グルメ モーミンパパ

中央線・総武線の喫茶店ナポリタンまとめ10選!駅伝形式でお届け

2018/01/15

どうも、モーミンパパです。

私の暮らす中央線沿線の特徴のひとつに、個人経営の喫茶店の多さが挙げられます。カフェも多いですが、昔ながらの店で昔ながらの営業をしている喫茶店が、まだまだがんばっています。

もうひとつは、これまた個人経営の安いキッチンが多いこと。立派な洋食屋さんは下町に負けまくっていますが、学生やサラリーマンがわしわしと腹を満たす店ならばたくさんあります。

つまり、昼間の中央線は「喫茶店&キッチン」のエリアとも呼べるのです。

そしてこのふたつの共通点といえば、ナポリタンです。都心のサラリーマンゾーンこそが激戦区と思われているナポリタンですが、実はゆるいひとたちのベッドタウンである中央線もケチャップ香る茹ですぎスパゲッティーが跋扈する地域なのです。

そこである日、私は思い立ちました。

そうだ、中央線のナポリタンを各駅ごとに食べてみよう。やることはただの沿線食べ歩きだが、それではモチベーションが上がらないので、この行為を「駅伝」になぞらえることにしよう。


中央線・総武線ナポリタン駅伝! 主に「喫茶店&キッチン」にて

名付けて「中央線・総武線ナポリタン駅伝」

おおっ、俄然イベントめいてきたではないですか。

なぜ、総武線も入れたかといえば、中央線は飛ばしてしまう大久保駅と東中野駅も入れたかったからです。

ターミナルの新宿駅はあえて無視して、大久保駅から三鷹駅まで。合計9駅でナポリタンのタスキをつないでいくことにしました。

 

1.総武線 大久保駅のナポリタン「シュベール」

さて、スタートは大久保駅です。

といっても、山手線の新大久保駅と総武線の大久保駅は歩いてもすぐそこの関係にあるので、どちらかといえば新大久保駅寄りの雑居ビル二階にある喫茶店「シュベール」から。

こちらは大久保界隈の猥雑なグローバル化をどこ吹く風と受け流し、どっしりと昭和に腰を据えた店です。ここで寛げてこそ、真の大人です。

驚くべきは、こちら7日と21日はナポリタンが300円+税、コーヒーも200円+税合わせて税込み540円となることです。

ナポリタンはチープなようでいて、自分でつくってみるとわかることですが、実は原価がかかる食べ物です。月に2日とはいえ、大都会の駅前でこんな価格で提供しているなんて、それだけでB級グルメの聖地と化してもよさそうなものですが、そうもなっていないようです。

自家製トマトソースが自慢とあって、こちらのナポリタンは皿の底に汁が溜まっています。具はベーコン、タマネギ、ピーマンとオーソドックスですが、どれも煮込まれていてイタリアン寄りのナポリタンといった感じです。ところが、粉チーズとタバスコを投入すると、ちゃんと喫茶店の味に仕上がってくれます。

ハバネロオイルなる謎の液体もテーブルに用意されていましたが、臆病な昭和人間の私は使用を遠慮しておきました。

 

 

2.東中野駅のナポリタン「ルーブル」

つづいて東中野駅のパン屋さんの奥が喫茶スペースになった「ルーブル」です。

なぜかミートソースで有名になっているようですが、ここはあくまでもパン屋さんです。その証拠に、パンのメニューは19種類あるのに対して、スパゲティーは3種類です。そのうちのひとつが、ナポリタンであります。

とはいえ、喫茶スペースもしっかりとした広さが確保されていて、落ち着いて食事もできます。

店内はこれまた昭和のまんま。マスターと奥さんも、たぶん昭和のまんまで年齢だけを重ねた感じ。BGMがイージーリスニングなのも嬉しいですが、調子が悪いのか音が大きくなったり小さくなったり無音になったりしていました。別にそれでいいのです。

