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パンダの楽園?和歌山アドベンチャーワールドはサファリゾーンが見所!

2018年1月3日

日本にはパンダは上野にしか存在しない。

 

という虚構をあなたは知っていますか?

 

ええ、世間ではシャンシャンの誕生により、上野動物園のパンダが超大々的に取り上げられたりもしましたが、実はね、けっこうパンダって生まれてるんですよね。

「上野のシャンシャンしか世の中にパンダはいないかのような浮かれようだ。最後に和歌山にもいるんですよと一言くらい入れてくれたらいいのに」

和歌山県の仁坂吉伸知事がこう発言をして話題になったりもしましたが、和歌山県ではパンダはちょいちょい生まれてます。10頭以上のパンダの繁殖に成功しているのです。

 

そんなわけで、その事実を確かめるため…ではないですが、行ってきました。そして、パンダはいました。

そんなわけで、和歌山アドベンチャーワールドという素晴らしい動物園を紹介します。よさ、見所、そしてパンダなんかを紹介します。

 


和歌山アドベンチャーワールドの見所やパンダを紹介

いい動物園でした。

写真が渋谷の人ごみにある人間の髪の毛の本数くらいあるのですが、抜粋してなるべく絞りました。

結論としては

「楽しい」「いい場所だ」

というものなのですが、「ほんとかよ」という方はぜひこの記事を見て安心してから行くとよいと思います。

公式HPは以下からどうぞ。

和歌山アドベンチャーワールド

 

駐車場

駐車場はこんな感じ。広い。全部埋まることはそうそうないのでは、と思いました。

ここはさらっと飛ばします。

 

入口(エントランス)

正月ど真ん中の1/2に行ったのですが、混み具合はこんなところ。上の写真は開園前に並ぶ人たちの図です。この日は並んでる人が多かったからだと思いますが、少しだけ開園が早まりました。

ちなみに入り口だけみると激しいですが、実際に中に入ってみると激混みではなかったです。竜頭蛇尾まではいきません。竜頭虎尾くらいの差ですね。

ただ、寂れてるということはまったくなく、ちょい混雑で賑やかさは程よい感じ。

ちなみにあまり本題ではないですが、入り口のところどころに書いてある英文が何とも言えず面白かったです。若干の古さを感じるというか、自己啓発感を感じるというか…まあ行ってみたらついでに見てみてください。それ目当てで行くようなものでは決してありませんね。

 

入り口のアーケード内

入り口を入ってすぐはアーケードになっています。ディズニーランド的な構造ですね。お土産ショップが並んでおり、帰り際の消費者たちを誘惑し、襲い、経済活動活発化へといざなうわけです。

そんな中、アーケード内に噴水が設置してあります。

そして、ペンギンの銅像が…

ではなく、なんとここにさっそくペンギンがいます。

本物です。驚きますね。写真だとわかりにくいですが、奥で泳いでるのが本物で、手前で硬直してるのがつくりものです。

面白いです。抜け出せるじゃん、と思いましたが、抜け出してませんでした。抜け出したらスタッフがせっせと再び噴水内にペンギンを誘致するのでしょうが。

 

パンダラブ(PANDA LOVE)

エントランスを抜けてほどなくして、パンダラブ(PANDA LOVE)というゾーンが左手にあります。

ここがやはり大人気です。

その手前にはゾウが出迎えてるのですが、ちょっと遠くてあまり人が集まってませんでした。そこで少し像を堪能したらパンダへ向かうといいでしょう。

開園と同時に集まっていた人々はわーっとそこに行きます。ただ、開園して少ししてからパンダの登場なので、すぐに行ってもいません。ただ、最初に前列で見るためにはすぐに行く必要がありますね。でも前列の人も数分でどいてくれるので、無理することはないと思いました。

このときは二匹のパンダがお出迎え。

ふたごのパンダ「桜浜(おうひん)」「桃浜(とうひん)」です。

ふたごがいるんですよ。すごくないですか、とパンダファンなら言いたくなるでしょう。言いたくならな人はパンダマニアで、もう何度もふたごのパンダを見ている人に違いないでしょう。

