神楽坂の裏通りに潜む、そぼろ丼が美味しい懐石屋「吾」 - フリーBGM&自主映画ブログ|"もみじば"のMOMIZizm

グルメ・食

神楽坂の裏通りに潜む、そぼろ丼が美味しい懐石屋「吾」

2016年4月4日

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華やかな空気漂う神楽坂。様々な飲食店で賑わうその坂だが、ひとたび裏に回るとそこは…

 

やはり飲食店が立ち並ぶのである。

 

表通りと比べると少々落ち着いた空気にはなる。

東京理科大が裏にあるとはいえ、やはり学生も皆、表通りに出るようで、裏通りは飲食店の数の割に人通りが少ないのだ。灯台下暗しと言うべきか、これぞ裏通りのよさである。ごちゃごちゃした空気とはおさらばしつつ、飲食店は多いまま。人混みマニア以外には非常に好条件、それが神楽坂の裏通りなのである。

さて、そんな神楽坂の裏通りで今日もまた1つ、新たな店を見つけてしまった。神楽坂開拓中の私だが、まだまだ私の知らない店が眠っているものである。いや、眠っているのは私の方かも知れない。とっくの昔からある店に気づかない私は寝ぼけてるも同然だ。

…と、気取った前置きはこの程度にしよう。本日お邪魔した店は…


裏路地板前心「吾」

である。

裏路地アピールの前置きを語ったが、店名にもわざわざ裏路地と書いてある。実はそのことに私は店を出て、ブログを書くときになってやっと気づいたのだから、驚きの寝ぼけ眼っぷりである。

寝ぼけ眼の私でも気付くことができたそのお店。裏路地でなおかつほんの少し地下に潜った形になっている。

神楽坂裏路地のお店「吾」

裏路地×半地下とは、通な人の心をくすぐりそうだ。私は松屋の牛丼も喜んで食べるので通ではないと思うが、それでもなんとなくいわゆる隠れ家的でテンションが上がる。ドラクエ8よろしくハイテンションだ。

ハイテンションの画像

⇒関連:ドラクエシリーズの独断名作お勧めランキング!そして思い出補正へ…

 

というわけで寝ぼけ眼でハイテンションな私はふらっとそのお店に入ることにした。

ちなみに私を誘い入れたのは看板の写真でひときわ存在感を放っていた そぼろ丼 である。いかにもうまそうだ。特に、真ん中で輝く卵がずるい。卵があると大抵美味しそうに見えるが、わかっていてもやめられない。卵万歳

神楽坂裏路地のお店「吾」2
店内は落ち着いた空気…ではあるが、店員さんが忙しそうなので、そんなには落ち着かない。空いてる時なら非常にいい雰囲気だと思われる。

というわけで、そんな不思議な空気感の元、私は揺らがぬ決心でそぼろ丼を注文。卵なしとありがあったので、間違いのないよう慎重に注文する。

 

「名古屋コーチン卵あり、で。」

 

そう、あのおいしそうな卵は名古屋コーチンだったらしい。私の目に狂いはなかったと、寝ぼけ眼を称えながら待つこと数分。

神楽坂裏路地のお店「吾」店内

店内(というか、座ったカウンターの視界内)の雰囲気

 

選べる小鉢

寝ぼけ眼を褒め称えて数分…

まずは小鉢が運ばれてきた。

 

「好きな小鉢を2つお選びください!」

 

店員さんは忙しそうなので結構急なサプライズで驚いたものの、粋なサービス。ゆっくり選ぶことはできなかったが、どれも丁寧に作られていておいしそうなので適当に蓮根とほうれん草的なものを選ぶ。

小鉢も選べるということで、私のテンションはもう一段階上がる。ドラクエ8で言うところのテンション50くらいである。

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写真はボケてしまったがテンションは下がらなかった。

テンション50の状態で再び待つこと数分。私はドラクエ8で言うところのスーパーハイテンションとなった。

 

そぼろ丼が運ばれてきたのだ。

 

卵が輝くそぼろ丼

神楽坂裏路地のお店「吾」 そぼろ丼

ほろほろと口の中で崩れそうなそぼろ、緑がまぶしいネギの山、そしてその真ん中に鎮座する神々しい生卵…これはまさにうまそうの象徴である。私はネギも好きなのだ。

見ただけである程度の満足感が得られる、という不思議な現象を迎えつつ、ある程度以上の満足を得るために私は箸を進めた。

せっかくなので、もう一枚貼ってしまおう。

神楽坂裏路地のお店「吾」 そぼろ丼2

最初は卵を割らずに、そぼろのみで食べる。

お、思ったより味がしっかり付いている。そぼろはまあまあ濃いめの味で、ご飯が進む。口の中でやはりこぼれるような味わいがいい。

次はネギと一緒に。

うん、やっぱりネギというのは素晴らしい薬味。食感も相まってそぼろの味が引き立つ。
そしてついにお待ちかねの、卵と一緒タイムの到来!

⇒関連:ネギ好き?嫌い?ネギは何がうまいのか考えてみた【シャキシャキ】

 

名古屋コーチンの味わい

卵を丁寧に割り、かき混ぜて食べる。黄身だけなので全体に混ぜるには少し量が足りないが、それでもやっぱり贅沢な味わいがいい。卵が絡むとやはりまた味わいが違うものだ。ある種親子丼となったそぼろ丼は、まろやかなおいしさで私を襲う。

まろやかに襲われた私は既に普通のテンションとなっていた。途中で出された赤だし味噌汁の、熱く、濃い味わいが体に染みていく。

赤だし

しょうがやネギがまろやかな卵とそぼろに刺さり、全体としては薬膳カレー(まではいかないが)的な健康的かつ若干(ほんの若干)刺激的なものを感じた。

 

ごちそうさま。というわけで、要はおいしかった。

 

まとめ

「吾」ショップカード

さて、そぼろ丼はおいしかったが…このブログは作曲・自主映画・小説なんかをやっている創作系のブログなので、中途半端なエッセイ風に書いてみた。こっちの仕上がりは中途半端な味かも知れない。

この流れで言ってしまうと、このそぼろ丼も「超めちゃくちゃうまい!」の域までは来ていなかったのが本音のところ。そんな飯にありつけることはそもそもレアケースだが、「吾」は、ちょいちょい店員さんの忙しい感が溢れ出ていて店内の雰囲気の割には落ち着けない、というのも味を存分に味わえなくしている要因の一つに思う。(食べログにも似たような書き込みがあったりする。)

だが、全体的には結構うまいのは保証できるので、空いてそうなときにはぜひ入ってみて欲しい。空きすぎるとつぶれるし、忙しすぎると味やサービスが雑になるから飲食店は難しい!

その点ブログはアクセス集中しても特に忙しくならないのがいいところだなあ、とブログの素晴らしさに溺れつつ、今日のところはおしまい。

 

-完-

 

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