ナポリタンはよく炒めたケチャップの味がしっかりとするもの。具はベーコン、タマネギ、ピーマンですが、ベーコンが厚いのがいい。粉チーズとタバスコにとても合いますし、酸っぱくはないけれど昔っぽい味のコーヒーとも相性がよろしいものでした。

東中野は中央線沿線としては街がこぢんまりとしていますし、個性にも欠けるところがありますが、ひと通りの飲食店がひっそりと揃っている街でもあります。

 

 

3.中野駅のナポリタン「アザミ」

さて、大きな中野駅では「アザミ」に入ることにします。

大学が移転してきてだいぶ街並みが変わり、いかしたカフェなどもできましたが、そんな新しい流れやブロードウェイ方面のオタクとも無縁に、さほど存在しないと思われる中野マダムの心をがっちりと掴んでいる、一応、喫茶店です。

なぜ一応と書いたかといえば、こちらは食事メニューがどれも芸術的においしいからです。おいしい洋食屋の少ない中央線において、そのかわりを担っているといってもいいかもしれません。

ここのナポリタンは、たぶんナポ界一のインスタ映えを誇るものです。正式名称は、ナポリタンアザミスタイル、であります。

まず出てくるサラダからしておしゃれです。見た目だけでなく、ポテトがおいしいのです。これでオーソドックスなナポリタンが出てくるはずがありません。

出てくるのは、どうやってまとめ上げたのか、あるいは河童橋で仕入れた食材サンプルかと疑いたくなるタワー化したナポリタン。うっとりするほど、美しい。具はピーマン、パプリカ、タマネギ、ベーコン。デフォルトのはずの粉チーズとタバスコはございません。

そのかわり、タワーのてっぺんには糸切り唐辛子が。チーズは粉末と薄切りのパルミジャーノがさらに添えられています。これで味つけに変化をおつけくださいということ。麺も常識破りの極細スパゲッティーニ、ただしよく茹でられています。

これ以上お上品になったら、もはやナポリタンではなくなるぎりぎりの線でナポリタンを名乗る、女性名詞のナポリタンなのでありました。

 

 

4.高円寺駅のナポリタン「クロンボ」

それでは高円寺駅ですが、日本の「インド」とも称されるこの街は未来のミュージシャンや役者や芸人が屯する土地です。そのせいか、中央線のなかでもキッチンが多く、そちらに押されているのか喫茶店でナポリタンを常備している店が見当たりません。

駅前には「トリアノン」という喫茶室を持つ大きなケーキ屋さんがあってパスタ類も出しています。ところがナポリタンはない。大久保にある支店ではナポリタンを出しているのに、本店の高円寺にはないのです。大いなる謎であります。

そこでこちらでは高架下のキッチン「クロンボ」で、いただくことにします。数ある高円寺のキッチンのなかでも、お手頃価格のお店です。

おじいさんがひとりで切り盛りしています。みなさん、ハンバーグを食べていますが、ナポリタンです。他メニューの流用の麺を使ってつくるので、もちろん茹で置きです。太め、です。

具はハム、ピーマン、タマネギ、缶詰のマッシュルームです。ハムはサラミっぽいハムを使っています。粉チーズは最初からかかって出てきます。タバスコは置いてあります。ケチャップはゆるめです。みそ汁がついてきます。サイドにはドレッシングをかけた千切りキャベツがついてきます。

このへんで、喫茶店のものとは違いが出てきます。なんだか、フォークを休めることなく、掻き込みたくなります。

ゆったり気分は愉しめませんが、さあやるぞという気分にさせてくれるナポリタンなのであります。

 

 

5.阿佐ヶ谷駅のナポリタン「GION」

お隣ですが、阿佐ヶ谷駅は年齢層が上がった街のイメージです。スターロードという有名な飲み屋街があるのと、わりと駅からすぐに住宅街が広がっているせいかもしれません。

駅からすぐにある喫茶店が「GION」です。

店のなかにブランコ席があって変わっているなあとは思っていましたが、結構年配の店主がジブリファンで、「借りぐらしのアリエッティ」の世界観で店をまとめていると、最近なにかのテレビ番組で語っていました。知らなければ気にならない程度なので、とくにジブリが好きではないひとは忘れてください。あるいは我慢してください。