笹を食べていました。シャッターチャンス。

…というか、食べてるとき以外はほとんど寝てるのがパンダらしい(竹を効率的に消化できないので、大量に食べてなおかつエネルギーを消費しないようにほとんど寝ている)ので、起きてさえいれば笹を食べてるシーンを撮るのはそんなに難易度が高くなさそうです。

ちなみに、2018という文字と門松がかざってあったのですが、現れて早々にパンダが破壊し、その結果今年は西暦20年となりました。どうも、タイムトラベラーです。嘘です、ブログ管理人です。

ちなみにほかの場所にもパンダはいます。上の写真は別の場所にいたパンダです。そして、空いてました。

なので、無理に開園前から並んでパンダをパシャパシャ撮る必要はないです。優雅に歩くパンダを優雅に撮れるゾーンがあります。私が行った際は、ブリーディングセンターというところのパンダが空いてました。

 

パンダラブはパンダ以外の絶滅危惧種もたくさん

ちなみに、実はパンダラブゾーンにはパンダ以外もたくさんいます。というか、私はパンダ以外を見て方パンダを見ました。パンダ登場までに時間があったのでパンダ以外で時間をつぶそうと思ったわけです。

ただ、時間をつぶすレベルではなく、パンダ以外も非常に楽しい動物たちが勢ぞろいでしたね。

そして、こういったゆるキャラ? もいます。シュールなレベルで微妙なキャラデザインが安心感を創出する至極の体験デザインとなっています。

ほかには…

こういった鳥類たち。

こういった陸にいるのがレアな動物、

ネコかと思ってしまうトラ的な動物がいたりします。正式な呼び名はサーバルキャットです。

パンダ花壇もあります。そして、この花壇の上の方には(写真にも実は写っているのですが)オウムとインコがいます。

私は小学生のころオウムを飼いたくて仕方がなかったことがありました。ただ、飼えなかったので仕方なく我慢をしました。仕方のない小学生時代だったというわけです。

エントランス抜けてすぐ期待感が最大になるゾーン

さて、とにもかくにもとりあえずいずれもすごく近くで写真を撮れるし見れるし、そっと触ることができる動物もいるしで楽しめます。エントランス抜けてすぐのゾーンがこれなので、この動物園への期待が高まります。

こんな動物を絶やさないように生きよう、というメッセージも併せて感じられれば動物園の意義もあるというものです。まあ、そこまで頭が回らないもんですが。

ここだけでも結構テンション上がるので、家族連れなんかはエントランス抜けてすぐでもうはしゃぐ子供に疲れてしまうかも知れません。そしてその疲れに幸せを感じつつ、ちょっとコーヒーを口にし、ほろ苦さと奥に秘められたうまさに人生を感じ、涙を流しつつ、このブログで公開している無料音楽素材を聞き、更に涙を流すこと間違いなし。

 

サファリゾーン

パンダラブだけでも満足なレベルなのですが、当然園内は広く、ほかにも様々なゾーンがあります。

特に素晴らしかったのがこのサファリゾーン。

ケニア号という電車に乗ったり、専用の車で回ったりもできるのですが、私は徒歩で回りました。そして、徒歩が一番感動するのでは? という感想を得たのであります。(徒歩だと50分かかります。ケニア号という電車だと20分。)

一番感動したのはブッシュウォークという、歩く人用の道を抜け、一面に広がるサファリゾーンを目の当たりにした瞬間。

「え、こんなに広いの?」

と思いました。あまりハードルを上げるのもよくないですが、テレビで見るアフリカの大地を思い出したレベルでしたね。もちろんアフリカの方が比較でいないほど広大には決まってます。ただ、うまく外の街と断絶してるので、かなり広く見えるんですよね。壁とかではなく、丘で外の街を見えなくしてあります。

 

