本当は私がレビューするのも憚れるような、超有名店である。
つけ麺の元祖。そしてラーメンの神様とすら言われる山岸雄一が創業した店である。
店舗外観
王道の風格。
店の雰囲気
▲元祖の写真。
常連が多いのか、客のじいさんがちょいちょい「うまかったよ!」「今日は店長は!」とか、いろいろ話しかけていた。
客も店も互いに感謝する雰囲気はよいもの。
▲モザイクの代わりに、当ブログゲストライターである三文享楽が出した本で顔を隠してみた。
調味料
普通の胡椒のほか、特製の花胡椒がある。さらに、にんにくなんかもある。
もりそば(つけ麺)
もりそば 750円(税込)
これがつけ麺の元祖! である。意外と細めの麺なのだ。
ちゅるちゅる吸える麺に、甘みとどこか酸味を感じる気もするタレ(つけ汁)が絡むと、どんどん食べ進めたくなる。
流行りの濃厚スープとは全然違う方向性で、ラーメンから派生してできたんだな、というのがなんとなくわかるようなスープ。サラサラ系…というか、普通に液体である。スープだ。
ナルトがあるのも元祖の印。卵もとろとろではないのがまた元祖を感じる。
しかし、そのどれもが懐かしくもうまい。
時代を超えて
流行りにころころ味を変えずとも、安定して美味しいものは時代を超えて美味しいのだ…というメッセージを感じようと思えば感じられる。
よく考えてみれば、納豆やらアジの開きやら味噌汁やら…長く愛される食べ物は流行りとか関係なく、ほぼ変わらない味でも皆に愛され続けてるのだから当たり前でもある。
スープ割はあるのかわからなかったので頼まなかったが、満足な一杯だった。
とはいえ、ラーメン・つけ麺を食べまくってる人からすれば、どこか更にパンチかひねりが欲しいとは思うと思うので、大満足まではいかない。だが、だからこそ時代を超えて愛されるのかも知れない。
うんぬんかんぬん。では、そんなところで。