さて、アクセスの話。
そして「です・ます調」のときと「だ・である調」のときがあるこのブログですが、この記事では「だ・である調」にしてみるでござる。
というわけで、今回はちょっと煽ったタイトルだが、最近、結構そう思うことがある。アクセス増加系記事は今、世に溢れているのだ。
それゆえに、ブログのアクセスを増やそうと熱意を燃やす駆け出しブロガー達はどの情報を信じればいいのかがわかりにくくなってはいないか。そう思ってこんな記事を書いてみた。
最後は妥当なまとめ方をするよ。
ブログのアクセスを伸ばす方法
ブログで稼ごうと思っている人にとって、ブログのアクセスを伸ばすことは至上命題。もちろん、本当はアフィリエイトのスキルが上がれば、アクセスが少なくても儲けることはできる。
だが、グーグルアナリティクスで収益を上げるのであれば、アクセス絶対に必要だし、アフィリエイトにしても月間1000PVとかではさすがに厳しいと思われる。
そして、最近は「ブログ飯」なんていう言葉があるように、ブログで稼ごうとしている人は増えてきている。そうなると、ブログでアクセスを増やそうとしている人が増えてきているということになる。そして、その中の一握りは実際にアクセスを増やすことに成功していくわけである。
つまり、時代はブログ戦国時代でござるのである。ござ~る。
アクセスを増やすためのノウハウ乱立
そのようにブログでアクセスを増やしたい人が増えてくると、「ブログ アクセス 増やす」だとか、「ブログ アクセス数 増加」であるとか、「ブログ PV数 伸ばす」のようなキーワードで検索する人々が増えるということになる。
そうすると、今度はどうなるか?
実際にブログで大きなアクセスを稼いでいる人たちが、「ブログのアクセスを増やす方法」に関する記事を書き始めるのである。ブログ人口が多い今、ブログのアクセスが多い人も結構いるようで、それらの記事は検索すると無限に出てくる。
そうして、「私が30万PVを達成するために行った5つのこと」「月間5万PV到達!アクセスを伸ばした7つの方法」「私が3ヶ月で10万PV達成できた3つの理由」というような記事を書いた人たちはより一層アクセスを増やしていくのである。
それが悪いということではないし、実際役に立っているとは思う。需要に対して供給する。win-winというやつである。つまり、ウィーンガシャンということだ。
どれが正しいの?
と、ブログのアクセスを増やしたい人にとってはノウハウがそこら中に転がっているわけだから素晴らしい世界である。…と思いきや、本当にそうだろうか?
それらのアクセス増加ノウハウ記事を見たところで間違ってるかどうかなんてわからないし、ブログなんて結果出したもん勝ちなところがあるので、正しいやり方があるというわけでもない。その方法が間違ってるかどうかを検証するすべもほぼない。
そんなわけなので、ブロガーを目指す人たちは、とりあえず特定のブログのアクセス増加記事を信じてやっていったり、色んなブログのアクセス増加記事を見比べて取捨選択してやっていったりすることになる。
それでアクセスが増えなかったとしても、記事の質の問題かも知れないし、キーワード選定が悪いのかも知れない。ノウハウ記事に責任を押し付けるのは難しい。結局のところ、色んなアクセス増加記事がネット上に転がってはいるものの、一定以上は己の力次第だったりするということだろう。
まあ、このこと自体はスポーツとかビジネスとかダイエットとか、どんなものでも言えることではある。
どれを信じればいいの?
次はこんな問題である。確かに、ノウハウ系の情報というのは、正しいかどうかの判断が難しいというのは、スポーツだろうとビジネスだろうとダイエットだろうと同じことである。だが、ブログアクセスのノウハウというのは情報発信へのハードルが結構低いと思う。
ブログをやるのは簡単だし、ブログをやっていてある程度アクセスが伸びたら「ブログアクセスはこうやって伸ばす!」という記事は書きたくなるし、実際書けてしまう。なんならPV数なんて嘘付いてもなかなかバレないだろう。そして、専門的な情報もほぼ必要ないので結構適当に書ける。
どれが正しいのか見極める方法があまりない上に、なかなかに手軽に書けるので、どれが信頼度が高いのか見極めるのは結構難しいように思う。
それに、月間30万PVとかを出している人の中には大学生なんかも結構いる。アクセスが伸びるかどうかをそんなに真剣に担保してもらおうなんてのはそもそも都合が良すぎるともいえる。様々なアクセス増加ノウハウが転がっていても、やっぱりアクセスが実際に伸びる稼働は自己責任に近いだろう。
色々あるよアクセス増加方法
色々あるアクセス増加方法。せっかくなので例を出してみよう。
- 毎日更新する
- 毎日じゃなくていいから継続する
- とりあえず100記事書く
- 最低でも500文字以上書く(1000文字以上などのパターンも)
- とにかくどんどん追記していって、記事を長くする
- 無駄に長くてもよくないので、一定以上は書くけど簡潔にまとめる
- 毎日更新だと質が落ちるので、3日に一回程度のペースで良質な記事を書く
- 特定ジャンルに特化したブログにする
- 雑多ブログの方がアクセスが増える
- 1日に5記事書く
- 中身のない記事はno indexにする
- 更新頻度や記事の文字数は、検索上位表示に関係ないから、とにかく上質な記事を書く
- 記事タイトルにはキーワードを入れる(検索流入狙い)
