先日、
「自主映画に人誘うの怖いよー厭だよー;; ぴーん。ぴぴーん」
という記事を書いて大反響×0だったのですが、その記事内にて「7/9に撮影あるんだよ~;;怖いよ~ぴーん」ということを執筆していたかと思います。どうも、執筆の鬼、紅葉葉です。
該当の記事自主映画に人を誘うのが怖くて嫌になる話
そして、記事の最後に
とにもかくにも私は7/9に控えた撮影がうまくいくのか、みんな来てくれるのか、撮影内容を細かく知ってやる気をなくさないのか…といった不安を抱えている今なわけです。
果たして7/9どうなるのか…何かしら記事にはするので、みなさんご期待を。
こんな賢明なことを書いていました。
てなわけで、結局その後、7/9の撮影がどうなったのかをご報告しようと思います。どうも、報告は苦手、紅葉葉です。
いつものようにハプニングはまあまあ多発
とりあえず、撮影自体はできましたが、いつものようにハプニングはまあまあ多発しましたね。以前書いた記事でもハプニング話が詰まってます。
さてさて、とにかくそんな7/9に撮影に参加したのはたったの4人。
4人かよ!
と驚いてついついその勢いで自主映画『抜本-BAPPON-』を見てしまった人もいるかとは思いますが、そういう人たちはおいといて、話を進めます。
通常、映画というと大量のスタッフが必要ですね。
- 監督
- カメラマン
- 役者
- 音声
- 照明
- スクリプター
で、音声やら照明やらは複数人いて、このほかにも助監督やら私が思いつかないようないろいろな補佐・スタッフたちがいるはずです。
数十人いてもおかしくないですね。もっといるんですかね、わかりません。
そんな中、私は予算なしなので、4人で撮影を行ったわけですね。ううむ、魔王をあえて四人で倒す勇者たちのようですね。少数精鋭とはこのこと。
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その内訳はというと…
- 監督兼役者兼撮影兼たまに照明兼たまに音声
- 役者兼照明兼音声兼まれに撮影
- 役者兼音声兼まれに撮影
- 役者
となっています。監督と役者合わせて4人が基本的に色々兼任しているということです。
そもそも慢性的な人手不足なので、工夫の末この映画内で私は顔を出さずに一人40役くらいやってますね。まあ、大量に走る隊員を37人分くらいやってるだけなので、それを一つの役とみなすと4役くらいですかね。
そして、私の撮影経験の中では4人はかなり多い方です。
2人か3人で行うことがほとんどだったので、私的にはなかなかに撮影しやすかったです。
まあ、とにかく4人で撮影だったわけです。
しかし…
遅れる主役級 9:30
まあ、主役ではないんですが。7/9の撮影日的には主役級に重要な役者が大々的遅刻! だったんですね。いやあ、ハプニングですね。
最初は9:30 or 10:00から会議室でロケ撮影で、まずは私と三文享楽(回転オトエフミのゲストライターでもあり、役者でもある)と、もう一人の役者の3人で集まる予定でした。
で、当日までその役者からは返事がなく、当日に「10:00に行くね!」という軽やかなご挨拶が。
まあ、それはあんま問題じゃないのでいいんですが…
撮影当日、最初に彼から連絡があった時間は7:30頃。10:00には絶対に間に合う時間だったのですが…
なぜかその後9:50に
「10:45になりそう、すまぬ…」
という連絡が。
な、なんで!!!
自分も遅刻魔なので、ギリギリまで自主映画編集してて遅れて10:15着になっちゃう…とかはわかるんですが、7:30に起きているのに45分も遅れるとは…なかなか厳しい!
しかも9:50にその連絡とはなかなかに遅刻のプロ! 会議室は12時までしか取ってないので、なかなかの痛手!
ちなみに私自身、撮影当日に寝過ごしたことが結構あるので、遅刻に関して人のことは言えません。しかし、起きてて45分遅れるというのはなかなか不思議な状況!
