どうも~顔面ラーメン人間を自称したことのある私は、そう、ラーメン好きなのです。(あと、自主映画も好き)
大学時代、ラーメンばかり食っていた自分に制裁を加えようと、「今日の夜飯は絶対にラーメン屋以外!」と意気込んで夜の街を徘徊した結果、結局ラーメン屋で餃子だけ食って帰ったほどのラーメンマンです。
そんな私、ラーメンばかり食っていたころこう思うことがありました。
「こんなジャンクなフードばかりにはまって、俺は一体何をしているんだ? 俺のアイデンティティは一体…」
しかし、その考えを覆すようなラーメンも世には存在していたのです。
ジャンクフードに制裁を。高尚なる無化調ラーメンを喰らい、心も体も清めよ。@神田・三越前「なな蓮」
はい。
化学調味料を一切使わないような、ジャンキーさとは程遠いラーメンも世の中にはあったのですね。
今回紹介するのは、そんなエコロジー?なラーメンを提供している「なな蓮」です。
店構えも落ち着いたオシャレさと和を兼ね備えた、エコロジーな雰囲気です。
以前、池袋に行ったら食べるべき!無化調のラーメン店「瞠」はやさしい味の名店という記事で、池袋の無化調味ラーメン屋を紹介しましたが、なな蓮は神田駅の近くです。
ここ、後で知ったのですが、TRY賞を受賞していたそうです。TRY賞というのは…
「TRYラーメン大賞」の”TRY”とは「東京 ラーメン・オブ・ザ・イヤー」の略称で、石神秀幸、大崎裕史、青木誠氏、しらす(斉藤光輝)、レイラ、吉本匠將、山内直人の7氏のラーメン評論家の審査により、「東京エリアで一番おいしいラーメン」が決定されます。
引用:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000815.000001719.html
このような偉大な賞です。どう見ても偉大ですよね。
そんなラーメン屋なな蓮ですが、店構えを見た瞬間にうまそうな雰囲気を感じたので、ほんとは「めん屋そら」に行こうと思ってたのですが、急きょ変更して入店。
看板もうまそうな空気を漂わせてます。看板ごと喰らおうかと思ったのですが、看板は無化調じゃなさそうなのでやめたのはここだけの話。
オシャレなBar的な店内
中に入ると、店構え通りの良い雰囲気な店内。少し狭いですが、快適な空気感です。
ただ、写真は微妙なのしか撮れませんでした。
カウンター。
卓上。
メニューはこんな感じ。
今回は、一番右にあり、食券でも一番左上にあった「鶏そば 塩」を注文しました。
無化調味の「鶏そば 塩」食レポ人間
ちなみにこれも後で知ったことなのですが、先ほどのTRY賞を受賞したのは、鶏そばではなくて「濃い出汁そば」だった様子…今度そっちも食べに来ようかな。
…と思っていたのですが、実はこの店、三越前駅近くに本店があるとのこと。そして確かに、以前私は三越前でもこんな感じの、いい雰囲気のラーメン屋に行ったことがあります。というわけで、多分私は、かつて本店で「濃い出汁そば」を食べたことがあるように思います。そのときも美味しかった記憶…
なんてことをうだうだ書いたところで、本題へ。鶏そばのお味のお話です。
鶏そば 塩 800円(税込)
おお~
高潔な雰囲気すら溢れ出る、どう見てもうまそうなラーメンの登場です。
これ、スープが黄金色に見えるんですよね。程よく透明感ある黄金色のスープに浮かぶ白く薄いネギ、あでやかなピンクの鴨肉や白色の肉。そして聖なる遺跡でもあるかのような盛り付け方で中心に向かって山を作り、その頂上には悩ましい緑!
見た目が神々しいですね。私の顔面のようです。そしてあなたのくるぶしのよう。
そんなわけでラーメンを食します。このラーメンは、食べる前に期待感を煽ってくれます。
いつもは最初にスープを飲むのですが、今回はなんだかどうしてもレアな質感の肉にひかれて最初に一かじりしてしまいました。
結論から言うと、その一かじりはあまり正解ではありませんでしたが笑。鶏なだけあってパサつきが強めだったので、もう少しスープに浸ってからがよさそうでした。でも、いい肉感でした。
というわけで次にスープを飲むと…
これは…
瞠!
身も蓋もありませんが、同じ無化調で有名な池袋の名店、「瞠」の味を思い出しました。
つまりこれは、美味しいということです。
無化調なのにしっかりした味わいがあり、どちらかというと濃い味わいになっているのが自然の力の再認識になる。そんな味です。とろみがあるタイプの濃い味ではないのですが、なんとなく軽く味噌が入ったらそれも美味しいかも…と私はなんとなーく思いました。
それはさておき、とにかく自然の旨みを堪能できるスープです。
麺は
少し太めの縮れ麺。これは芸術的なこのラーメンの見た目的にもクネクネ具合が合ってますし、味わい的にも合ってます。一石二鳥。鶏そば
とろみが絡みまくる濃厚スープ!というわけではないので、太さはこれくらいがよいでしょう。
その他、途中で食べるチャーシュー的存在の鴨肉たち?は、上品な感じで無化調感を堪能できてよかったです。
スープはしっかりした味付けではありますが、化学調味料に犯された現代の人間の舌だと少しだけカップラーメンのようなジャンクさが欲しくなることは否めません。そんなときは卓上の胡椒か七味をかけましょう。それらだって自然の産物なのですから。
おまけ
さて、ラーメン以外にも鶏に関するこんなメニューもある様子。夜に来た方は、焼き鳥なんぞを頼んでラーメンのつまみにするのもいかがでしょう。
「神田とりそば なな蓮」店舗情報
店舗情報です。行きたい方はご参照あれ。
- 電話番号:03-6206-0544
- アクセス:JR神田駅南口徒歩2分神田駅から211m
- 営業時間:[ランチ]11:00~15:30、[ディナー]18:00~22:00
- 定休日:土曜日、日曜日、祝日
引用:食べログ
まとめ
さて、そんなわけで無化調のうまさ・深さを堪能しつつ、一方で「無化調で美味しさを追求すると最後は似た系統の味になるものなのだろうか?」との哲学的命題を頭に抱えさせられた、良いラーメン屋でした。
自然の本来の味とはなんなのだろうか? そんなことを今日もまたシュレディンガーの猫に聞きながら一日を終えるのでありました。今日も頭の片隅で哲学の音が鳴り響く。
ニャー
ー完ー
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