ここのナポリタンは、趣味の違いを我慢しても食べる価値があります。店主の凝り性が、ナポリタンの味にもきっちりと活かされているからです。完成までに何年だか、結構な歳月がかかったそうです。

見た目からして、変わっています。インスタ映えするかどうかは疑問ですが、ハムが丸ごと一枚どんと載っています。つけあわせのサラダもどん、もうひとつ、ゆで卵をつぶしてマヨネーズで和えたものもどん。アリエッティ的ではありません

麺は細めで、焦げています。この焦げがミソなのです。ケチャップというよりミートソースに近い独特の味つけに、焦げがコクを与えてくれているのです。ああ、たしかに工夫されているなと感心したくなる味です。

具はハム以外はタマネギ、ピーマン、マッシュルームと一般的です。粉チーズとタバスコも、普通に用意されています。

そちらの味変もいいのですが、私のおすすめは、卵と混ぜて食べること。ジャンクになりつつも、味にさらなる奥行きができてポルコ・ロッソからアリエッティまで納得のおいしさになります。

 

 

6.荻窪駅のナポリタン「エトアール」

荻窪駅は駅前にも古い喫茶店がいくつか残っていますが、駅から少し歩いた商店街にある喫茶店「エトアール」に入りました。一見、なんということのない街の喫茶店です。どこにでもありそうだけど、いざ探しみると最近は見つけづらくなっているタイプの店といってもいいかもしれません。

店内はゆったり。外観よりも凝った内装で、彫りの入った木製の椅子が贅沢感を醸し出しています。ランチメニューも豊富で、少しのんびりできるサラリーマンが雑誌や新聞を広げて寛いでいます。

いろいろあっても、ナポリタンです。注文すると、厨房から炒めの音が聞こえてきて、匂いも一緒にそこはことなく漂ってきます。

カップに入った粉チーズとタバスコが出てきて、サラダも出てきます。これがよくあるケチくさいものではなく、野菜を採った気分にさせてくれる量があります。

具はタマネギ、ピーマン、ベーコン、缶詰のマッシュルーム。湯気がもぁッと上がった熱々がうれしいです。とてもオーソドックスで、安心の味です。何度か粉チーズを追いがけしたくなります。ナポリタンにおいては、テーブルでの味調節は店への不満の表明ではなく、喜びの表明であります。

食後のコーヒーを啜ると、日常のちいさなしあわせここに在りと思えてきます。

 

 

7.西荻窪のナポリタン「それいゆ」

次の西荻窪は、たぶん中央線のなかでも屈指の喫茶店、カフェ激戦区ではないでしょうか。老舗もがんばっていますし、新しい店も消えたぶん必ず増えています。どんなタイプの店も揃っています。

なかで不思議な人気を誇っているのが、「それいゆ」です。

ちょっと古めのどこにでもある中規模の喫茶店で、居並ぶ西荻窪の喫茶店のなかではごくごく普通の店なのです。個性的な店が好きな住民が多い街なのに、ここはなぜかいつも繁盛しています。

食事メニューが豊富だし、ケーキ類もあるので、いろんな利用の仕方ができることはたしかですが、そこを越えて愛されているのです。強いて言えば、まさに普段使い用の肩が凝らない店ではあります。

注文したのは、ナスのナポリタンです。普通のナポリタンもありますが、タマネギが多い以外は普通なので、ちょっと変わったものにしてみました。

タバスコは出てきますが、チーズはとろりと溶けたものがたっぷりと載っています。これがナスと合います。ケチャップ味と混ざった感じは、ピザの味とも似ているかもしれません。

ここはタマネギの多さもそうなのですが、他のメニューもすべて、家庭的な味がします。ナスのナポリタンも、家庭でできるアレンジの範囲内です。もしかしたら、そこが受けているのかもしれません。店の味は、必ずしもプロの味である必要はないのですから。

 

 

