春が過ぎ、桜が散る。
すると青々とした葉が生い茂る季節となるわけです。桜も花は散れど、葉は生い茂ります。私の好きな時期です。
青青とした葉を見ると、寒い冬を乗り越えて、ついにこれからあったかくなるんだ!という実感が沸くんですよね。春って意外と寒いですから。
そんな移りゆく季節への想いをブログに乗せて発信するのがこの記事…ではありません。
なんと、「青葉」というラーメン屋の記事なのです。これぞ無駄に長い冒頭がある、読者が飽きてしまうブログの見本です。それでもいい、たまにはいいんだ。いつも真面目に読まれることを意識して書いてるわけだから、たまには無駄な事を書いてみたいじゃないか。
そんな私の隠れた想いがこの冒頭にあらわている…わけでもありません。
特にたいしてそんなことを想ったわけでもないのにこうも長い冒頭文を書いているわけなのです。意味がわかりませんね。しかし、なにもかもにおいて意味がわかる必要があるのか? というと、そんなこともありません。
みな、意味という制約から解放されたい瞬間があるはずです。ね。
そんなときは青葉に行ってみてください。意味から解放された画期的なラーメンが…あるわけではないですが、ちょっとした癒しを得られるラーメンが食べられる事でしょう。
飯田橋の人気ラーメン店「青葉」。両隣も人気店だが、それでも人気。
大勝軒、青葉、おけ以…と、3店の人気店が並ぶのがこの場所。
大勝軒はラーメンの人気店で、おけ以は餃子が人気のお店。ラーメンもある。そんな店に挟まれてもなお、根強い人気があるのがこの青葉です。
店舗外観
店舗情報
- 中華そば 青葉 飯田橋店
- 東京都千代田区富士見2-12-16
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:日曜
- 最寄り:飯田橋
大勝軒、青葉、おけ似とこの三店舗は外観の雰囲気も似ています。少しだけ古さを感じる個人飲食店といった趣です。
仮に青葉がつぶれて間に超綺麗なシャレオツラーメン屋が誕生したとすれば、それはそれで人気が出るかも知れませんが、どこかさびしさを感じるような気がします。
人は少し昔の日々、そして時代を追い求める節があります。そんなことを思わせる店構え…というよりは私が勝手にそこまで考えちゃっているだけです。
店の雰囲気
上述の通りの空気感。店の外観を見て、店に入って、特に違和感を覚えません。思った通りの店です。一般的なラーメン屋です。若干綺麗かな?
中華そば
中華そば 730円(税込)
「中華そば」という表記のラーメン屋は私はそんなにハマらない事が多いのですが、ここの中華そばは美味しいです。というわけで、頼みました。
豚骨魚介Wスープ
意外とスープが普通の醤油ラーメンというよりは、豚骨にも感じるような動物系の脂のような深み、とろみ、ワイルドさが潜んでいるのです。潜んでいればなんでもいいかというとそんなことはないのですが、ちょうどよくマッチしているんですねこれが。
魚介豚骨のWスープらしいので、魚介も潜んでいるはずなのですが、あまり感じません。大勝軒はシンプルなようで魚介が強めなのですが、青葉はちがいますね。どちらも美味しいですが、青葉は飽きずにだんだんハマっていく、ちょうどいい味、濃さです。
程よく崩れるチャーシュー
チャーシューは崩れ肉系で、これもよい。胡椒がまあまあかかっているので、スープ含めて最初は胡椒の影響が強いのですが、だんだんそれもスープに溶けたりしてまろやかなスパイスへと変貌します。
そして、その状態でチャーシューを食べると、ほろっと崩れる食感、”うますぎない”旨みがつまった肉と交わるスープのまろやかな深み。これがいいのです。そこまで崩れやすいわけでもないのもちょうどいい。
これぞラーメンな麺
ストレート麺な麺もよいです。これは「ラーメンってこれだよね!」と思わされます。つるつるとどんどん食べたくなります。そしてシンプルゆえにスープも欲しくなる麺で、スープもどんどん進みます。
そんなわけで、現代の人気ラーメン店にあるような尖ったうまさ・特徴(ベジポタ系とか)はないですが、何度も来たくなるようなうまさと安心感、そして中毒要素がある中華そばでした。スープを全部飲みたくなりました。
まとめ
人気店に挟まれ、自らも人気店であり続けているだけあり、長くこれからも続いていく店なのかなと思わされました。逆にいうと、他の2店も同じですね。同じく、やはり人気店である理由があると思います。
人気店が3つ並ぶこの場所。そのどれもがやはり凄い店なのだな、と妙に壮大な気分になりましたとさ。
めでたしめでたし。
ちなみに両隣の店にも行っています。