こんにちは、もみじばです。
映画つくったり音楽つくったりしてる人です。
そんな人なので、音声編集ソフトを時折いじっています。特に、無料なのにやけに高機能で素晴らしすぎる音声編集ソフトAudacityをよく使います。
…というわけで、この記事では音声をラジオ風に加工する方法を紹介します。
私の場合は、つくってる自主制作映画の中でラジオから流れる人の声(セリフ)が必要だったので、フリーソフトAudacityでつくりました。
では早速まいりましょう。
Audacityで音声をラジオ(ラジオボイス)風に加工する方法
冒頭に書いた通り、Audacityは超優れたフリーソフトなので、使い方さえ覚えれば簡単に音声を加工することができます。
実際の操作画面を見たい方向けに、動画も用意したので必要であればご覧ください。
ちなみに、音声を電話風にする方法の動画もあります。やり方は大分似てます。
このようにYouTubeでは、動画制作をしたい方向けに
・動画編集のチュートリアル
・音声編集のチュートリアル
・撮影テクニックの解説
・フリーBGMの配布
などを投稿しています。
気になる方は、私の応援を兼ねてチャンネル登録していただければ嬉しく思いますmm
ラジオっぽくしたい音声を用意
当然ですが、まずはラジオ風に加工したい音声を用意しましょう。
この記事では、この謎のセリフを使用します。
用意したら、Audacityに読み込みます。ウィンドウにドラッグ&ドロップで読み込めます。
ラジオ加工にしたい部分を選択
音声をAudacityに読み込んだら、ラジオボイスにしたい箇所を選択します。
選択ツールで選択するか、音声の全部をラジオっぽくしたい場合はCtrl+Alt(Windowsの場合)で全体を選択すると早いです。私はそうしています。
エフェクトのイコライゼーションを選択
そうしたら範囲を選択した状態で、エフェクトメニューのイコライゼーションをクリックします。
赤丸の箇所です。
ここをクリックすると、以下のようなウィンドウが開きます。
謎のグラフのようなものが現れます。
これを見慣れてる方はすぐわかると思うのですが、横軸が周波数(音の高い低い)、縦軸が音の大きさになっています。グラフが下にいくと音量が小さくなり、一番下まで行くと音量0になるので聞こえなくなります。
この機能で、ラジオ風の音声を再現します。
「曲線を選択」で「AM Radio」を選択
ここまで来たら、イコライゼーションウィンドウの左下辺りにある「曲線を選択」という項目で、「AM Radio」を選択しましょう。
名前からして、いかにもAMラジオ風にしてくれそうですが、まさにあなたのその予想通りです。
ラジオでは一定よりも低い音や高い音がカットされて聞こえないのですが、「AM Radio」を選択すると、そういったラジオの音声を再現するように周波数を加工してくれます。
「OK」をクリック
これを選択したら、ウィンドウ右下の「OK」を押しましょう。
そうすることで、最初に選択した範囲の音声が、AM Radio風に加工されます。
それで完了です。簡単ですね。慣れたら10秒でできます。ホントに。
ラジオボイス完成!
加工された音声と、加工前の音声を比べてみましょう。
加工前(イコライゼーション前)
加工後(イコライゼーション後)
どうでしょう。
加工後の方がこもった感じになって、ラジオ感が出ているかと思います!
これで完成です。
…ですが、もっと極端にしたい場合は、イコライゼーションウィンドウで、山になっているグラフをいじって、山をもっと狭くするとよいです。
山が狭ければ狭い程、低い音や高い音が聞こえなくなるので、音質が粗くなって違いがはっきりします。
たとえば…
これくらいにすると、もっと籠った感じになります。
この場合の音声を聞いてみましょう。
極端ver
このような感じになります。
これがラジオっぽいのかは微妙な線ですが、テクニックは覚えておいて損はないかと思います。損はないどころか得です。スーパーお得マンです。
もっとラジオっぽくしたいという方は「ノイズ」を追加
ラジオボイスを作りたい場合はこれで完成ですが、もっとラジオっぽくしたい場合はラジオノイズを効果音素材サイト等からダウンロードしてきて、合成するとよいかと思います。
その辺りの説明は動画でしているので、興味があれば見てみてください。
おすすめの効果音サイトについての記事もあるので、必要でしたらご覧ください。
まとめ
以上、音声をラジオっぽくする加工する方法の解説・チュートリアルでした!
とにかくAudacityはプロが使っても問題ないレベルのフリーソフトですし、作曲でも動画編集でも使える非常に便利なソフトです。
気になった方はぜひダウンロードしてみるとよいと思います。
Audacityを極めたい方は、ちゃんと勉強してみるのも手だと思います。
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