皆さん今なにをしてますか?
たとえ何をしていてもあなたはこれから風刺されるでしょう。
様々な文化、思想、もしくはそれを超えた次元の概念…どんなものも風刺されてしまいます。
つまり、これから風刺作品を多数紹介しよう、というわけです。
このブログは映像編集に関する記事を多く書いていますから、ここでは風刺作品の中でも「風刺動画」に絞って紹介します。
風刺されたくない場合はこの記事を見るのをやめるのも一つの手でしょう。
ですが、センスのある風刺というのは考えさせられる上に面白いものです。
つまらん説教を聞いても時間の無駄な上に人の考えなんぞ一切改まりませんが、それを作品に仕上げると意外と人は耳を傾けるものです。
見る人だけでなく、何か創作活動をしている人にとっても刺激になるのが風刺動画だと思います。
それでは…風刺作品にあまりコメントを付けると野暮ったくなりますが、コメントをしつつ動画を紹介していきます!(人によっては多少ショッキングだったり図星な表現もあると思うのでご注意。)
風刺動画まとめ
さあ、風刺されよう。崇高な人たちに。
人間風刺動画「MAN」
MAN from Steve Cutts on Vimeo.
今回紹介する中でも一番完成度が高いかも知れません。このブログを見ている時点で、この動画を見たら風刺の対象です。かなり考えさせられることと思います。
ボランティアは誰のため?「Who Wants To Be A Volunteer?」
タイトルの通りです。この動画とはあまり関係ないですが、ボランティアしてるけど親から大金の仕送りもらってたりすると風刺したくなりますよね。
ただ、「やらないよりはやる偽善の方がいい」という思想もありますし、確かにそれも一理あります。コメント難しいのでこんなところで。
就職活動狂い「就活狂想曲」
こちらもかなり完成度が高いです。同じく完成度の高いフランスの風刺動画「MAN」との違いで考えると、「MAN」は淡々とした表現・進行で内容のエグさを際立たせて風刺してるのに対し、日本の風刺動画「就活狂想曲」は表現を誇張して風刺しています。
アニメ文化自体の違いもありそうですが、「就活」ではゴマをするような表情などもキーとなるので、テーマ選びの関係も大きそうです。
人より大事で便利なスマホ。「I Forgot My Phone」
風刺表現としてはかなりそのままで捻りはないですが、皆が多少なりとも思っていそうなことを代弁しているような内容です。
若干風刺よりも説教寄りな動画ですが、スマホ文化への警鐘としてはちょうどいい動画でしょう。
ドレス被りは生死を分ける「Avoid A Same Dress Disaster」
こちらは箸休めにコミカルな動画。本気で風刺しているというよりは、軽く茶化してる感じです。
実はCMのようですが、コンセプト的には短編映画にしたくなるような面白い設定です。
機械的に動くサラリーマン「Brandt Brauer Frick - Caffeine」
Brandt Brauer Frick - Caffeine from Danae Diaz on Vimeo.
The社会の歯車といったところです。個人的には規則正しく動くロボットのようなサラリーマンでも、脳内では芸術的思考や驚くべき発想がぐわんぐわん回ってる人もいると思うので、そこまで批判的には捉えていません。逆に脳内空っぽの人間が無秩序に動き回ったところで、そんな社会もまたくだらないと言われるでしょう。
この動画においては、規則正しく動くサラリーマンは思想も同じ、として描写してると思いますが。
外見と実際の差「But we're speaking Japanese!」
見た目の先入観に囚われ過ぎるとこうなるべ、という動画です。
逆に、こういう動画で笑えるのはグローバル化が進んだ証拠でもありますね。
まとめ
風刺というのはセンスがよければ人の考えを変えますが、センスが悪いと人を怒らせる単なる悪口か、もしくは的外れなものになってしまいます。つまり、風刺は諸刃の剣です。
ただ、多くの場合、風刺というのは作品にとって重要な要素になります。風刺のみに特化した動画を見るのは、そのエッセンスが凝縮されているので、短時間で刺激的な経験ができるので面白いと思います。
本当はこういうことをダラダラしゃべらずに、何かしら作品で示すのが粋なのですが、ブログ記事を全て作品にはできないので、ここではダラダラと語ってます。
それでは、日常に疑問を持ちつつ、明日も生きていくとしましょう。
また別の記事でお会いできることを楽しみにしつつ、記事を締めくくらせて頂きます。