考察

”チェーン店の敬語、長すぎて店員早口になる問題”

氷点下で太陽を作ったらどうなるか? そんな疑問から作ったのがこのブログ。

という、ムカつくどうでもいい嘘をついたところで本題です!

 

皆さんはご飯食べますか? 恐らくほとんどの人が食べますよね。ビタミン剤だけで生きていく主義の人もいるとは思いますが、たいていの人は食べるでしょう。

そして、チェーン店にも行くこともあるでしょう。私も当然あります。

 

で、チェーン店というと個人経営の飲食店と違ってサービスが統一されており、丁寧な接客、安定した味だったりしますよね。個性や飛び抜けたうまさはないかも知れませんが、チェーン店にもよさはあるわけです。

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で、チェーン店のサービス・接客の話なんですが、これって結果的にサービス向上になってるの? と思うことがあるので、その話をします。

 


マニュアルが敬語を網羅しすぎて店員が早口になる現象について

敬語の話です。敬語。

 

でも、

「あそこの店員は敬語が間違ってた、本で殴りかかってやる」

 

とか、

「いつも行ってる店の店員が敬語間違えやがった。本で目隠しして殴ってやる」

 

とか、そういう話ではありません。

 

敬語が丁寧すぎて、店員さんが発する言葉の量が多くなりすぎて、結果、早口になってる。

…という現象についてです。まあ、記事タイトルの通りなんですけどね。

 

日本語は敬語にすると長くなる

敬語って基本的に長くなりますよね。

「おはよう」→「おはようございます」

「今から行くわ」→「今から伺います」

「来てね」→「お越しください」

 

逆に、「おはようございます」を「おざます」にしてしまうという輩や「ありがとうございます」という感謝の言葉すら「あざす」と言ってしまう輩もいますね。

ちなみに私は「あざす」と言われるとムカつくことが多いです。言わない方がいいのか、「あざす」でも言った方がいいのかは際どいライン。

脱線しました。とにかく、これが積み重なると結構なもんになるわけです。

更には、敬語以外にもクッション言葉だとか、気遣いの言葉だとかを入れ込むと長くて仕方ありません。安いチェーン店でこれをやられると、「うまい棒買ったらでっかい綺麗な箱に入ってた」ような感覚になります。

 

具体的に

居酒屋・飲食店の店員のイラスト「ビールを運ぶ店員さん」

たとえばどんな敬語のことだよ、と言われそうなので具体例を妄想しましょう。

一応、今日行ってきたサイゼリヤを少し思い出しながら書きます。サイゼリヤがこうだってわけでもありません。一部こんな感じのとこはありましたが。

 

チェーン店 敬語シミュレーション

まず、店に入ります。

 

「いらっしゃいませ」

 

これはいいですね。

次にすでに難関があります。

 

「こちらの席でよろしいでしょうか? お願いいたします。

ご注文がお決まりになりましたら、そちらのボタンでお呼びくださいませ。失礼いたします」

 

こんな感じになることがあります。かつてなら安い定食屋なんかなら「あちらでお願いしゃーす!」と適当に言ってOKだったところですよね。

席を案内した後は「ご注文の際はお呼びください」と短く言う手もありますが、そもそも注文が決まったら店員を呼ぶに決まってるので、なんも言わずにほっとくという荒業もあり得るはずです。(”ボタン式かどうか”は教えると親切ではあります。)

サイゼリヤとかであれば金額的には個人経営の安い定食屋と同じようなものなんですから、そんなにへりくだってサービスする必要もない…と思いますよね。

 

ちなみに、店によってはもっと長くなります。

「こちらの席でよろしいでしょうか? お願いいたします。

よろしければ紙エプロンをお使いいただければと思いますが、ご入り用でしょうか?」

いらん

「かしこまりました。ありがとうございます。

ご注文がお決まりになりましたら、そちらのボタンでお呼びくださいませ。

恐れ入りますが、お水はセルフサービスとなっております。あちらにご用意してございます。

ごゆっくりお過ごしくださいませ、失礼いたします」

みたいなパターンもありますからね。

これに「卓上の岩塩をお好みでお使いください」とか、「ポイントカードはお持ちでしょうか」とか「サラダは2種類からお選びいただけます」とか、様々なオプション言葉があるので、数秒で言おうとすると結構大変。

 

チェーン店は忙しい

居酒屋・飲食店の店員のイラスト「あやまっている店員さん」

これらをゆっくり余裕を持って言えているならいいんですが、実際にはチェーン店はけっこう忙しいパターンが多いです。

なので、こんな丁寧な言葉をのうのうと呑気には言ってられんわけです。言ってる間に別の客も来るし、さっさと業務をこなしていかなくてはならんのです。

なので、早口になるんですね。しかし、「おねがいしゃーす」みたいなのは許されません。ちゃんと、言うべきことはしっかりと言わなくてはならないのです。

なので、”ハキハキとした早口”になります。

 

丁寧な言葉をすごくハキハキと早口で言って、動作も素早いものなので、なんかちょっと面白い感じになります。うひひ。となります。

早く終わらせたい、敬語がめんどくさいようにも聞こえるので、それなら少し削ってスピードも丁寧に言った方が客にも店員にも優しいのでは、と思ってしまいます。

 

予防線としてのサービス

けど、きっと大企業の大チェーン店だとすべての予防線をクリアしておかないとならないんでしょうね。「敬語を増やす」ことは比較的容易にできても、「敬語を減らす」ことは日本企業ではなかなか通らなそうだというのは容易に予想がつきます。

丁寧なのは良いことですが、今更取り上げるまでもなくサービス過剰な雰囲気漂う日本はこのままだと「プライベートは王様気分、仕事はブラック」となりかねませんね。

 

ただ、社長なんかは「客に徹底的な超越的サービスを提供するのが良い企業であり、日本のためだ」と考えがち…もしくはそういうことにして客を増やして利益を上げたいと考えがちで、客側もそれにやっぱり喜びますから。

日本をブラック企業だらけにしてるのはまあ、半分は客ですよね。敬語が早口なのはブラックまでは全然いきませんが、色々考えてたらそれくらいの話になってしまいました。うはは。

 

諸事情ある早口敬語

てなわけで、企業と店員それぞれの諸事情がある中で生まれた現実的な妥協策が

 

”超丁寧な敬語をかなりの早口で言う”

 

というものだったわけです。

この結論自体は誰でも考え付くと思うんで全然どうでもいいんですが、、

とりあえず凄い長い敬語を”削るのではなくて早口で言う”という方向に解決するのが根性論風でもあるし、どこか店員の心中を感じて優しくなれそうになって、なんだか絶妙かつ微妙に面白いのです。風刺漫画を見てるようでもあります。

 

 

まとめ

結論としては、

このままでも面白いからいいけど、働く側的にはめんどいだろうからちょっと短くしたらいいのに

 

という無責任な話でした。

最高の解決策は

 

「長すぎやろ!」

 

と突っ込んで笑いに昇華することですが、たぶん暴力的かつ恫喝を好む客だと思われて終わるのでやめときます。

いやあ、

お笑いって難しい!

 

でんでけでんでけでん


 

こんなことうだうだ言わずに、最低限で失礼にならない敬語をちゃんと学ぶのがまっとうな方向性でしょうな。

敬語って難しい