ラム×豚骨の濃厚ダブルスープ
最初に前提として話しておくと、この店は「ラム×豚骨のダブルスープ」を売りとしたラーメン屋である。ラムとは、子羊である。
ラム(英: Lamb)は、永久門歯がない、(およその目安として)生後12か月未満の羊、またはその肉(羊肉)。門歯のある、(およその目安として)生後1年以上の羊肉はマトン(英: Mutton)と呼ばれる。正確な定義は、羊肉#等級を参照のこと。
店主の方が色々と研究を重ねるうちに、「これならいける!」と思い立ち、ラムつけ麺専門のお店を始めるまでになったそうな。
ラムつけめん
ラムつけめん 700円(税込)
麺は太く、肉はドンとあり、つけ汁も濃厚で、何か香辛料的な刺激を感じるオーラがある。これが
かなりガツンと来る、濃厚な味。クセがないと言うと嘘になるが、うまいのは間違いない。
臭みは確かにあるし、後味にも残るが、それでも「スタミナ丼」を食べる時のような力強いうまさがあるので、どんどん食べたくなってしまう。
ジンギスカンを食べる時のように、なんだか野性的な気分になるワイルドな味。麺自体もコシがあって食べごたえがある。
チャーシューもラム肉
ちなみに、スープだけでなく、チャーシューもラム肉。徹底的なラム。
全体を通してラム感じはすごいのだが、うまいことはうまいので、一度は食べてみて欲しい。苦手な人も間違いなくいるとは思うが、挑戦の価値はある。
豊富で意外な調味料
卓上には様々な変わった調味料が用意されている。
ほうじ茶、生姜とカルダモンの甘酢、自家製七味、黒胡椒、ラー油
このような意外な調味料がずらり。
ほうじ茶ってなんやそれ!と思うかも知れないが、これがかなり合っていた。後半ちょっと味がくどくなってきたところにほうじ茶を投入すると、なんだかさらっとして食べやすくなるのだ。
レモンは麺の上に元から置いてあるのだが、レモンのようなさっぱりさせる効果プラス、少し味わいの深みが出る感じがあった。味を薄くしているのに深みが出る…そんな不思議な感じ。
そして、生姜とカルダモンの甘酢だが、こちらもまたいい感じだ。生姜を入れるとより刺激的にはなるのだが、甘酢で甘さと酸っぱさを足すことでなんだか結果的にまろやかになる。ワイルドさを活かしたまま、さっぱり食べやすくなる。
自家製七味、黒胡椒、ラー油に関しては普通のラーメン屋にもあるが、さらに濃く、刺激をプラスしたいという人にはおすすめ。黒胡椒は特にアクセントとしてよかった。
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