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Youtubeに眠るアングラヒップホップおすすめ曲はこれだ【三文】

2016年4月28日

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どうも、ヒップホップ大好き三文です。

これまで、ヒップホップ基礎フリースタイル基礎といった記事を書かせていただきました。しかし、世の中には数多くのラッパーの方々がいて、名曲があるにもかかわらず知られていないということばかりです。私が言うことでもないかもしれませんが、名曲が埋もれてばかりではもったいないです。※ラッパーの方には、知られていないだとか勝手に言って、失礼な話ですが。

 

そこで、私、三文享楽がYoutubeをあさってたどりついた名曲をご紹介させていただきます。

 


 おすすめヒップホップ名曲

『27歳のリアル』狐火

 

福島レペゼンは狐火。どれもこれも私の中での名曲ぞろいですが、まずは上記の曲を聴いてみてください。彼の世界観が一度で分かるはずです。

 

聴きましたか?

そうしたら、おそらく右の次の動画欄に出ているであろう『29歳のリアル』『31歳のリアル』も聴いてみてください。これがアーティストを目指してものにならない者のリアルですよ。ラッパーに限ったものではありません。

芸人、ライター、音楽家、特殊な職業で成功したいと目指した若者に待ちゆくすべてはここにあるはずです。

 

ユニット名を変え、キツネクションとして、『サマーソニックもう一度だけ僕に時間をください』といった曲も出しています。これが本当のリアルですよ。私も何度も小説を投稿していた過去、名前を変えて微妙に内容を変えれば何度も投稿していいのかという葛藤に悩んでいた。意地汚くすがりついていたい、これがアーティストであり、狐火は全てを歌にして夢を実現にできずに悶々とした全ての感情を体現しているような方です。

『マイハツルア』

これも聴いてください。ええ、毛色は違いますが、このアーティストの芯が分かりますな。感動しました。

 

『さて、どう生きようか』神門

次は、神門です。

そしてこの曲。8:30を超える超大作、これほどの超大作にふさわしい凝縮された内容。大学時代にアーティストの活動を始めて、そして就職するか、続けるかという究極の二択。これは同じ立場にいるアーティストの誰もが直面する課題だと思います。

自分のやってきた活動を個性として就職活動にぶつける。自分をもって考えを伝えられるだけに一次面接を通過するものの、二次面接以降がかえってあしをひっぱって墓穴を掘ることになる。そもそも自分だって不満があって就職先を見つけているわけだしあわよくばアーティストとして大成したい夢はまだもっているわけだから、どうしても発言にボロがでる。それを的確に歌った曲です。これもまたリアルです。

 

やはり、シリーズかのように、似たテーマでいくつか出ています。『なら、こう生きよう』も聴いておくのがいいです。

『Drug kill』 空也MC

いかにも危険なこのタイトル。そして、不気味なカバー。

ドープです。重たいテーマをよくここまで完全に歌い切りました。芸術の道を究めたいがために薬に手を染めてしまったアーティストは数多く存在します。それをよくぞここまで完璧に歌にしきったと思います。本人は大丈夫なのかと心配になるほど、破滅していくアーティストを完全に歌いきっていて、私が今までに聴いたこのテーマの歌の中では最高峰です。

そして、狐火リスペクトとして『27歳のリアル』空也MCもあります。こちらもまたドープかつリアルを追求したもので、よく歌い切っています。

 

『盲目少女』リズムキッチン

前者三つとは違った歌詞の内容です。

自分を歌ったわけではなく、しっかりとしたヒップホップらしいテーマがあって、それを歌にしています、特に上にある盲目少女については社会に潜みながらもなかなか顕在化しないテーマをしっかりと歌にしていて、般若『カメラ』のような巨人ラッパーたちが歌ったテーマを感じます。

 

Campus NoteやB-BOYイズム(ライムスターオマージュ)も聴いてみてください。

なんというか、際立っているのはやはり「勢い」ですよね。この歌詞の勢いこそ、初期の頃、ヒップホップ黎明期を思わせるような強さだと思います。

 

『完璧な一日』あるぱちかぶと

すみません。これに関しては、Youtubeで初めて見つけた曲ではないんです。

ええ、そうです。実はこの曲、初めて聴いたのが彼のアルバムなのです。そして、私の大好きなアルバムで好きで好きで、本当は最初のヒップホップ基礎記事に載せたかったくらいですが、メジャーじゃないのであきらめました。で、ずっと、載せたくてしょうがなかったので、ここで紹介させていただきました。しっかりとYoutubeに曲はあるのです。

 

 ぼやき

さてさて、私が大好きでそこまで有名ではない曲(失礼な言い方ですが)をご紹介させていただきました。どうも、かつて小説家を目指していた私と同じ境遇に思えるような曲を素晴らしいと感じたものも多かったです。

ええ、どんどん名曲出していただきたいです。そして、私はこれからもいい曲を探します。

 


 

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