ハードル上げ過ぎて感動が薄れないように気を付けつつも感動を伝えたいというジレンマに挟まれている私ですが、とにかく私がここで凄い広大さを感じたのは事実です。木に囲まれた短い道を抜け、徐々に広大な地が見え、そして全貌が見えるまでの数秒間は特に感銘を受けました。

こちらがブッシュウォーク。

そして、

徐々に広がる大地が視界を割り…

広がるサファリゾーンを目の当たりにします。走る電車はケニア号。

熊がいました。

この写真は正直あまりうまく撮れていないのですが、それでも尚広さは感じられると思います。

この後も広々としたこのゾーンを歩いていきます。

下調べをせずに和歌山県の動物園に来て、この光景が広がっていたら感動すると思うんですよおね、私は。富士サファリパークとかだとハードル上げてますし、ここは高台から見下ろせるのがよかったですね。ゼルダの伝説ブレスオブワイルドとドラクエ8を思い出しました。

同園内の観覧車が奥に見えます。同じ園内にあるのが面白い。

徒歩で感動した私ですが、ケニア号だと危険な動物にもかなり近づけます。まあ、檻越しに近づけるゾーンは徒歩でもあるんですけどね。

トラやらゾウやらと色々います。

そして、私がお勧めしたいキリンゾーンに突入します。

キリンの餌やり

なんやこの足。そう、キリンの足や。

この構図がすでに面白い。

テラスがあり、上に上るとキリンの顔が見える仕組みなのですね。

下から頑張って見上げると顔が見えそうになります。チラリズム。

二階に上ると…

キリン存在。

「キリンが あらわれた!」

という雰囲気。

で、偶然エサをあげられる時間だったのでエサをあげました。100円だったと思います。

このエサをあげるわけです。

あげます。

すると、この表情。謎の生物に見える構図で写真を撮ることに成功しました。

舌がすごくザラっとしていて面白かったです。

ほかの動物は大抵「エサは投げ与えてください」なのですが、キリンはほぼ噛まないようで、ちょくせつあげられます。日常でキリンにエサをあげることはないので、これはなかなか楽しい限りでした。表情と舌が面白いです。

まあ、こんな感じでお勧めです。

ほかにもこういうキリンも見られます。

 

ほかにもいろいろ

ほかにもまだまだいろいろな動物がいます。

マレーバク。もっと近くで見たかったけど見れました。ポケモンのスリープを育てたことを思い出します。

ラクダ。

サイ。クロサイとシロサイがいました。

ただ、どちらもさほど黒くも白くもなかったので、どっちがどっちかわからなくなりました。

無骨な肌がザブングルを思わせます。芸人じゃなくてロボットの方ね。まあ、芸人の方もこれに近いかも知れませんが…。

シマウマもいます。余裕の態度。

最後の方にはライオンもいます。

ただ、ライオンはほんとに危険なようで、かなり遠くにいます。

エサやりタイムもあるのですが、私は体験できませんでした。そして、エサやりもかなり頑丈に守られたところで行います。頑丈に守られたところから、鉄のパイプのようなものの中にエサを入れ、そこを通って外に出たエサをライオンが食べるという仕組みのようでした。恐らく。

エサをやれる場所はこんな感じ。写ってるのは、ジープに乗ってる感を味わえるフォトスポット。

このような感じで一通り終了です。紹介しきれていないところも少しありますが、良さは少しは伝わったのではないでしょうか。

近くをケニア号が通ることもあり、いろいろと面白いゾーンでした。和歌山アドベンチャーワールドに来たら間違いなくサファリゾーンには行ってみて欲しいですね。

 

ペンギン王国

お次はペンギン王国の紹介。

ここは少し古い水族館的な雰囲気が漂っていますが、それでも面白いです。

ラッコ。

ペンギン。ペンギン王国なのでペンギンがたくさんいます。

壁にはこんな恐ろしい写真が。合成ですかね、現実なんですかね。

本物のペンギンはこちら。詰め込み過ぎなので…とちょっと思いましたが、とにかくたくさんいます。

パンダという人気動物だけでなく、ペンギンという人気動物までこんなにたくさんいるとは凄いものです。

 