- 記事タイトルは感情を煽るものにする(SNSでの拡散狙い)
- キーワードで競合サイト・ブログの調査をする
- SEO対策をする
- 記事の最後に意見やまとめを入れる
- 自分が興味のあることを書く
- 炎上させる
- 炎上はSEO的によくないからやらない
- ページの表示速度を早くする
- カテゴリページは検索されないようにする
- カテゴリページも検索されるようにする
- ブロガーのセミナーとかに行く
- ブロガー友達を作る
- 独自ドメインでやる
- 有料サーバーでやる
…とまあ、探せばまだまだ出てくるとは思うものの、ひとまずこんなところで。
これを見るとわかるが、ブログによっては正反対のことを言っているケースも結構あることがわかるだろう。毎日書け、むしろ毎日5記事書けとかあると思えば、毎日じゃなくていいよとか。炎上させるといいよ、炎上させない方がいいよとか。
こうなると、ブログを始めたばかりの人からすると、どうすればいいか迷うことも結構あると思う。
有料ノウハウも色々
しかも、ブログ記事でこういう矛盾し合ったりするノウハウが公開されているだけならなんら問題はないのだが、noteというサービスでノウハウを売ったり、有料メルマガで配信したり、書籍にして売ったりするケースも結構ある。そうなると気軽に比較もできない。
構図としてはこうだ。ちょっとアクセス多いくらいのセミブロガー層はブログアクセス増やす系のノウハウを無料記事で乱立させ、より力のある名の売れた有名ブロガー的な人たちは有料ノウハウをそこかしこで販売する。
それを見て駆け出しブロガーは右往左往するのである。まあ、右往左往しない人もたくさんいると思うが。
しかし
しかし、実はこれは必ずしも適当なアクセス増加ノウハウが出回りまくっている…というわけでもない。
たとえば、一見矛盾する「毎日更新すべし」という意見と「毎日更新しなくても継続すればいい」という意見。これは別に真っ向からぶつかって矛盾しているわけではない。
本当は毎日更新した方がいいけど、それだと精神的に負担になって続かなくなっちゃうから、そうなるくらいなら数日に一回更新した方がよい…ということである。
「特定ジャンルに特化したブログにする」「雑多ブログの方がアクセスが増える」なんかは答えの見えない論争なので矛盾した意見が出ているだけである。
特定ジャンルに特化したブログをいくつか運営するのが検索からアクセスを集めるためだけなら良いとは思われるが、ブログの著者のファンを作ってアクセスを増やす場合はブログを一本化した方がよい場合もある。
ほか、「ブログ記事はとにかく長い方がいい」という意見と「適度に簡潔に」というのは中身のない文章でだらだら書くとよくないが、短すぎてもよくない…という、至極あたり前な話から生まれる問題である。中身が合って長い記事がたくさんあれば一番よいはずだ。
Googleは人間の役に立つコンテンツを上位表示させるので、結局はバランスが重要と思われる。
まとめ
…と、このように矛盾したノウハウを各々が適当に書きまくってるのかと思いきや、意外とそうではないのである。この辺はブログを少し続けていればなんとなく見えてくるのだが、始めたばかりの時はよくわからない可能性も高い。
有料ノウハウを公開している人はブログで食ってけるレベルの人達ばかりなので、恐らくもっと深いところまで踏み込んでいるのは間違いない。だが、それでも各ブロガーで言っていることが矛盾するケースはるはずだ。そこで本質を見抜けるかどうかが重要となるのである。
冒頭にも話したように、最終的には妥当な話にまとまる。
しかし、これらの乱立するノウハウを色々見ていると、「これは間違いないな」ということがわかってくる。
間違いないこと
- 記事のタイトルは超重要
- 上質な記事を時間をかけて書くか、毎日たくさん更新するかのどちらかが必要
- 長期的に見ると絶対に独自ドメインがよい
あとはSEO重視でいくか、人間の感情を揺さぶること重視でいくかで変わってくる。記事のタイトルもキーワード重視にするか、イケダハヤト氏のように人間の感情を煽ることメインでいくかでやり方が少し変わってくる。
意外と普遍的に間違いないことは少ないようである。
他、基本的なSEO対策も重要だが、SEOをほとんど気にしなくても有名な人(先にも述べたイケダハヤト氏がそう)もいるから面白い。
せっかくなので、参考になると思われるアクセスアップ記事を紹介しておく。
参考:パワーブログ化の必須条件!アクセスアップするための13の戦略
参考:素人でも4ヶ月で10万PV超える為に考えたブログ戦略と行った準備
もっかいまとめ
こんな感じで普遍的なことが少なく、アプローチの方法もたくさんあり、誰でも気軽に発信できるのがブログアクセス増加方法である。それゆえ、一見すると「書いたもん勝ち」な適当なノウハウだらけに見えてしまう。
実際、効果があるか極めて怪しいと思われるようなものもあるが、案外どのノウハウも適当というわけではない。ただ、人によってどの方法が合致するかが大きく変わってくるのは間違いない。
そんな私もまだまだ大したアクセス数ではないので、これからも精進である。
ちなみに私は収益のためというよりは、趣味の作曲や自主映画を広く公開するためにアクセスを伸ばしている節がある。音楽はフリー素材としても配信しているので、よかったら聞いていってもらえると嬉しい。
もし本気でアクセスを伸ばしたいのであれば、恐らく書籍の購入が近道だと思われるので、気になったら読んでみるとよいと思う。
ではまた。