8.吉祥寺のナポリタン「カヤシマ」

さて、吉祥寺にやってきました。

この街だけは、空気が違います。中央線らしさはあるのですが、乗り入れている井の頭線の匂いもしますし、繁華街であると同時に観光地っぽくもあって、そのぶん店の入れ替わりも激しいです。私の好きなナポリタンを食べさせる喫茶店も、最近消えてしまいました。

そこでというのでもないですが、テレビで紹介されたりで有名な「カヤシマ」を紹介します。

吉祥寺の北のはずれといっていい場所で、もともとは喫茶店だったのだろうけど、いまや定食屋でもあり、夜は居酒屋でもあるという愉快な店です。なぜ吉祥寺が住みたい街ナンバーワンなのかは知りませんが、家賃のせいでつまらぬチェーン店が多い吉祥寺に、こんな店があるのは住むひとにはありがたいことだと思います。

単品のナポリタンもあるのですが、ここはハンバーグとのセットがおすすめです。具はタマネギ、ピーマン、ベーコン。オーソドックスです。ただし味はケチャップが効いています。

粉チーズを山盛りにしたくなる味です。これとハンバーグを交互に食べていくと、子供の頃にやってみたかった贅沢を実現している気分になれます。

 

 

9.三鷹駅のナポリタン「わざや」

ようやく、三鷹に着きました。

びしっと王道で締めたいところですが、私調べによりますと三鷹の喫茶店にナポリタンはありません。キッチンにもありません。三鷹は総武線の終点で、ここから先は中央線のなかでもベッドタウンの性格が強くなるところです。いいカフェもありますし、いい定食屋さんもあります。個人的には、住むなら吉祥寺より三鷹だと思います。しかしナポリタンには冷淡な街のようです。

そこで最後は、パスタ専門店「わざや」のナポリタンで締めさせてもらいます。

ここのナポリタンはなんと、「赤くないナポリタン」と呼ばれているそうです。赤くなかったら、それはナポリタンではないのではと素直な疑問が浮かびますが、それでもナポリタンなのです。

赤くない理由は、スープスパゲティと呼んでいいものだから。トマトソースは使われているのですが、炒めるのではなく煮込まれている感じです。ケチャップ味というより、ほのかな甘みがあります。

ただし、お上品なものとは違います。大盛りサービスで、具はたくさん。ベーコン、ウィンナー、ピーマン、パプリカ、トマト、タマネギ、エリンギ。満腹になれます。しかも赤くなくても、粉チーズとタバスコがしっかりと合うから、やはりナポリタンなのです。

 

 

モーミンパパおまけのナポリタン

以上、大久保駅から三鷹駅まで、合計9店のナポリタンを駅伝してみました。オーソドックスから、ぎりぎり限界のものまで、どれも美味しゅうございました。

おいしいパスタの店は増える一方ですが、ナポリタンを含むスパゲッティはロメスパブームが一段落したこともあって、絶滅危惧種への転落も心配されます。アルデンテにはない、茹で置きのぷにゅぷにゅ麺のよさもぜひ、後世に伝えていきたいものです。

(10.阿佐ヶ谷駅のナポリタン「Sugar」)

9駅なので9店を紹介しましたが、なんだか中途半端な数字でもあるので、おまけとして阿佐ヶ谷の「Sugar」という居酒屋さんのナポリタンを足しておきます。

こちらは店主の奥さんが喫茶店勤務経験があり、ちゃんとしたナポリタンらしいナポリタンを出してくれます。写真は半人前です。お酒の締めでナポリタンというのも、なかなかに乙なものであります。またツマミとしても、燗酒に合います。

それでは、みなさんにタスキをお渡ししますので、お暇なとき、駅伝にトライしてみてください。

 


 

ほかにも喫茶店ナポリタンはいろいろ行きました。

息子が食べたナポリタン

世の中ではこんなものも売ってるようです



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モーミンパパ プロフィール

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ムーミンパパの要領で、モーミンパパ(管理人のペンネーム=紅葉葉 秀秀逸)。文章の道を行く、グルメオヤジ。

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