とんかつの名店。かなり人気で、実際かなりうまい。
ちなみにミシュランのビブグルマンを獲得している。平たく言うと、コスパがよくてうまいお勧めのお店ということ。
開店前から行列
人気店の宿命で、常に行列がある。
実際は自分の前にも列があるので、もっと並んでいる。
混み始める時間は…ランチの開店時間は11:30。
日によってもちろん違うとは思うが、11:15の時点では私ともう一組のみのところ、11:20には後ろに何人も並び始め、11:25には列を見て店を変える人が続出。なんだこの列、と怪訝に思う人続出。
並ぶ時間の目安
開店同時位から並べば、15分も待てば入れると思う。開店から10分ほど経過してしまうと20分待ちくらいになると思う。そして、開店から30分が経過した12時などにきたときには、「30分待つと思います」と言われて「いいですよ~」とドヤ顔を披露すると「いや、40分待つかも知れないですね…」と言われるほどになってしまう。
実際、もっと待つ可能性もある。
並ロースかつ定食(ランチ)
まずは、ソースが来て、次はご飯と味噌汁が来る。
並ロースかつ定食(ランチ) 1350円(税込1458円)
※ごはん、キャベツおかわり自由
そして、とんかつ。
これ。これが非常に美味しい。
このとんかつは南の島豚を使用しているのだが、南の島豚についてかるく説明。
おいしいお肉を求めて五十年、農林大臣賞を二度受賞の宮崎県川南町永田種豚場で極上ブランド豚肉「南の島豚」は生産されています。
「南の島豚」は肉質の良さで知られる沖縄在来種の島豚(アグー)を父とし、サシの入りやすいのが特徴といわれる赤豚(デュロック)等と掛け合わせて造られたものです。引用:南の島豚とは?
要は、日本一に豚肉ブランドに選ばれた凄い豚肉だ。
この肉が、日本一になるだけあって凄く上質。
ガッツリジューシー肉厚なとんかつ…という路線とはまた違う。脂身でとろけるようなわけでもない。
だがそれでも…
ああ、うまそう。
少しピンクで若干レアなのでは?と思うこの揚げ加減が素晴らしい。衣との相性も抜群なのだ。
というわけで食べる。久しぶりのあげづきだ。
ちなみに…
ここ、あげづきの食べ方は、断然、岩塩がお勧め。ピンクの岩塩。
別に気取っているわけではない。ソースも途中少しかけるが、やはり岩塩がベストだ。
岩塩によく合う絶妙な揚げ加減
「サクサク!」というわけでもなく、「ホロホロ」というほど崩れるわけでもない。その中間の衣が、若干レアに見える色合いの肉を優しく、そしてしっかり包んでいる。
肉も「ガッツリ肉厚!」というわけでもなく、かといって「とろける柔らかさ」というほどでもない。その中間の、噛み応えもあり、柔らかさもある絶妙な食感がたまらない。
この絶妙なサクホロ感&やわらかジューシーなとんかつに岩塩を付けると、ピリッと少し引き締まった風な味になり、絶妙なバランスのとんかつ全体を更に一段階上のレベルに昇華してまとめあげてくれるのだ。
南の島豚を研究し尽くし、その味を最高に引き出す揚げ加減、そしてそれに最も合う塩を探し出したという感じだ。
その他
味噌汁は赤出汁。キャベツは今回はおかわりしなかったが、こちらも普通に美味しい。横にあるポテトサラダもまた良い。
とんかつなので、いくら美味しくとも脂が苦手な人は爽やかさも欲しくなることだろう。そんなときはキャベツ&レモンで解決だ。ポテトサラダはキャベツからとんかつへのブリッジにちょうどいいと思う。
また、レモンはかけすぎると絶妙な衣の具合が少し湿りすぎになるので、ちょっと控えめにかけるくらいが良いと思う。
後日追記:地鶏ささ身フライ定食
地鶏ささ身フライ定食 1100円(税込1188円)
ささみもうまいとは聞いていたのだが、毎回30分くらい並んであげづきに入ると、どうしてもとんかつを頼んでしまっていた。
…が、ついにとんかつを食べたい気持ちを抑え、初めてささみフライを頼んだ!
そして、たしかにうまい。
ふわっともサクッともとれる衣はとんかつのときのそれと全く変わらず、非常に美味しい食感。もはやくちどけ衣である。
なかの鶏肉も優しくも豊満な肉で美味しい。…が、塩が浸透するには豚くらい脂があった方がやはりよいのだろうか、少しパサパサ感は鶏なのである。そして、美味しいけれどやはりとんかつの方がうまい! と思った。
とんかつの”揚げ”の技術をそのまま鶏に活かしたようなささみフライだった。美味しいけれど、やっぱりとんかつが一番だなということで、次来るときはまたとんかつを食べようと思った。でも、やっとささみも食べられて満足。
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