでもあります。

 

さて、そんなわけで今回は二回目の撮影のお話です! 軽い気持ちで始めた映画撮影。最終的に完成まで二年間かかるわけですが、その二年間の中でも最も人がたくさん集まった撮影が、この二回目の撮影でした。

…とか言ってしまいましたが、実は書くことが多すぎて二回目の撮影までの準備の話で今回は終わります!!!!!!許してね!!!

前回までの制作記は『抜本-BAPPON-』制作記カテゴリからご覧ください。

 


ひとまず前回までの振り返り

どうもどうも~いやいやいやいや…映画撮影の話ですよ。ええ。映画と言ったってあれですよ、自主映画ね。自主制作映画。つまり、アマチュアが勝手に撮るやつのことですよ、はい。

それじゃね、ここまでの制作記を簡単にまとめましょうかね。

まず、この制作記で語っているのは『抜本-BAPPON-』という映画の話。コンセプトは本で戦うバカアクション映画なわけですよ、ええ。でも世界観、脚本展開は急カーブ的に壮大でシリアスにしていって、異様な盛り上がりを見せるようになると。そんな風にね、自主制作映画に相応しい謎の映画なわけですね。

そんで、そんな感じのコンセプトと共に、脚本の大きな流れや根幹となる設定、大枠の展開を決めたわけです。特に最初の方のシーンと最後の方のシーンは大分細かく決めることができたのですよ。

そんで人生初の絵コンテを書きまして、人生初の自主映画撮影もやりまして、人生初の動画編集をやったとこまでが前回までの制作記の内容であると。こういう感じですよ、ええ。

 

と、今回はこんな感じで若干の落語調?というか、うざい語り口で語ってみようと思うわけですよ、わたくしは。さほど面白くもないからね、読者が減りそうだけどほら、色々不毛なことを私はやりたい性でしてね。えっへっへ! ええ。

 

書きまくる絵コンテ

そんじゃあここからは二回目の撮影の話ですよ、はい。撮影ということですけどね、やっぱり撮影するのはあれが必要なわけ、あれ

なにかって? あんた馬鹿言うんじゃないよ。絵コンテだよ、絵コンテ!

というわけで、初の絵コンテを書いたわたくしは、続いてまたどんどん絵コンテを書く日々となったわけですね。最初の撮影での反省を活かせるようにしつつも、次の撮影までには間に合うように絵コンテを描きまくるわけですよ。描きまくっちゃうわけ。ね?

序盤のシーンと最後のシーンが先に固まっていたので、そこをまずは書いていくわけです。途中のアクションシーンは結構書きながら考えるところも多かったですね。

先に色々考えてからは書くんですがね、細かいアクションのところで詰まったりするとやっぱりその場その場で考えたりすることにもなりましたね、ほんとに。

そんな風にやっぱり結構大変な絵コンテですが、それでも一気にガーっと書かなくてはならない理由があったんですね~当時は。ええ、ほんとに。

上映予定日があった

ここに来て初めて語ることですが、実はこれ、当初は5~10分の短編の予定だったので、大学の仲間の後輩の卒業会的なので軽く流そうと思ってたんですね~これが。そういうのは毎年やってる集まりだったのでいいかなと。

それなんで撮影日もそれに向けて決めてたので、そんなに余裕を置いてたわけでもないんですよ実は。最終的には映画祭の応募を目指すことになるんですけどね、当時はそこがゴールだったのです。

なので、一回目の撮影はさすがに控えめに撮ったものの、二回目の撮影では中盤部分の3シーンくらいと、クライマックス辺りのシーン全部と重要な回想シーンを一気に撮ろうとしていたんですね~恐ろしい!

それでそれだけのシーンを一気に編集して完成と…今思うとすごいスケジュールです。

それでも絵コンテはなんとか終わったんですよ。書き始めるとけっこう進むものです。中身も自由で楽しいですからね。

 

5人の意欲的な素人達

キャプチャ

そんなこんなで当日になりましたとさ。結構な人数が集まりましたね~今思うと。別に映画サークルでもなんでもない人達ですからね。よくまあ、「映画撮るから来てくれない?」という、内容まったく不明の誘いで来てくれたもんです。

来てくれそうな知り合いを考えながら絵コンテや脚本は決めていたのですが、思惑通りその人たちはみな快くOKしてくれて非常に助かりましたね。持つべきものはおもりですよ。ええ、おもり。重いやつね。

まあ、こう書いてると結構来たみたいな感じですが実は5人だけなんですけどね。最終的に90分の大作となる『抜本-BAPPON-』において、5人は最大人数でしたよ。ほかはすべて1~3人での撮影ですから。5人は大人数!あっぱれ!

5人も来てくれた映画撮影。ちょいちょい人手が余ってましたからね。いや~贅沢なもんですよまったく。贅沢ですよあなた。

そんな5人で撮影はスタートしたのでございますが…5人いても全員ずぶの素人。ただノリがよくて、変なことや新しいことに興味が強いというだけであって、映画に詳しい人はいない。

ただ、それでも「どうやったら面白くなるか?」は色んな視点からめちゃくちゃ考えてましたわね。予算やらプロっぽいクオリティで勝負したら絶対に負けるので、素人的な謎のアイディアとゲリラ的根性、情熱は負けたくありませんでした。負けたくありませんよ、だって負けたら勝ちじゃないでしょ。ね。ねえねえ。

もちろんね、私もネットで基礎的なところを調べまくったり、それまであまり見なかったのに日々ドラマを見てカットを研究したりはしましたよ。でもそういうのとは別に素人の紙一重な良さを出したかったのでございます。

 

…というわけで。そんな5人で作り上げた二回目の撮影は果たして一体どうだったのか?

それを書きたかったのですが、ちょっと長くなってしまうのでそれはやっぱり次回にします…すんません!!許してちょんまげイタリアンスリッパ!!!!

 

イタリアンスリッパ

というわけで、今回はイタリアンスリッパに関する記事でしたが、いかがでしたか?

次回は回想とクライマックスの撮影で、演技のうまさが爆発した友人や、素晴らしいチンピラ感を出してくれた後輩、編集でごまかすのに何カ月もかかるレベルの演技の下手さを誇った友人などが現れる撮影の話をします!

二回目の撮影までの話はもう終わらせたので、次はほんとに撮影の話をします。今回より画像も増えて面白いと思うからよろしくね!!

 

最後の言葉

照明や音声がいないのは編集で時間をめっちゃかけることで大分改善で来てると思いますし、それらがいないおかげでできたゲリラ的撮影もたくさんありました。

なので、素人が集まって適当なもんを作ったというつもりではありません。素人が頑張りまくったらどこまでは実現できるのか…『抜本-BAPPON-』はその挑戦でもあるのです。そして、最終的には映画全体が成長していくような不思議な作りになって、独特の面白さを生めたと思っています。

以上、言い訳的な最後のおまけの言葉でした。でも、ほんとだよ。えへへ。