世の中から消えればいいのに。
春になると、そう思う人が数多く発生します。
何のことか?
もちろん、花粉のことです。
花粉症患者は近年どんどん増えているようで、なんと2000万人以上いるとの情報も!
花粉がなくなったら花もなくなってしまい、その先には色あせた未来が待っているのですが、花粉症の人を襲う地獄の目のかゆみ、そして枯れることのない永遠の鼻水は、そんな冷静な思考を人から奪います。
私も大学三年くらいから急に花粉になって春は花粉に襲われる日々…ほんと勘弁してほしすぎて「勘弁」という名前の自主映画を撮りそうなくらいです。
そんな花粉症ですが、対策方法も色々とあります。薬を飲む、マスクをする、サングラスをする…なんていうのはもちろんですが、もっと自然に日常的にできる対策方法もあります。
それが、食べ物・飲み物による花粉症対策です。
これは継続的に食べ(飲み)続けないと効果が出ないものの、続ければ芯から花粉に強くなること請け合いです。ってなわけで早速紹介していきます。花粉との体内戦争勃発です。
花粉症に効く食べ物はこれだ!
基本的にはポリフェノールという物質が花粉に効果があるので、それを含んだ食べ物が推奨されます。
ヨーグルト
ヨーグルトといえば腸内環境をよくすることでまあまあ有名です。有名度がまあまあだということには一定の自信があります。つまり、まあまあの自信です。とにかく、ヨーグルトは乳酸菌によって腸の状態をよくしてくれます。善玉菌を増加させるのです。
そしてそれ以外にも、ヨーグルトには花粉症の原因であるIgE抗体の活動を抑える効果もあるので、アレルギー症状にも有効と言われています。
更に「花粉の症状は腸内環境が悪いと出やすい」…という話もあるので、一石二鳥ですね。鳥に石を投げてはいけません。
おまけ情報
ヨーグルトに白砂糖を入れると効果が減ってしまうそうなので注意! 黒砂糖やはちみつならOKです。
更に、こんな情報も…
「レンコン+乳酸菌」の粉末を、味噌汁やお茶に入れて3ヶ月間被験者に摂取し続けてもらったところ、81%に花粉症の症状緩和が認められたとのこと。
引用:
花粉症を“スーっと抑える”効果絶大なヨーグルトはこれだ!(リンク切れ)
私は今日からヨーグルトとレンコン好きになります。
特にブルガリアヨーグルトに黒砂糖を入れて食べるのが好きです。今後はブルガリアヨーグルトにレンコンを入れます。
キノコ類
免疫力を向上させるビタミン類が多く含まれていること、腸内環境を整えることから、花粉症に効果があります。
魚介類(青魚)
青魚(アジ、イワシ、サバなど)にはDHA、EPAが多く含まれています。これらの成分がアレルギー症状を起こしにくくしてくれます。
にんにく・ニラ・たまねぎなど
これらのちょっと臭い系の食べ物は、ポリフェノールの一種であるケルセチンを含んでいるため、花粉症の改善に効果があります。更に、これらの食べ物にはアリシンという成分も入っており、血行促進・整腸作用などがあり、この成分もまた花粉に効果があります。
臭いが強めのものはなんとなく健康に強いイメージがありますが、期待に応えてくれるようです。
シソ
シソに含まれるロズマリン酸が、過剰に働く免疫反応を正常化し、アレルギー反応を抑えてくれます。特に赤シソはポリフェノールの一種であるアントシアニンも含むため、効果が期待できます。
また、αリノレン酸という成分が含まれた野菜や海藻類には抗アレルギー作用があるのですが、シソにはこれがたくさん含まれているため、花粉症対策になるとされています。
レンコン
レンコンにはタンニン、ビタミンC、ムチン、そしてポリフェノールなど、花粉症に効果がある成分が色々含まれています。本当かはわかりませんが、レンコンの汁を鼻の粘膜に直接塗ると良い…なんて言う情報もありました。
じゃばら
聞いたことのない食べ物ですが、テレビで花粉症対策の食べ物として取り上げられたこともある、柑橘系の果物です。金スマで取り上げられています。
和歌山県東牟婁郡北山村で生産する、柚子(ゆず)でもなくカボスでもなく、「邪(気)をはらう」ところからこの名前がつけられた、北山村では昔から正月料理にかかせない、「幻の果実」と呼ばれている縁起のよい果実(柑橘)です。
ナルリチンという、フラボノイド成分の一種が花粉に効くとのことです。
花粉症に効く飲み物はこれだ!
食べ物だけではなく、飲み物も花粉に効くのです。
ハーブティー
まずはなんとなく効果ありそうな雰囲気があるハーブティー。
甜茶やべにふうき茶、ペパーミントティー、ルイボスティーなど、いわゆるハーブティーには抗アレルギー作用があると言われているものが多く、花粉にも効果があると言われています。迷信というわけではなく、特にヨーロッパでは民間療法として昔から使われており、その効果は認められています。
青汁
青汁に含まれるケールという成分が花粉症に効果があると言われています。青汁は色々と健康に良いと言われているので、試す価値ありですね。
黒酢
黒酢に含まれているアミノ酸には、粘膜や粘液を正常に保って免疫力を高める効果があるため、目のかゆみや、鼻づまりを抑えてくれます。アミノ酸には細胞を再生させる力があるのです。
なんとも言えない食べ物・飲み物
場合による曖昧な食べ物・飲み物たちも存在するのです。
トマト
トマトは色々な意見のある食べ物です。「生だと花粉症が悪化する。しかし加熱すれば大丈夫。そしてトマトジュースなら花粉症対策になる。」…など、色んな情報があります。基本的にはトマトの皮に含まれるナリンゲニンカルコンという成分が良い効果なようです。
ただ、更に複雑なことに、トマトを食べるとまれに口腔アレルギーというのを併発することもあるようで、注意が必要そうです。口腔アレルギーがなんだかは段々専門的になってくるので他サイトに譲ります。
参考サイト:口腔アレルギー症候群・ラテックスフルーツ症候群の診断・治療
赤ワイン
赤ワインはポリフェノールのプロアントシアジニンをたくさん含んでいるので、花粉症に効果がある場合もあります。ただ、お酒というのはアレルギー症状を誘発するヒスタミンを放出してしまうため、そういった視点からはあまりお勧めができません。
そこで推奨されているのが、「ホットワインにして飲む」という方法です。温めればアルコール度数も弱くなり、体が冷えることもなくなるので良い感じなようです。まあ、飲み過ぎないようには注意しましょうね。そして、当然ながら成人限定の手法でございます。
あとがき
これを書きながらもまあまあ花粉にやられているので、これらのものを体内に取り入れて抗花粉人間へと変貌を遂げようと思います。
抗花粉人間へと変貌した私。人類が花粉と友になる日が来れば、そのとき私は人類の敵となることでしょう。
さあ、いくらでも舞い散るがよい、花粉。
ー完ー