自主映画というマイナーなことを続けている、このブログの管理人です。管理人って響きちょい古いですよね、どうもこんにちは。さようなら。
さて、
今回はモニター画面に色々合成したい! というときのコツをさらっと紹介します。アフターエフェクトを使いますが、その他ソフトでも変わらない普遍的なことになっています。
細かいところは大変なので触れずに、自分の中で発見したコツをざっと紹介しようと思います。
自主映画編集はほぼ毎日やってるのでそれを全部記事にしてたらもっと人気が出る気もするんですが、編集後にそれを記事にするのはなんだか乗り気になれないのでたまにしか書いてないのです。
そんなレアな記事をどうぞご覧ください。
アフターエフェクトでモニター画面合成をやる方法
まず、意味が分かっていない人のために説明すると、映画の中に出てくるテレビでニュースをやっていたとします。
それは大抵は、実際にニュースを流してあるテレビを撮影するのではなく、なにも表示されていないテレビに対して後から合成でニュース風動画を入れ込むことがほとんどだと思います。
そういう場合に、比較的リアルな感じに合成できる方法を最近見つけたので、その紹介です。
動くモニターに動画をハメ込み合成する方法
動画のチュートリアルと、テキストベースのチュートリアルそれぞれ用意しましたが、まずは動画から。
動くモニターに合成する方法
カメラが動いてたりして、モニターが動いてる場合は「遠近コーナーピン」でトラッキングをして、はめ込み合成します。
固定されてる、動かないモニターに合成する方法
動いてない場合は「CC Power Pin」でいけます。
こんな感じで、YouTubeでは他にもいろいろチュートリアル投稿してるので、よかったら見ていただけたら嬉しいです。喜びの歌です。
テキストで解説(インターフォン編)
ここからは、インターフォンに合成する方法を解説します。別にテレビでもPCでもやり方は同じです!
▼元素材
このようにテレビではないのですが、まあ同じことです。インターホンですね。
今回はこれに合成をします。
合成したい素材は、なんか音の周波数みたいなやつです。
↑これそのものではないですが、こんなようなやつです。
画面の形状にうまく合わせる方法に関しては下記記事にお任せします。「コーナーピン」とか「CC Power Pin」とかのエフェクトを使います。
とにかく、こういったモニターに合成する際、合成したい素材を「通常モード」でそのまま重ねると、なんとなくリアルさが足りません。画面に映りこむ反射とかが消えてしまうからですね。
▼通常モードで合成
まあ、正直、これでもほどほどにはリアルなんですが、画面の右上にあったはずの光の反射が消えていて、少しのっぺりしたようにも見えます。時間がないときはこのままでもいいとは思います。
ただ、どうしたらもっとリアルになるか? と私は考えました。考えてしまいました。そして見つけました。
「加算モード」で合成すればよいのです。そうすると、元素材のモニターの反射とかが活かせるわけです。
▼加算モードで合成
ただ、これだと今度はちょっと明るすぎたり、なんか画面が半透明に見え過ぎます。
というわけで、「加算モードの上に、通常モードで不透明度を80%くらいにしたやつを更に重ねる」となかなかいい感じになるのです。
▼加算モードの上に、通常モードで不透明度を80%くらいにしたやつ
どうでしょうか?
まだまだ半透明すぎるとか、今度は暗い、とかいろいろ意見はあるのかも知れませんが、私としてはこれが好きです。
元素材のリアルな実際の反射等を活かした合成になるわけです。気に入らない人は不透明度を自由に調整したり、グローをかけたりすればよいと思います。
まとめ
以上、けっこうさらっとしてますが、モニター画面へ合成する場合のコツでした。
やっぱり作りながら覚えるのが一番なので、実際にいじって試してみると面白いと思います。
では、今回はさらっとこんなところで。
…ちなみに、今回紹介したこのモニターの合成は、現在鋭意制作中の新作自主映画に使用するカットです。制作記もたまに書いてるので気になってくれたレアな方はぜひどうぞ。
※追記:その後、完成しました! かなり大作で高評価なので見てもらえたら嬉しいです。