ブログをやる上でドメイン名は非常に大事。
前に記事にしたようにソーシャルボタンも大事だけど、ドメイン名は後から変えられないので決断に時間がかかりまくる!…という点では、ドメイン名はもっと大事と言えるでしょうね。
念のため説明しておくと、ドメインというのは「http://◎×◇△貪★.com」というURLがあった場合、その「◎×◇△貪★」の部分のことを指します。ふざけたくなってついついわかりにくい記号を使ってしまったので、もっとわかりやすく説明します。わかりやすくいうと、ドメインというのは「http://○○.com」の「○○」の部分のことを指します。
URLはブログの住所です。ブログではなんとその住所の名前を自分で決められるというわけです。これは悩んじゃいますよね。
ちなみにブログではなく普通のサイト・ホームページでもドメインはあります。「https://www.google.co.jp/」とか「http://www.yahoo.co.jp/」とかね。
とにかくウェブにおいてはドメインは重要なのです。
ブログのドメインに悩む
ドメインの簡単な説明を終えたところで本題です。
みなさん、このブログのドメイン名がなんだかご存知でしょうか? 「storyinvention」です。これはどういう意味なのか、そしてこれに決定するまでにどんな経緯があったのか…それらをお届けします。誠に紆余曲折・右往左往でした。
ブログ名に関連したものにするか
ブログにおいて非常に重要なドメイン。それに私は悩みました。そもそもブログの名前にも悩んでいたので、ブログ名そのままを付けようにもブログ名を決めなくてはなりませんでした。しかもブログ名は今でもまだ変えようか迷っているくらいなので、(実際、一回略称を追加したりしています)ブログ名そのままにするのも気が乗りませんでした。ちなみに「kaitenmokuba.com」は確かほかの人がすでに使っていました。
ドメイン名とブログの中身が一致しているほうがSEO的には良いと言われていますが、ブログ名がそもそもブログの中身と関係ないですからね。その辺もブログ名をドメイン名にするのに踏み切れない理由の一つでした。
ブログのコンテンツを表したものにするか
ブログ名と関連させるのがダメとなれば、次はブログのコンテンツとドメインを関連付けるか…と、発想の方向転換をしてみました。
このブログのメインコンテンツは自主制作映画(インディーズムービー・インディーフィルム)なので、「zisyueiga.com」や「zisyu-movie.com」なども考えましたが、なんだかしっくりこない。ダサい上に、単純な単語は大方すでにほかの人が使ってしまっているので、「zisyueiga.com」なんてのはやろうと思っても恐らく無理。それに映画を撮っているとはいえ、鑑賞量的にはまったくもって少ないのでドメインに「eiga」とか「movie」は入れづらいというのもありました。
しかも、メインコンテンツは自主制作映画とはいえ、作曲やちょっとしたプログラミングなど、創作全般について書きたいため、映画にしぼるのは嫌でした。「movie-and-music.com」「zisyueiga-sakkyoku.com」のように映画と音楽を入れ込むことも考えましたが、長くなりがちで断念。しかもなんだかひねりがないものしか浮かびませんでした。
そこで次は、どうせならもっと幅広く、創作やアート・エンターテインメント全般のワードをドメインにしよう! そうも思って考え始めました。
「all-create.com」「art-create.com」「gorakuart.com」「tsukuru-art.com」…
色々考えましたが、なんだか自分で「アート」とかいうのが恥ずかしいし、「クリエイト」っていう単語ももう擦り切れるほど使われているしなんか気取った感じだしで、いまいちピンと来ませんでした。「gorakuart.com」はエンターテインメントとアートを繋ぎそうな感じのかっこよさと語呂の良さはありますが、アートが恥ずかしいのと、娯楽が作りたいのかが微妙だったのと、日本語と英語混ざってるやんというので保留。
連想ワードを考えてみた
そこで次に考えたのが、「創作」から連想されるワードを入れることでした。映画や作曲、プログラミングなどとは直接関係なくても、なにかしら創作や芸術、クリエイティブなイメージをまとった言葉です。
作品、世界観、感動、人生、革新、伝統、物語……
……物語!
これだ!
ってなわけで、「物語っていいじゃん」となりました。かっこつけ過ぎ感もないし、深みもあるし、王道な感じもあれば多種多様な感じもあります。そして物語は映画の神髄の脚本にも通じるし、音楽にだって物語は存在するし、絵にも写真にも物語はあります。プログラミングも洗練されたものなら物語を感じられるものだってあるかも…? プログラミング言語っていうくらいだしね。
ただ、「monogatari.com」そのままはもう他の人に取られているので、何かまた別のワードと組み合わせる必要が出てきました。
「monogatari-umu.com」
…ダサい。
「anatano-monogatari.com」
…なんか偽善者っぽい。
しかも「monogatari」って単語も比較的長いので、単語を組み合わせると見栄えが悪くなります。なおかつ、「ドメインにはハイフンを使わないほうが良い」という情報もちらほら見かけたので、「monogatariumu.com」とか「anatanomonogatari.com」とかになって非常に読みづらいです。なんだかもはやスパムっぽい。
ならば!