センタードーム・海獣館

更に、ペンギンではない水族館系ゾーンもあります。

こちらはホッキョクグマがいます。二匹いて、それぞれ隣だけど間を仕切られて一匹ずついる形式でした。

仕切られてはいるのですが、二匹ともずっと首を振る動作をしていて、「なんだろうこれは」と思ったのですが、これは一説によると逃げ場のないストレスがたまった時にとる行動(常動行動)だとか…。ただ、それは動物愛護団体が強く主張しすぎているだけで、実際には軽いストレスでもとる行動だという話もあり、あまりよくわかりません。

色々調べてみると、様々な動物園のホッキョクグマがこういう行動をとっているようなので、ほんとにちょっとわかりません。実際、明確な意味は不明、とするHPがあります。

参考動物たちの苦悩―常同行動

自分のほかにもこの行動が気になり調べた人がいたようで、大きな声で「首をずっと振るのは逃げ場のないストレスらしいで!」と言ってました…が、実はそうとも限らないようで、結構深い問題になっている様子。

 

と色々あるのですが、サファリゾーンの動物はどことなく優雅に生きているように見えたものの、確かにここはちょっとホッキョクグマには狭いのかも知れないな…と思い、少し複雑な気持ちになりました。が、和歌山アドベンチャーワールドはパンダに代表されるように絶滅危惧種の繁殖に成功している動物園なので、いろいろと配慮はされていることと思います。

やっぱり外に面してるところで飼える動物と、水が必要でなおかつ寒くなくてはいけない=室内でしか飼えない動物だと構築できる環境に大きい差が出るよなとは思いますね。

なんにせよ、ホッキョクグマが二匹見られます。南極などにはこの熊がのしのしと歩いてるのかと思うと不思議な気持ちになります。

ちなみにこんなペンギンも。

白い背中をこちらに向けているのはペンギンのなんと赤ちゃん!

赤ちゃんでも大きいものです。皇帝ペンギンだったと思います。太っていて富豪に見えますね。

 

アニマルランド

そんなこんなでいろいろと書きましたが、お次は華やかなゾーン。

いろいろな動物たちが織り成すショーを見られるドームです。途中から見たのですが、これも面白いかったです。とにかくいろんな動物が出てきます。

コツメカワウソ。

馬、犬、ミニブタ。

王道のアシカ(カリフォルニアアシカ)。

なんとフラミンゴにアヒル!

ただ歩いて抜けていくだけですが、それでも意外性があって楽しいです。あと、前後の流れ的にもいい。

そしてペリカン…。

ペリカンがアヒルを追い抜かしてワシャワシャなっていてすごかったです。

ペリカンに限らず、いろいろな動物が外でもパフォーマンスします。

なんとオウムもいました。

盛りだくさんで感動します。

途中から何となく入ったのですが、入ってよかったです。こちらもぜひ見てみてください。

 

その他

ほかにもある見所をバーっと紹介します。

ペンギン(のぬいぐるみ)がいるラジオスタジオ。実際になにかを放送することもあるんだと思います。

このように、まだまだいろいろあります。

特にプレイランドでは今回私は遊んでいないのでノータッチですが、ジェットコースターやら観覧車やらもあり、そちらだけでも楽しめるレベルになってるように思いました。

盛りだくさんで大満足な施設でした。

 

 

まとめ

では、紹介するところが多すぎて飛ばしたところもありますが、これで終わりたいと思います。いい場所でした。

 

というわけで以上、

「上野動物園以外にもパンダはいる!」

ということを世の中に広める記事でした。そして、

「パンダ以外にも見所はたくさんある!」

ということを世の中に広める記事でもありました。

いや、私はパンダをじっくり見たいんだ! という方にはこんな本がよいでしょう。

パンダを読めます。

こんなのもあります。

 

さて、それではさらば。

ブログラブ。


 

ちなみに、同じく和歌山県の観光名所、橋杭岩についても書いてます。