※撮影を何時間も寝過ごして三文享楽にブチ切れられたことあり。そりゃ私が悪いですわな。だって、監督だぜ。普通遅刻しないね。
空白の1時間15分を自主映画色に 9:50
そして、私と三文享楽は9:30か10:00集合か不明だったため、とりあえず9:30集合にしていたわけです。なので、なんと
10:45 - 9:30=1時間15分
の空白の時間ができてしまったわけです。
しかし。
この日の撮影はなかなかにヘビーなもの。無駄な時間を過ごすわけにはいきません。
というわけで、こんなことをしていました。
…いえ、遊んでいたわけではありません。崇高なプランを練っていたのです。
そうですね。画角を試したり、その他、カーテンを開けたほうがいいかどうか、天井の電球をつけるべきかどうかなど、いろいろ試している内に30分くらいはすぐ過ぎてしまいました。
しかしそれでも45分は余りました。困りましたね。
というわけで、また同じように色々試したり、脚本を読み直してもらったり、椅子の位置を変えたりして過ごしました。
↑同じ表情をしてもらい、ちがう照明やホワイトバランス(ビデオカメラの設定)で撮って、雰囲気の違いをテストしている様子。下のほうが怖いですね。
…で、やっと来ました。もう一人の役者! 私の自主映画処女作『抜本-BAPPON-』で名演をしてくれた彼です。
現れる役者 10:45
来ました。やっと…来ました! やはり雰囲気がありますね。いいですね。
しかし、着いてから衣装に着替えてもらい、そのあと髪型整えて…とあるので、そこからまた少し待つこととなります。そういえば、映画のスタッフには衣装とかスタイリストとか美術とかそういうのもありましたね。
とにかくしょっぱなから撮影は押してしまったわけです。
しかし、この会議室のシーンは量が少ないので、ささっと終わり、なんとか12時までには終えることができました。
なので次は外での撮影に向かいます。
忘れる衣装 12:30
しかしここでもまたハプニングが起きます。
見出しにすでに書いてるのでもったいぶる必要もないですね。はい、衣装を忘れました。私です。監督です。
前日にかなり念入りにチェックし、当日もギリギリのところで一つ忘れものに気づいた賢明な私でしたが、一つ忘れていたのですね。三文享楽の衣装の一つ、防弾チョッキみたいなやつです。やってしまいました。
ですが、これはさほど致命傷にならずに済みました。小ハプニングですね。
外での撮影からは私の弟にも撮影に参加してもらうことになっていたので、とりあえず私は家に戻って衣装をとって、弟とともに次の撮影場所に向かうこととしました。その間に役者二人には昼飯を食っててもらうと。
なので、ここでのタイムロスはほぼ0で済みました。私も家で一瞬で飯を食えましたし。
しかし次も少しハプニング。私が消えたことで、次の撮影場所に案内する人がいなくなったので、二人が少し迷ってしまったというわけです。まあ、これも10分程度のロスで済んだので、たいしたことではなかったですね。
撮影は、こういう細かいハプニングを数えるとキリがないですね。
というわけで、撮影開始。
外での撮影 13:30
これはなかなかうまくいきましたね。
ただ一つハプニングというか問題なのは、非常に暑いこと。
役者一人はスーツ、もう一人は半袖ですが防弾チョッキを着ます。そして私はサバゲーばりの全身衣装。
これですね。
暑いというか、熱いです。厚くもある。
まあしかし、私は自分で撮りたくてやってるので頑張ります。ほかの人たちも暑い中がんばってくれました。こりゃ20人とか連れて撮るのはきついですわ。プロじゃなかったら絶対だれか文句言ってだれる気がします。
とにかく、このシーンはすでに編集もある程度進み、いい感じになりそうな雰囲気が出ています。
こんな感じですね。白飛びは個人的にはしてもいいと思ってるので、大胆なカラコレを施してます。ドラマチックな空気感が出ていると思います。
結構前に書いた記事ですが、カラコレについての記事もあるのでどうぞ。
血糊紛失問題 14:30
ちなみに、私の紛失物はもう一つあります。衣装は忘れものでしたが、こちらは本当になくしていました。
以前の撮影で血糊を使用していたのですが、この日の撮影でも使う予定が、どこにも見つからなかったんですよね。やっちまいました。
↑これです。ドロッとしてリアルで、なおかつ洗ったら落ちたのでかなりお勧め。安いし。
しかし、これを紛失したわけです。
そこで、急遽ケチャップを使用することに!
しかしそのケチャップが…
オレンジ。
これでも伝わりはしますが、血というかニンジンジュース吐いたみたいな雰囲気になりかねません。
しかしこれも昨今の編集ソフトならどうにかできるんですよね。
ケチャップの部分だけマスクして色合いを変更し、赤っぽくしました。
もっとどす黒い方がいいのかとも思いましたが、とりあえず血っぽくすることはできました。
てなわけで、ここは暑かったものの、無事終わりました。スケジュール的にも結構余裕がありました。
…この時点では。
まとめ
というわけで、だいぶ長くなりそうなので、今回はひとまずここで終わります。
しかしまだ、最後の恐ろしいハプニングが待っているのです。
ハプニングという言葉は間違ってるかも知れませんね。
いやあ大変だった。そんな意外性のあることではないですが、とりあえず大変でした。
撮影の後半については後日また書くこととします。
とりあえず、ハプニングはまあまあありつつも、撮影はなんとか終えることはできました。
7/9の撮影、遅刻してでも来てくれた役者。彼はもしかしたらそもそも来ないかも? とすら思ってたので、来てくれただけでも一安心でした。彼はさほど完成したムービーにも興味はない気がしてるのですが、とりあえず出てくれたのはありがたいことです。
…などと思っていたら、ムービーに感想と意見がきて、とりあえず大分「いい感じ」に思ってもらえたようでよかったです。『抜本-BAPPON-』のときよりもかなり映像のレベルは上がってる…という自信になりました。あれはあれで後半は特にかなり好きなんですけどね。
とにかく。
この日の撮影でこの映画の最も大変な撮影はこれで終わったので、ここからは編集に邁進します。まだ合成系の撮影があるのですが、これで完成しないことはなくなりました。では、今から自主映画の編集始めるのでこの辺で…
ー続くー
その他の自主映画制作記
まだまだ色々吸収して精進しないとなりません。こんな本を読んだりして。