…と思いついたのが、普通な発想ではありますが、「英語にする」ことでした。つまり、「story」にするということです。これだと短い単語しになるし、響きもスマートだしなんだかよさそうです。
ストーリーと組み合わせるワードを考えまくる…
ストーリーとつながるワードで、なおかつ創作・芸術・クリエイティブ感があるものを色々考えることになりました。できればただ作るだけでなく、プラスアルファの意味があるとなお良いものです。
「youare-story.com」「i-am-story.com」「storyworld.com」
「thinkstory.com」「story-art.com」「storystory.com」
「storylife.com」「story-is-life.com」「storybirth.com」
「nostory-nolife.com」「kaiten-story.com」「storyhouse.com」
「korekara-story.com」「storysonzai.com」「storyblog.com」
色々考えました。このときすでにけっこう疲れてました。
いまいちなのもあれば、いいけどすでに使われているもの、いいけどちょっと長いものなど色々あります。色んな案を考えている内に、なにか「新たな価値を生むイメージ」の言葉や、「映画・音楽の用語」を入れるのがいいかも。と思いつきました。そうしてまた更に色々考えます。
「story-revolution.com」「story-innovation.com」「storyblend.com」
「storymovie.com」「story-theater.com」「storyscreen.com」
「storymarimba.com」「crescendo-story.com」「story-ostinato.com」
「story-orchestra.com」「story-symphony.com」
ここまで来て、やっと「story-symphony.com」というドメイン名が私の心にヒットします。「ストーリーシンフォニー」。つまり「物語交響曲」です。これはなかなか、かっこいい。
似た発想で「storyharmony(ストーリーハーモニー).com」も思い付き、これもなかなかでした。
「ハーモニー」というのは調和。そして、音楽においては和音が大事であり、その理論は和声楽と呼ばれ、英語でいうと「ハーモニクス」です。…と、ここまで来てまた一つ思い付きます。
音楽には大きく分けて二つの理論がある。一つは和声楽。もう一つは……対位法だ。
対位法といえば…?
和声楽は和音の理論で、対位法はいうなれば旋律、メロディーの理論です。メロディーを絡み合わせて作曲するという高度な音楽理論ですが、バッハの曲といえばイメージが付くかと思います。
そして私は対位法からバッハの曲を思い出し、バッハの曲からバッハの曲名を思い出します。あれ、もしかしてこれ…?
「invention」
そう。バッハの曲といえば、「インベンション」です。「バッハ インベンション」で調べると山ほど演奏動画が出てきます。
インベンション自体に「対位法」という意味はないですが、「インベンションといえばバッハつまり対位法!」くらいの雰囲気は持っています。(ちなみに対位法は英語で「counterpoint」でした。)
対位法というのは、複数のメロディがいずれも主旋律かのように流れながら、それぞれが絡み合って全体としてさらに一次元上の曲を成す作曲法です。これは使えそうな感じむんむんむんですね!
「storyinvention.com」
これはハイフンなくてもギリギリ読めるし、「絡み合うストーリーが更なるストーリーを生む」的な雰囲気があってかなり良い感じです。創作に関するブログにふさわしいです!(実際には「インベンション」というと、複数といってもたくさんではなく2つのメロディーが絡む曲の場合が多いですが、細かいことは気にしません!)
更に…
もう一つ私にこのドメイン名を気に入らせる現実がそこにはあったのです。
※引用:weblio invention
大量の英単語を知りつくす賢明な皆さんなら元からお気づきかも知れません。inventionには「発明・創造力」などの意味もあるのです!
というか、こっちの方がメインの意味でしょうね。
「作り話、でっちあげ」とかもありますが、物語はでっちあげを楽しもう!みたいなものでもあるので、むしろそういう意味があるのは深みが増すというものです。
とにかく、これで、図らずともドメイン名は複数の意味を持つ、掛詞的なうまい感じのものになったということになります。
ブログのドメイン名決定!
…と、こうしてこのブログのドメイン名は決定したわけです。
「storyinvention.com」
なんとなく創作してそうな感じは出ているし、適度におしゃれだし、うまいこと掛詞的になってるしでかなり気に入りました。
ただ一つ、「物語発明」って考えるとかなりハードル上げてるなあ、という迷いは実はあったのですが、そこはそのハードルに打ち勝つ!という気持ちでいくことにしました。
ブログのドメイン名を考えてる人の参考になったでしょうか?
このブログもそろそろ100記事になるので、久しぶりにブログ自体について語ってみました。
それでは、色々なストーリーをこのブログで感じたい方がいてくれるようでしたら、自主映画や音楽をぜひ鑑賞していっていただければ嬉しいです。
ではまた!
◆↓ストーリー的なもの