あちち~
というわけで、2016/2/28にオープンした、今ホットな小説投稿サイト「カクヨム」についての記事です!
以前「時空モノガタリ」という小説投稿・応募サイトを紹介しましたが、こちらの方が見た目的にはメジャーになりそう感が漂いまくりです。
そんな「カクヨム」。小説家を夢見ている少年少女、中年、中肉中背、老爺老婆にとっては心躍ることでしょう。踊った後に現実にやぶれるパターンも大いにあり得ますが、逆に夢を勝ち取る人もいるわけですからどうせなら心躍っちゃいましょうよ。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々。
というわけで、「カクヨム」がどんなサイトなのか紹介したいと思います。投稿する側・読者側の両方の視点から紹介していきます。紹介するんです。
面白い小説を発掘できそうな「カクヨム」
カクヨム - 「書ける、読める、伝えられる」新しい小説投稿サイト
さてさて、上の画像のようになんだかニュースサイト的な雰囲気でこれからの盛り上がりを予感させる「カクヨム」。このサイトのコンセプトを見ていきましょう。
コンセプト
こんな風に書いてあります。
カクヨムは、Web上で小説を「書ける、読める、伝えられる」場所です。そこは、誰でも自由なスタイルで物語を書くことができ、いつでも無限に等しい数の物語を読むことができ、お気に入りの物語を他の人に伝えることができる。そんな「場所」です。
「場所」だそうです。
更に…
カクヨムでは、特定のジャンルや設定に偏ること無く、多様なジャンルの小説が評価されるようにします。二次創作小説についても、許諾の取れたタイトルについては公式に投稿可能にします。
多ジャンルを取り入れるだけでなく、「二次創作」まで積極的に著作権問題をクリアして投稿できるようにしていこうというのだから凄い。
そして…
小説を自由に投稿でき、読めて伝えられる「場所」づくりと並行して、小説を書く・読む「ツール」としての利便性も追求していきます。
なるほど。
投稿する人だけたくさんいても、読まれなかったら意味がないですからね。これはブログにも言えることですね。読みやすくないと読まれない。暇潰しの道具がスマホの登場で無限になってしまった今、特にその辺りは重要なんでしょうね。
ちなみに、カクヨムでは小説を読むためのスマホアプリも提供していくそうです。
関係ないけど、このブログも色んな記事を発信する「場所」っていう説明にしようかな。webも場所になるってことですね。
読みやすい工夫
てなわけで「読みやすくするぞ!」という気合は伝わりました。そこで、どう読みやすいのかを見ていきます。
小説の情報がわかりやすく整理されている
投稿された小説にはプロファイリング的な感じになります。
こんな感じで、投稿された小説の内容がおおよそわかるように、スッキリと整理されているわけです。小説のネタバレとかはないので、そこは安心。
公開7分後になにかしら更新しているとかもわかっちゃうのは、投稿者的には恥ずかしいかも?
小説ページもスッキリしたデザイン
肝心の小説ページはこんな感じです。
文字が少し薄めの灰色なのも含めて、なんとなく全体的に「小説感」が漂っています。
これなら読む気になりますね! なんだか出版されてる小説と同じような雰囲気で読めそうです。当ブログのゲストライター三文享楽にも投稿してほしいものです。
レビュー機能も見やすい
言ってしまえば大量の素人が小説を投稿しまくるわけなので、やっぱり当たり外れは大きいはず…。そんなときに役に立つのがレビューシステムですよね。
こんな感じででっかくわかりやすくレビューが表示されます!
ただ、内輪的なファン層を一度作るとレビューが手当たり次第に高評価…なんてこともあり得るのがこの手のシステムの問題点なので、レビューは参考程度がいいでしょうね。
小説の探し方
全体的に見やすくて読みやすいのはわかったけど、そもそも読みたい小説をどうやって探すねん?
そう激怒している人のために、小説の探し方を紹介します。
シンプルなジャンル分け
まず、小説をざっくり探す際に重要になるのが「ジャンル」です。ジャンル分けという行為自体に賛否両論あったりはしますが、作品が大量になればなるほど、そこは避けては通れないでしょうね。
そのジャンル分け。最近は細分化される傾向にありますが、「カクヨム」ではあえてシンプルに7つに絞っているようです。
ファンタジー
ここではない異世界を舞台にした、また異世界の住人を主人公にした小説作品のジャンルです。
SF
サイエンスフィクションから「すこしふしぎ」まで、空想科学小説のジャンルです。
ホラー
心霊、オカルト、デスゲームなど、「恐怖」を主題とした小説作品のジャンルです。
現代ドラマ
男同士・女同士の友情やお仕事ものなど、現代社会が舞台の小説作品のジャンルです。
現代アクション
現代ベースの世界観で展開されるアクション小説作品のジャンルです。
恋愛・ラブコメ
恋愛を中心テーマとして描かれた小説作品のジャンルです。
ミステリー
謎の提示とその解決をテーマとした小説作品のジャンルです。
上記の7ジャンルです。
トップページはこのジャンルで作品が分類されているので、そこから探すというのも一つの手です。
色んな探し方
それとは別に、色々と探し方が用意されています。下記画像の上部のメニューバーを見てください。
どうやら、「トレンド」「ピックアップ」「新着」「二次創作」という4つの括り方があるようです。それとは別に、通常のいわゆるキーワード検索もあります。
上記の画像は「トレンド」から探す場合の画面です。なんだかクリックしたくなるデザイン・レイアウトになってますね! 小説タイトルよりも、なんか各作品ごとに決められる煽り文を目立たせることでクリックを誘引している感じです。
これは結構いいアイディアかも知れません。煽り文に頼りたくない!とは言っても、読む側が興味をひかれないと読まれないわけなので、これはこれでよさそうです。ちょっとエヴァを思い出しました。暴走しましょう。
キーワード検索するとタグも現れる
そして、もっとピンポイントで探したい場合はキーワード検索ですが、こちらもまた使いやすくなっています。
これは試しに「アクション」というキーワードで検索してみた結果です。右側に小説がずらーっと並ぶのですが、左側には「アクション」という単語が入った「タグ」がずらーっと並びます。刀剣アクション、SFアクション、スパイアクション…そして「安全アクション」という謎のタグも。
ブログにもカテゴリやらタグやらはあるので、そういった感じですね。ニコニコ動画にもありますよね。「歌ってみた」とか。
小説でアクションがこんなにたくさんあるのも驚きましたが、とにかく検索も楽そうです。
コンテスト
ここまでは読む側的な視点が多かったですが、書く側としては気になるのはコンテスト!
しっかりコンテストもやっています。
こちらは第一回コンテストの情報です。すでに終わっていますが、こんな感じでやっています。そしてびっくりなのが…
賞金総額…
700万円!!!
すごっ。って感じですね。まじやばい。やべえって。
というレベルです。
やばすぎて日本語が下手になりました。
そしてやっぱり大賞作品は…
書籍化!!!
です。
これは激熱過ぎますね。書籍化してなおかつ大金をゲットできるわけですから。
書籍化した本が売れれば更に夢は広がります。うーむ、これは小説家志望の人のツボを刺激しますね。
まあ、賞金は総額が700万円なだけで、詳しく調べるとジャンルが7つあって、それぞれの大賞が100万円もらえるということのようですが。それでも書籍化されるわけですからテンション上がりますよね。
あとがき
と、このような感じのサイト。それが「カクヨム」です! まさに書く人読む人、双方のことを考えている感じのできでした。
この記事執筆時はオープン直後なので、ここからまた更によくなっていくことでしょう。今後に注目なサイトです。
ー続くー